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©1986 昭和通商
SUPER MARUO (昭和通商)

・1986年12月**日 ファミリーコンピュータ用 カセットロム

任天堂のライセンス審査を受けず、無許可で発売されたファミコン初のアダルトソフトで、逃げ回る女の子を捕まえるアクションゲーム。

スクロールのない固定画面のアクションで、登場するキャラクターは2人と1匹だけである。俯瞰型の2Dフィールド上で主人公「マルオ」を操作し、犬の妨害を避けながら「ヒーチ姫」を捕まえることができれば、ご褒美のHシーンが拝めるという粗末な内容となっていた。

1面クリアで上半身の脱衣、2面クリアで棒状の物を挿入される全裸の姫がアニメーションで表示される。この2面クリアのご褒美シーンが正面から挿入、後背位から挿入など4種類あるため、8回クリアすればすべての画像が見られる仕様である。

名前からは人気アクションゲームのパロディだった事が窺える一方、ゲーム要素は謎のPCゲーム『パスカル』(1983)や『メイズパニック』(1985)、問題作『177』(1986)と似ている。

「ファミコン」に質の悪いソフト、いかがわしい作品、海賊版が氾濫する事を警戒していた任天堂は、発売当初からソフト開発に他社(サードパーティ)の参入を認めながらも、内容の審査や製造に厳格な管理体制を敷いていた。しかし、その監視の目を逃れて「ダビングマシン」と呼ばれる家庭用のソフトコピー装置も存在したらしく、コピー用の空のカセットRAMと共に、雑誌広告による通販などで密かに流通していたようだ。

「SUPER MARUO」もそうした裏流通商品の一つだったと考えられ、現在確認できるものは元々がダビング用のカセットRAMだったものにパッケージされている。

事態を知った任天堂の対処が早く、一ヶ月程で販売停止になった為に流通数が極めて少ない。その為、コレクターから高額のプレミアムソフトとして扱われる事があり、2007年のネットオークションでは50万円近い値段で落札された事が話題となった。

尚、『昭和通商』という名前は、阿片などを扱った戦時中の悪名高い国策会社にも使われているが、直接の関係はないと思われる。東京品川区に現存する塗料関連の『昭和通商』も同様である。

調査担当