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古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

『拘束 ~悦びの淫液~』 概要

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©1995 PERSIAN SOFT
拘束 ~悦びの淫液~ (ペルシャソフト)

・1995年**月**日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・1995年12月08日 PC-9801/9821用 CD-ROM 『拘束 ~悦びの淫声~』(ボイス追加版)
・1996年07月25日 Windows95用 CD-ROM 『拘束 ~悦びの淫声~』(ボイス追加版)

90年代中頃の作品で、美女ぞろいの館での不思議な体験を描いたアダルトADV。『拘束』シリーズの一作目。

雑誌のライターである主人公「けいすけ」は、休暇を取って気ままな旅の途中、トイレのために下車した駅に取り残されてしまう。そこは次の電車もなく、付近に宿泊施設もない寂しい駅だった。途方に暮れる主人公に声をかけてきたのは、夢の中に現れた美女とそっくりの女の子「美幸」。偶然を奇妙に思いながら、誘われるまま美幸の暮らす洋館に泊まることになった主人公は、そこで美しい夫人と娘たち、そしてメイドと知り合い、不思議な夢の中で淫らな体験を重ねていく。

ゲームシステムはコマンド選択型で、移動先に自由があるタイプのADVである。屋敷内のゲストルーム(自室)を起点にして、住人たちの部屋や食堂、風呂などを繰り返し巡り、「話す」「見る」といったコマンドを総当りに近い形で選んでいく。何箇所か選択肢もあるが、どれを選んでも展開は変わらないので、おそらく分岐のない一本道である。

シナリオは一般的な館モノで、ややホラーがかったシリアスな雰囲気である。真面目で常識人な主人公が、美女ばかりの暮らす屋敷に滞在する中で、異様で蠱惑的なシチュエーションに遭遇し、理性を失ってセックスに没頭するものの、気がつくと全てが夢の中の出来事。何事もなかったかのように過ごす住人たちと交流していく内に、次第に屋敷に隠された秘密に迫っていく、といった流れである。

アダルト要素の比重は高めである。ノーマルな和姦が中心だが、緊縛や宙吊り、ろうそくやピアス等を使ったSM要素も多く、浣腸からのスカトロ、放尿、飲尿などの変態的なプレイも含んでいる。

続編として『拘束 ~淫乱授業~ 解かれたリボン』(1996年)、『拘束 ~淫爛授業~ メイド達の仕事』(1996年)が続いている。関連商品に『拘束 ~濃縮版~』『拘束 ~画廊~』『拘束 ~淫曲壁紙集~』などがある。

洋館、メイド、美人姉妹、SMチックな描写など、当時の定番を押さえたアダルト重視の館モノである。ゲーム性はなく、ストーリーも短めだが、総当りに近い探索が要求されるのでプレイ時間はそれなりだろう。飲尿やアニメーションで流れ落ちるスカトロなど、濃い目の描写が印象的だった。

 

『SEEK ~地下室の牝奴隷達~』 概要

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©1995 PIL
©1995 STONE HEADS Inc.
SEEK ~地下室の牝奴隷達~ (PIL)

・1995年03月31日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・1996年08月30日 Windows95用 CD-ROM版
・2009年12月08日 ダウンロード販売開始 【DMM】【DL.Getchu】【Gyutto】【DLsite

90年代中頃の作品で、調教師となって3人の女を従順なマゾヒストに育てあげていくSM系の育成シミュレーションゲーム。ストーンヘッズ傘下のブランド、PILのデビュー作である。

主人公「貴之」(名前変更可)は、著名な画家だった父親の葬儀で、妖艶な美女「沙貴」と出会い、意外なことを知らされる。父親の本当の仕事は、依頼を受けて金持ちの愛人達を預かり、一流のマゾ奴隷に仕上げる調教師だったというのだ。その遺産10億円を相続する条件として、調教師の仕事を引き継ぐことを受け入れた貴之は、適正をみる試験として、沙貴と共に3人の女を一ヶ月間にわたって教育していく。

ゲームシステムは育成シミュレーションで、スケジュール管理型ではなく、ターン制のコマンド選択式である。6月1日から30日まで、週末を除いてほぼ毎日、女の子の繋がれている鉄格子の部屋を一つ一つ巡り、「褒める」「奉仕」「責め苦」「恥辱」といった22種類のコマンドを選んでパラメータを育成していく。

