カオスエンジェルズ サンプル カオスエンジェルズ サンプル
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©1988 H.Komatsu/ACCII
カオスエンジェルズ (ASCII)

・1988年07月**日 PC-8801用 FD版
・1989年05月19日 MSX2/MSX2+用 3.5インチFD
・1989年12月15日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版

80年代終盤の作品で、3D視点のダンジョン探索RPG。ゲームとしての完成度が高く、やり込み系アダルトゲームというジャンルを開拓した作品の一つだった。

冒険者の主人公は、酒場で出会った老人から不思議な物を託された。それは、月が真上にある時だけ砂漠の中に現れるという、伝説の「ウロボロスの搭」の鍵だった。幸運にも搭へたどり着いた彼は、塔内の各所にある謎の落書きを頼りに、女の子の姿をした魔物ばかりの不思議なダンジョンの探索を始める。

パーティは主人公一人で、搭の外に張ったキャンプを拠点に、各階でレベルアップや装備、キーアイテムを整えながら上階を目指していく流れである。パラメータは少なく、RPGとしては簡素な作りだが、宝石(MPにあたる)を消費することで使える魔法と、モンスターから覚えられる特殊能力を駆使する点が独特で、戦略性を生み出している。

本作の最大の特徴は、モンスターが全員女の子として描かれている点である。体力と別にバイタリティというパラメータがあり、余力を残したまま倒すことが出来れば、自動的に陵辱シーンが表示され、そのモンスター固有の特殊能力を一時的に覚えられる仕様となっている。この「女の子モンスター」の登場は画期的で、後の『RanceⅡ -反逆の少女たち-』(1990年)や『ドラゴンナイトⅡ』(1990年)など、アダルトRPGを代表する他社作品に受け継がれ、その後のスタンダードになった。

陵辱シーンは一匹あたりCGが二枚のみで、テキストでの描写もなく、アダルト要素には比重がない。

女の子達のポップな絵が非常に可愛らしく、本作の大きな魅力になっている。難点はレベルを上げてから雑魚を倒すと問答無用で陵辱が始まってしまい、せっかく覚えた特殊能力が上書きされてしまう辺りか。個人的には主人公の境遇や性格が語られることがなく、最後まで謎の人物なのが印象的だった。

調査担当