マリちゃん危機一髪 サンプル マリちゃん危機一髪 サンプル
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©1983 槙村ただし/ENIX
マリちゃん危機一髪 (エニックス)

・1983年02月**日? PC-8801用 ロムカセット版
・****年**月**日? FM-7/8用 ロムカセット版
・****年**月**日? パソピア7用 ロムカセット版

当時の人気ジャンルだった「野球拳」の一種で、悪い横恋慕男から命を狙われる「マリちゃん」をジャンケン勝負で救い出すゲーム。

ゲームは全5面で、マリちゃんから愛されている主人公が、彼女を刺し殺そうとする悪人を刺し返したり、すべての電極のスイッチをOFFにすることで感電死のピンチを救ったり、注水用のホースを減らすことで溺死から救い出したりしていく展開で、救い出す度にマリちゃんが一枚ずつ脱いでいくという野球拳の構成となっていた。

勝負は4ポイント先取やサドンデスなど様々なルールのジャンケン勝負で、リアル制限時間付きの勝負やコンテニュー不可の最終ステージなど、緊迫感を与える様々な趣向が凝らしてあり、失敗すればマリちゃんは遺影写真になってしまう。

脱衣CGは一枚の立ち絵が次第に薄着になっていくのみだが、狭い画面を最大限に生かす奇妙なポーズが妙に印象的である。全クリア後の股間の描写はプログラムエラーというメッセージに隠され、制作者がプレイヤーに力不足を謝罪するというメタフィクションになっていた。

製作は『野球拳』(九十九電機)と同じ槙村ただし氏で、野球拳から一歩抜け出そうと試行錯誤する様子が感じられる過渡期の作品である。野球拳の発展形、アドベンチャーの一歩手前といったところだろうか。そのゲーム性が認められ、エニックス主催の「第1回ゲーム・ホビープログラムコンテスト」で優秀賞を受賞している。

テープメディア版にはマリちゃんの声の一部が収録されており、OPとクリア後に声の出演として製作者の親戚にあたる女性の名前がクレジットされていた。史上初の音声付きアダルトゲームと言えなくもないが、やや大げさか。

調査担当