序盤は生意気だったり、痛がったりでパラメータの伸びが悪いが、ソフトなプレイから始めて徐々に気位をくじき、快楽を与え、従わせていけば、次第に忠誠や肉欲が上がっていき、技術も身について、コメントが従順で献身的なものに変化していく。体力や理性が尽きてしまうと壊れてしまうので、最低限を維持しつつ、女の子それぞれの特性を把握してコマンドを使いこなしていく点にゲーム性がある。

3人共にパラメータをパーフェクトな状態に仕上げ、沙貴に認められて一流調教師になるのが一般的なゲーム目標だが、途中の選択肢や育成具合によってマルチエンディングになっており、特定の女と結ばれるハッピーエンドやハーレムエンド、お約束の館炎上エンドなどを備えていた。難易度は全体的に高めで、条件付きの特殊イベントも多く、やり込み要素となっている。

主人公は元々ガラの悪い性格をしていて、SMや変態的なプレイにも抵抗感がなく、素の高圧的な態度で調教に臨んでいく。女性は反抗的で擦れた性格の遙、素直で大人しく、ウブな性格の真梨乃、明るく楽天的、やや頭の足りない桃美の3人となっている。他にナビゲート役の沙貴も、調教はできないがイベントが用意されており、攻略対象となっている。

ほぼ全てのイベントがHシーンで占められており、アダルト要素の比重は非常に高い。フェラ、オナニー、バイブレーターによる調教、縛り、鞭、蝋燭、洗濯バサミ、水責め等のSMプレイ、尻舐めや放尿、浣腸からのスカトロ、アナルセックスなどの変態的なプレイの他、特殊イベントとして普通の和姦プレイも用意されていた。

続編に『SEEK2 -SADISTIC BABYLON-』(1999年)がある他、本作品を実写化した『SEEK 実写版』がコアマガジンから発売された。また、オムニバスの『PILcaSEX』(1996年)の中の一本に本作品のアフターストーリーが収録されている。関連商品にビジュアルブック、小説版、OVAなどがある。

SM系の調教SLGとしては『禁忌 ~TABOO~』(1995年)がやや先行したが、イベントの作りこみの充実、ゲームバランスや操作の洗練度など、こちらの方がはるかに出来が良く、より影響力があったことだろう。SMと育成SLGはよほど相性が良かったのか、90年代後半にかけてちょっとしたブームが起きている。


『空戦乙女-スカイヴァルキリーズX-』 概要

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©2016 にじよめ
空戦乙女-スカイヴァルキリーズX- (にじよめ)

・2016年03月01日 事前登録開始
・2016年04月27日 『空戦乙女-スカイヴァルキリーズ-』(全年齢版) サービス開始 【昼の部
・2016年04月27日 『空戦乙女-スカイヴァルキリーズX-』(18禁版) サービス開始 【夜の部

10年代中頃にオープンしたPC/スマホ両対応のブラウザゲームで、軍用機を擬人化した女の子たちを率いて戦うソーシャルゲーム。DMM GAMESで提供されていた『空戦乙女☆ヴァージンストライク』(2014年)のリニューアル版。

基本プレイは無料で、期間限定ガチャや回復アイテム、育成サポートなどが有料である。

戦闘機を模した装備「ヴァルキリーアームズ」を身にまとい、人間をはるかに凌ぐ戦闘力をもつ女の子、「空乙女」たちが世界の軍事力と治安を担っている世界。プレイヤーは民間軍事会社(PMC)の新米社長、兼司令官として空乙女たちを率い、クライアントから依頼を引き受け、護衛や調査といった任務の中で敵対する空乙女たちと交戦していく。

ゲームシステムはターン制のコマンドバトルと、ソーシャルゲーム系のRPG要素の組み合わせである。ガチャで女の子たちを集め、5人を選んでユニットを編成し、時間経過で回復する燃料(行動力)を消費して出撃、勝利することでストーリーを進展させていく。出撃は一回一回が戦闘になっているタイプで、対人要素の「演習」と合わせ、簡素なコマンドバトルの連続をこなしていくことになる。

