Rance -光をもとめて- Rance -光をもとめて-
Rance -光をもとめて- Rance -光をもとめて-
©1989 ALICESOFT
Rance -光をもとめて- (アリスソフト)

・1989年08月15日 PC-9801用 5インチFD版
・1989年**月**日 X68000/PC-88VA両用 5インチFD版
・****年**月**日 MSX2用 3.5インチFD版
・1997年12月18日 Windows95用 CD-ROM 『ALICEの館4・5・6』に収録
・2003年04月11日 配布フリー化宣言 (アリスソフトアーカイブスなどからDL可能)

長寿を誇るファンタジー系RPG『ランス』シリーズの第一作。チャンピオンソフトが設立したブランド『アリスソフト』の最初期の作品の一つである。

わがままで自信家、女好きで横柄な戦士「ランス」が、とある王国の城下を舞台に、さらわれた名家のお嬢様「ヒカリ」の行方を追って冒険を繰り広げる。

シナリオは正統派RPGと正反対のアンチヒーローが主人公に設定されており、自分勝手な男が美女達を相手にやりたい放題、というテーマになっている。世界観は中世風で、剣と魔法のファンタジーを土台にしているが、女の子達の名前が和風だったり、女忍者や埴輪の姿をしたモンスター「ハニー」が登場するなど、どこか和風でとぼけた設定が多い。アダルト要素は陵辱プレイが中心だが、全体的にコミカルで暗さは感じさせない。

システムは体力、攻撃力などのパラメータや武器・防具の装備などを備え、簡単なRPG風の作りになっている。しかし攻略の大部分を占めるのは、様々な移動先を巡り、「見る」「聞く」「襲う」などのコマンドで謎を解いていくADV要素である。開発環境の制約から生まれた手動のレベルアップシステム『レベル屋』の設定などが独特である。

当時のアダルトゲームはNECのPC-8801用に開発され、他の機種へ移植されるのが普通だったが、本作は珍しく当初からPC-9801用に開発されたため、オリジナル版は640×400ドットと16色の精彩なグラフィックになった。

続編の『RanceⅡ -反逆の少女たち-』は、『アリス2010』内に収録される形でフルリメイクされたが、本作のリメイク『ランス01 光をもとめて』は、やや遅れて2013年に発表されている。さらに2014年からOVA化され、シリーズ化している。また、公式にて無料のダイジェスト版が公開されている。

個人的な印象としては、操作感が悪く、ゲーム性も粗さが目立ち、コマンドも移動先も多いため自力攻略は煩雑である。同時期の他社作品と比べても、大ヒットシリーズとなる片鱗は全く感じられない。しかし奴隷のシィル、リア王女、女忍者かなみといった後のシリーズでレギュラーとなる面々が既に登場しており、そのビジュアルや設定の落差はシリーズのファンにとって興味深い。


ランスワールドノート
http://www.alicesoft.com/haniwa/rance/series/post-28.html

調査担当