弟切草 (チュンソフト)
【注意】非アダルトゲームです。

・1992年03月07日 スーパーファミコン版
・1999年03月25日 プレイステーション用 『弟切草 蘇生編
・2001年04月12日 プレイステーション用 『弟切草 蘇生編』 廉価版
・2004年07月09日 携帯電話用アプリ配信開始 (iモード EZweb Yahoo!ケータイ)
・2007年08月28日 Wii バーチャルコンソール版 配信開始

「サウンドノベル」というジャンルを切り開いたスーパーファミコン全盛期の作品で、怪しい館に迷い込んだ男女が様々な恐怖を体験していくサスペンスホラー。

主人公(名前は任意)と大学の同級生「奈美」は、人気のない山道で自動車のトラブルにより遭難する。雷雨の中、たどり着いた無人の洋館で一夜を明かす事を決めた二人だったが・・・。

システムはテキスト全画面表示のノベル形式で、恐怖を煽る効果音やBGMがふんだんに盛り込まれ、想像を刺激するためか人物等はビジュアルで一切登場せず、映像は風景や暗示的なものに限られているという非常に珍しい演出となっていた。

一方で選択肢が多く、その経路によって物語が複雑に分岐していく事から、テキスト主体のアドベンチャーゲームの一種とみなす事もできる。周回プレイを前提としているのが特徴的で、END後に新しい選択肢が出現し、最終的に10種類以上のマルチエンディングとなっていた。この形態は後のビジュアルノベルやADVに多大な影響を与えていると思われる。

10種類のエンディングを見た後、ロード画面の本の栞の色がピンク色に変化し、若干のお色気シーンを含んだおまけシナリオが楽しめる仕様となっていたが、出現させるまでの道のりが非常な労力を要する事から話題となり、「ピンクのしおり」として有名になった。内容は緊迫した場面にも関わらず、妙にエロ方面に偏った選択肢が出現したり、他ルートとの違いに憤ったりと笑いを取る方向性になっており、キスや抱擁以上のアダルト描写はぼかした表現となっている。

売り上げは30万本を超え、何度かプレイステーション用や携帯用アプリとしてリメイクされている。また、後継のサウンドノベルとして『かまいたちの夜』シリーズが4作続いた他、映画版小説版コミック版サントラなども製作されている。

調査担当