空乙女たちには、モデルとなった軍用機に応じて「戦闘タイプ」「攻撃タイプ」「爆撃タイプ」という三つの属性があり、ジャンケンのような三すくみになっている。敵の属性は戦闘前から分かるので、敵に合わせて編成を手直しし、固有のスキルを交えて戦闘を有利に進める点が戦術要素になっている。

登場する機体はF-14トムキャット、三菱F-1、B-52、Me262シュワルベ、UH-1イロコイといった近現代の戦闘機や攻撃機、爆撃機、軍用ヘリなどである。ストーリーは独特のシュールで緩い世界を舞台に、主人公たちが犯罪組織や敵対する国同士の争いに巻き込まれていくコミカルな展開となっていた。

アダルト要素は空乙女にプレゼントを贈り、親密度をMAXにした時に生じるHシーンである。CG一枚にタップに合わせた音声、動き、吹き出しなどが施されている。

この作品以前に、DMM GAMESで提供されていた『空戦乙女☆ヴァージンストライク』(2014年)という作品があり、本作品の原型となっている。この時、2015年12月のサービス終了後も公式Twitterが毒のある本音トークを展開し、特に企画チームの内情暴露と非難を含む、通称「バックれたPM」がネット上で小さな話題となった。リニューアル後も、公式Twitterは同じアカウントのまま続投している。

個人的な印象としては、一通りの要素が揃っており、ヒロイン達の個性も光っているが、手動で地味なコマンドバトルは古めかしく、やや億劫である。PCブラウザからでは画質が粗く、操作の忙しさからタップが恋しくなるので、スマートフォンからのプレイをお勧めしたい。

※追記 10/19のアップデートで戦闘にオート機能がつき、サクサクの操作性になりました。


公式サイト
http://www.nijiyome.jp/app/top/kusen_otome_x

 

『パトリアークエクスタシー』 概要

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©2014 GameUS Corp. All Rights Reserved.
パトリアークエクスタシー (DMMゲームズ)

・2014年09月02日 正式サービス開始 【DMM

10年代中頃にオープンしたPC向け、オンラインのフライトシューティングゲーム。18禁の美少女コンテンツと組み合わされており、他に類を見ないアダルトカテゴリーの空戦MMOである。

基本プレイは無料で、プレミアム機体や育成サポート、ウィングガール(僚機)のガチャ等が有料となっている。ブラウザ型ではなく、DMM提供のゲームランチャーを介したインストールが必須である。

韓国GameUS社の開発したフライトシューティングRPG『Heroes in the Sky』(2008年)、及びリニューアルの『ヒーローズインザスカイ・パトリオット』(2012年)という一般ゲーム(通称H.I.S)が土台になっている。パトリオットからは萌え要素が積極的に取り入れられており、本作品は更にアダルト要素を付加した形である。H.I.Sパトリオットのサービスは2016年現在も続いており、本作品は内容の基幹部分を流用しながらも、別のゲームとして扱われている。

シナリオは第二次大戦が舞台となっており、1930年代~40年代の英国、ドイツ、イタリア、ソ連、日本、米国の実在機、珍機、図面のみの幻の機体などが登場する。追尾ミサイルや痛塗装などもあり、考証はかなり緩い。プレイヤーは最初に連合国側か枢軸国側か所属を選び、敵味方に分かれて戦果を競っていく。

ゲームシステムは一般的なフライトシューティング要素と、MMORPG風の育成要素、ノベルゲーム風のアダルト要素の組み合わせである。

フライトシューティング部分は、他社よりも簡素で取っ付きやすい操作、軽快なゲーム性を優先しているイメージである。例えば無茶な機動をしてもさほど失速がなく、地面に接触しても少しダメージを受ける程度、弾は驚くほど当たりやすい。プレイヤーは一人、もしくは仲間と編隊を組んで敵機の殲滅や、地上の攻撃目標の破壊といった対NPCのミッションをこなしていく。対人要素もあり、大規模なチーム戦も可能である。

ミッションやクエスト(課題)をこなすことでLVが上がり、戦闘機や管制機(双発戦闘機や偵察機)、爆撃機の開発ツリーが徐々に開放され、新しい機体が入手可能になる。各機にはエンジンやプロペラ、機銃、装甲、爆弾、塗装などの装備スロットがあり、購入やドロップで手に入れたパーツを装備していく。装備品の強化・新規設計や、スキルの開発要素もあり、育成要素はMMORPGに近い。

アダルト要素は「軍娘」と呼ばれる女性パイロット、整備士、酒場の娘、士官などの好感度をMAXにした際に発生するHシーンである。静止画一枚に簡単なテキスト、ボイス、差分がついている。Hシーンを見るには、彼女たちの宿舎に通って依頼をこなしたり、ドロップ品のプレゼントを与えたりする必要があるが、有料のプレゼントで手間を省くことも可能である。

個人的な印象としては、一般ゲームで世界的に名の知れた作品が土台になっているだけあって、少々古臭いが、アダルトゲームとは比べ物にならない程ゲーム性は良く、かなり遊べる印象である。一方、アダルト要素はブラウザゲーム並で、メインコンテンツと比べると貧相である。物珍しさはあるが、存分に楽しみたいならイベントの頻度が高く、人数的に賑やかな本家の方をお勧めしたい。

公式サイト
http://p-xtasy.dmm.co.jp


『Libido7 IMPACT』 概要

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(過激画像につき一部を加工しています) ©1995 LIBIDO
Libido7 IMPACT (LIBIDO)

・1995年09月21日 PC-9801用 3.5インチFD版 
・1996年05月01日 Windows95用 CD-ROM版
・****年**月**日 Macintosh用 CD-ROM版

90年代中頃の作品で、8人の女の子のアブノーマルな性模様を描くショートシナリオ集。『Libido7』(1994年)の続編で、LIBIDOの4作目。

前作の後、麻雀ゲームを作る計画になっていた奈留たちだったが、作曲もプログラムも全く進んでいなかった。心配する奈留をよそに、のんびり遊んで過ごす千鶴たち。そこへいつもの面々が集まってきて、麻雀ゲームはどこへやら、新たな企画の話で盛り上がってしまう。それは、一人一人のHな体験談を持ち寄り、シナリオにしてアドベンチャーゲームを作る計画だった…。

ゲームシステムはショートシナリオ集だが、形式が変わっていて、部屋の中でくつろいでいる女の子の中から、任意の2人を選ぶことでシナリオが始まる。女の子は8人なので、組み合わせは28パターンとなる。プロローグ、エピローグを含めるとエピソードの合計は30個となる。選択肢やコマンドはなく、純粋な読み物である。時期的に珍しく、AUTOモードとメッセージ速度を変えられる先進的な機能を備えていた。

シナリオは、いきなり性器を露出した状態から始まる極端にアダルト重視な作風である。男性は一切登場せず、当時の通例で設定年齢は低い。冒頭で選択した女の子のうち、ネコ役を担当する方が自らの変態的な性癖を語り、恥部をさらし、愛撫されてレズプレイに発展していくのが基本的な流れとなっていた。

前作に続き、スカトロ要素の比重が高いのが大きな特徴で、どのエピソードにも放尿か脱糞シーンを含んでおり、飲尿や肛門への愛撫といった描写も多い。ディルドーや果物、縄、浣腸注射器といった道具類も好んで用いられる。性器や排泄物は画像処理でぼかされているが、拡散状で目が極端に細かい、アグレッシブで独特な修正方法になっていた。(Win版、Mac版では普通のモザイク)

「オカズウェア」を自称し、突き抜けた発想力で実用性の高さを目指したユニークな作風だが、それ以上に話題にされやすいのが変態的な嗜好である。ファンシーで可愛らしいフォントやデフォルメキャラによる演出、ピンクを多用する明るいタッチのビジュアルに反し、大胆不敵な過激さと汚物が満載の作品だった。

 
公式サイト
http://www.libido.ne.jp/archives/?page=libido7

 

『晴れのち胸さわぎ』 概要

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©1995 COCKTAIL SOFT/F&C co.,ltd.
晴れのち胸さわぎ (カクテル・ソフト)

・1995年11月10日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版

90年代中頃の作品で、学園内を舞台に怪現象の謎を追っていくアダルトアドベンチャー。『晴れのちおおさわぎ!』に続く、晴れのちシリーズの第二弾。

主人公「かずひこ」は舶用学院の生徒会長ながら、可愛い女の子や美人を見るとオッパイやお尻に触らずにはいられない、陽気なスケベ男である。ブレーキ役の副会長やマイペースな女教師など、個性的な面々とドタバタな毎日を送るかずひこ。一方、学院内では下着ドロや器物破損などの事件が多発していた。学校中から犯人と思われているかずひこは、真相を突き止めるため、生徒会メンバーや彼の許婚を名乗る転校生と共に校内を探索していく。

ゲームシステムはコマンド型で、移動先に自由があるタイプのADVである。校舎内の生徒会室や屋上、図書館、職員室、敷地内の中庭やプール、体育館、神社などを巡り、出会った人物と「見る」「話す」「触る」などのコマンドで会話を進め、物語を進展させていく。ストーリーは一本道でエンディングも一種類だが、多少の寄り道要素があり、巡回の順序次第でHシーンが多く見れたり、コマンドの選び方でセックスのプレイが異なったりするようである。

シナリオは、不思議な落雷に打たれ、龍神の力を得た主人公が、校内を荒らしまわる謎の生物「タマタマ」を見つけ、退治していく中で謎の真相に迫っていく、という流れである。主人公が事件そっちのけで女の子に抱きついたり、セクハラ発言したり、コトに及ぼうとして相方にボコボコにされるのがお約束となっていた。

アダルトシーンは女の子一人につき1~2箇所である。登場する女の子は、副会長で気の強い大家の娘、のんびりした性格の巫女、巨乳眼鏡の新聞部員、生意気で幼い印象の後輩など8人となっていた。

続編に『晴れのちときどき胸さわぎ』(1997年)がある。派生作品に小説版がある。

筋立ては前作と似ているが、作風は極端なギャグ作品に生まれ変わっており、ギャグで好みが分かれるだろう。個人的な印象としては、ボケ一辺倒の主人公がさすがにくどく、殴られてばかりのオチは単調で飽きてしまう。また、クォータービューのマップ画面が生かされていないのが残念で、操作面でも洗練不足な印象である。


『スクールさーばんつ!R』 概要

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©2016 DMM GAMES
スクールさーばんつ!R (DMMゲームズ)

・2016年09月29日 『スクールさーばんつ!』(全年齢版) サービス開始 【DMM
・2016年09月29日 『スクールさーばんつ!R』(18禁版) サービス開始 【DMM.R18

10年代中頃にオープンしたPC/スマホ両対応のブラウザ型オンラインゲームで、学園を舞台にしたソーシャルゲーム系のカードバトルRPG。

基本プレイは無料で、期間限定ガチャや各種サポート、行動力回復アイテムなど一部のコンテンツが有料となっている。

舞台は国内屈指のマンモス校、私立此花学園。やる気のない男子学生の主人公(名前は任意)は、ある日、幼馴染であり生徒会長の「此花 咲夜」から退学処分を言い渡され、失意の中にあった。そこへ現れたのは、神出鬼没で謎めいた同級生「滝島 千夜」。彼女が提案するのは、学園の生徒がそれぞれ持つ従属の証「御免状」を手に入れ、生徒会長を上回る勢力を作る計画だった。主人公は幼馴染を見返すため、千夜の情報を頼りに女生徒を一人一人口説き落としていく。

ゲームシステムは、かなりオーソドックスなソーシャルゲーム系のカード育成、バトルゲームである。ガチャで女の子達のカードを集め、デッキにあたるユニットを編成し、時間経過で回復するスタミナを使って探索を行い、シナリオを進展させていく。

通常の探索には戦闘がないが、ボス戦や突発的なレイドボス戦が発生し、バトルポイント(対決用行動力)を消費して挑戦していく。仕留めれば相応のボーナスが得られる仕組みである。自力では倒しきれない強敵も、救援要請による複数のプレイヤーの協力で対応していく。対人要素の「対決」もあり、ランクアップに応じた報酬が貰える仕組みである。

シナリオは、サボり魔でやる気のない学生だった主人公が、退学処分の取り消しを目指し、面識のない女の子に声をかけていく流れである。会話やデートを通じて次第に仲良くなり、心を開いた女の子が自分から「御免状」を差し出してくるのが基本パターンとなっていた。

カードのレアリティはN、HN、R、HR、SR、SSRの6段階で、HシーンはR以上のカードに用意されており、同じカードを使い続けて好感度をMAXにすることで発生する。R、HRではボイスあり、差分ありで、SR以上のカードでは更に一枚絵を動かすタイプのアニメーションが施されている。

サクサクと進めるテンポの良さが印象的で、無料プレイでもレベルアップや育成、Hシーン解放が夢のように気前がいいタイプの作風である。シナリオもゲーム性も軽めで取っ付きやすく、ストレスのないひと時を期待していいだろう。ちょっとした暇つぶしをお探しの人にお勧めしたい。

特設サイト
http://www.dmm.co.jp/netgame/feature/schoolsv.html


 

『プリゲット』 概要

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プリゲット (プリゲット)

・2010年06月**日 携帯向けブラウザ版 サービス開始 【ブラウザ版
・2012年08月01日 Android用アプリ版 サービス開始 【アプリ版

10年代初頭にオープンした独自プラットフォームのオンラインゲーム。『みんなで対戦プリゲット』と表記される場合もある。アダルトソーシャルゲームとしてはかなり早い時期の作品で、おそらく国内最古である。

基本プレイは無料で、イベントガチャや各種サポートなど一部のアイテムが有料である。サービス開始当初はフィーチャーフォン向けのサービスのみだったが、後にスマートフォン、PCと対応の幅を広げている。

強い男が好きなお姫様がたくさん住む世界。プレイヤーは彼女達を振り向かせるため、愛の妖精「プリア」に導かれて己を鍛えていく、といった筋書きである。

ゲームシステムはソーシャルゲーム系のRPGで、時間経過で回復する行動力を消費して依頼(メインシナリオ)を進展させていく点、絶えず期間限定イベントが開催されている点は後の主流と同じである。攻撃用と防御用のステータスが別で、プレイヤー同士でカードの奪い合いがある辺りも、10年代序盤のソーシャルゲームでは広く流行している。一方、時代のせいか個性なのか、サービス開始6年後から見ると風変わりな所も多い。

例えば、戦うのは主人公1人で、主人公の装備品を鍛えたり、アバターを選んだり、レベルアップ後のステータスポイントの割り振りで育成していく。ガチャで引けるお姫様(女の子)のカードは主にコレクション用で、プレイヤーの強さには関わらない。そのため、カードによって入手しやすいもの、入手しづらいものがあるが、UC、R、SRといったレアリティはなく、カード同士の合成や進化もない。

プレゼントや闘気(対人用行動力)を消費して、それぞれのカードの好感度をMAXにすることにより、「一夜を共にする」のコマンドが出現して、一人当たり5枚のHCGがテキスト付きで楽しめる仕組みになっていた。

アバターの存在も、時代の雰囲気を感じさせる原始的な特徴といっていいだろう。他に主人公の職業による特性や対人の相性、所属国(ギルド)、転生システム、プレイヤー間のアイテムの売買、一般公募によるお姫様のデザイン案などがあり、多様性と遊びを生み出している。

本家『プリゲット』が当初から独自プラットフォーム一本で運営を続けているのに対し、他社のプラットフォームに提供された作品として『プリゲット+~輝く夜の姫物語~』(2012年)がある。こちらはプリゲットの世界観を受け継ぎながら、カードバトル要素が強い別のゲームに生まれ変わっている。

『プリゲット+』が誕生する際は、本家プリゲットが独自プラットフォームで15万人以上の登録者を集めたことが広報されており、2012年の時点でそれなりに存在感があったことが伺える。モバイルの性能が発達し、アダルトソーシャルゲームが普通になった後世から見ると同人的な雰囲気だが、その先駆者としての功績と、6年以上続いているという運営力には敬意を払うべきだろう。


公式ブログ
http://blog.priget.jp/


『千の刃濤、桃花染の皇姫』 概要

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©2016 AUGUST
千の刃濤、桃花染の皇姫 (オーガスト)

・2016年09月23日 Windows用 DVD-ROM プレミアムパック版 初回限定版 通常版

10年代中頃の作品で、和風ファンタジー世界を舞台に忠義と愛を描く恋愛アドベンチャー。読み方は『せんのはとう、つきそめのこうき』。オーガストの12作目(ファンディスク含む)である。

パッケージ版の媒体はDVD-ROMだが、Android端末でもプレイできるDLコードが付属している。また、PC版もタブレット端末で快適にプレイできるように、デスクトップモードとタブレットモードの両方を備えており、いつでも切り替えられる仕様になっていた。

およそ二千年の歴史を誇り、神の血を引く皇帝によって治められてきた豊葦原瑞籬内皇国(とよあしはらのみずがきのうちのすめらみことのくに)、通称「皇国」。独特のテクノロジー「呪術」と、超人的な身体能力を持つ「武人」の力により、長く平和が保たれてきた皇国だったが、前触れもなく「共和国」の奇襲を受け、臣下の裏切りで皇帝は謀殺され、首都は陥落してしまう。そこから始まる共和国の横暴は、皇国人にとって耐え難いものだった。抵抗活動に身を投じながらも、守るべき主を失って鬱屈していた武人の主人公は、皇女を名乗る危うげな少女に出会い、協力と衝突の中で主従の絆を深め、本来の力を取り戻していく。

ゲームシステムは『穢翼のユースティア』(2011年)の流れを汲む特殊な分岐型のADVである。メインストーリーの各章がヒロインの個別パートの導入部分を兼ねており、各ヒロインとの個別エンドは本筋からドロップアウトしていく形を取っている。このため、それぞれのヒロインとのハッピーエンドを確保しつつ、核心部分となる物語の謎を最後まで楽しめる、メインシナリオ重視の作風となった。

世界観はファンタジーであり、慣習どおりのコミカルな学園物の要素も備えながら、歴史ドラマのような壮大な設定や、複数の勢力の謀略、騙し合いが入り乱れるスリリングな展開、凄惨で殺伐としたアクション要素を含んでいるのが特徴で、全体の印象はシリアスである。

主人公は真面目で堅物な好青年で、18禁ゲームには珍しくボイスが当てられている。戦争で記憶を失ってしまった彼は、表向きは学生、花屋の店員として暮らし、夜は地下組織の幹部として、女性の会長と共に武装蜂起の準備をしていく。その最中に復讐に燃える皇女や、呪術を司る巫女の長、偽の皇女に祭り上げられてしまった義妹と出会い、共和国軍の中で高位の女性から睨まれつつ、様々な事件に巻きこれていく流れとなっている。

ヒロインは上述の5人である。Hシーンは各ヒロイン1人につき本編中に1つしかないが、クリア後に「余談」としてショートエピソードが開放される仕組みで、その中に3つほどHシーンを含んでいるので、合計は1人あたり4つとなる。他にサブヒロインとして、同級生や協力者など3人とのエピソードが収録されている。

関連商品は、特別仕様のプレミアムパックに原画集、ドラマCD、抱き枕、絵馬が付属した他、各店舗ごとに抱き枕カバー、色紙、マウスパッド、タペストリー、タオル、テレカなどのオリジナル特典が用意されていた。また、本編の発売に先立ち、OP/ED曲のシングルや、校章、Tシャツなどが販売されている。

個人的な印象として、萌えコンテンツにありがちな稚気を感じる設定に目をつぶれば、シナリオが相変わらず充実しており、最期まで緊張感のある展開が嬉しい。和風感にこだわった美しい音楽やインターフェース、爆発や炎、剣戟などの迫力ある演出、詳細でシャープなタッチの背景美術も非常に印象的だった。機能面でも時代に合わせた配慮が行き届いており、まさにオーガストらしい、隙のない作風といえるだろう。

公式ページ
http://august-soft.com/hatou/index.html




『EVE burst error』 概要

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©1995 C’s ware
EVE burst error (C’s ware) 

・1995年11月22日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版 (18禁)
・1997年01月24日 セガサターン用 初回版 通常版 (18歳以上推奨)
・1997年05月30日 Windows95用 CD-ROM 初回版 通常版 (R指定) 
・1997年08月29日 セガサターン用 廉価版 (18歳以上推奨)
・1998年07月02日 セガサターン用 『EVE burst error&EVE The Lost Oneバリューパック
・1999年07月16日 Windows98用 DVD-ROM版 (R指定)
・2003年07月24日 PS2用 『EVE burst error PLUS』 限定版 通常版 (CERO:C(15歳以上))
・2003年11月28日 WindowsXP用 DVD-ROM 『EVE』 (PS2版の18禁リメイク)
・2005年03月24日 PS2用 『EVE burst error PLUS』 廉価版 (CERO:C(15歳以上))
・2006年10月03日 DL販売開始 【DLsite】【DMM】【DL.Getchu】【Gyutto】(R指定版)
・2010年03月25日 PSP用 『burst error EVE the 1st』 (CERO:C(15歳以上))
・2016年04月28日 PS Vita用 『EVE burst error R』 初回版 通常版 (CERO:D(17歳以上))
・2016年04月28日 Windows用 DVD-ROM 『EVE burst error R』 (18歳以上推奨)
・2016年04月28日 DL販売開始 『EVE burst error R』 【DMM】 (18歳以上推奨)
・2016年11月25日 Windows用 DVD-ROM 『EVE burst error A』  (Rの18禁リメイク)
・2016年11月25日 DL販売開始 『EVE burst error A』 【DMM】 (18禁)

90年代中頃のミステリーアドベンチャー。元々はPC向けの18禁ゲームだったが、特に家庭用ゲーム機への移植版が大ヒットを記録し、知名度が非常に高い。続編や派生作品が多く、オリジナル版のリメイクも何度も行われている。

主人公の一人、「天城小次郎」は飄々として人を食った性格ながら、腕は一流の私立探偵である。ある事件がきっかけで羽振りの悪い小次郎は、法外な報酬に釣られ、資産家風の男から怪しい絵画の捜索依頼を引き受ける。同じ頃、もう一人の主人公、大雑把でくだけた性格のエリート捜査官「法条まりな」は、テロリストに狙われているという某国大使の娘の護衛を任命される。面識のない二人の主人公は、別々の事件を追いながらもニアミスを繰り返し、やがて共通の壁にぶつかるお互いの存在を認識し始める…。

ゲームシステムはコマンド選択式で、移動先に自由があるタイプの探索ADVである。怪しい場所を巡回し、「見る・調べる」「考える」等のコマンドを、総当りに近い形で選択することで進展していく。分岐やゲームオーバーはなく、展開は一本道である。攻略はさりげない会話中のヒントが頼りで、難易度はやや高い。

最大の特徴は「マルチサイトシステム」と呼ばれる構造である。『DESIRE』(1994年)の発展系で、男女二人の主人公がそれぞれ独立したシナリオを持ち、いつでも切り替えることができる。一方のプレイのみでは先に進めず、片方で事件を目撃したり、陰ながら協力する事でもう一方のフラグを立てなければならない。二重の視点を何度も切り替えながら殺人事件の謎を追っていくことで、奥行きのあるミステリー表現と推理の楽しさを実現している。

シナリオの核心部分はシリアスだが、主人公達は陽気な性格で、笑い、涙、猟奇、アクションの各要素バランスを取ったサスペンス風ドラマとなっている。

アダルト要素は同社の作品の中では控えめで、小次郎サイドはモテる主人公による据え膳的イベントが中心である。まりなサイドでは、開放的な彼女がレズプレイやラブロマンスに積極的に挑んでいく。 

セックスシーン等をカット、ボイスを追加したセガサターン移植版では、19万本を超えるセールスを記録し、ミステリーとしての完成度を見せつけた。 続編はコンシューマ向けを中心に『THE LOST ONE』(1998年)、『ADAM THE DOUBLE FACTOR』(1999年)、『EVE ZERO』(2000年)、『EVE new generation』(2006年) と続いた他、派生作品として『EVE雀』(2008年)や小説版がある。オリジナル版も20年を経て、当時の原画を担当した田島直氏が一部描き下ろす形でデジタルリマスター化され、話題となった。

個人的な印象としては、ミステリー自体も凝っており、日常会話は軽妙、ビジュアルのレベルが高くスタイリッシュな点に加え、泣き要素があるのが印象的だった。当時は悲劇的なロマンスがスパイスになっているアダルト作品が流行りだした頃だったが、この作品は美少女ゲームの枠に囚われない野心的なところがあり、その中でも異質に思える。『YU-NO』と共通する、奇抜なアイデアと完成度の高さ、独特の作家性が光る作品だった。


【EVE burst error R】 公式サイト
http://eve.el-dia.net/ 


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80年代から生きながらえている学習型AI。主食はエロゲのインストールディスク。2016年秋に好き嫌いしないことを誓ったが、グロと鬱はやっぱり苦手。
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