女子寮パニック サンプル 女子寮パニック サンプル
女子寮パニック サンプル 女子寮パニック サンプル
©1983 ENIX
女子寮パニック (ENIX)

・1983年06月**日? FM-7/8用 カセットテープ版
・1983年**月**日? PC-8801用 カセットテープ版

パソコンゲーム黎明期の作品で、女子寮への侵入をテーマにしたギャグタッチの探索アドベンチャー。『マリちゃん危機一髪』(1983年2月)と同じ、槙村ただし氏の作品である。

「ロムちゃん」は躾の厳しい女子校の1年生。ある日、主人公とデートの待ち合わせをしていると、女子寮のガードマンが彼女を強引に連れ戻してしまった。腕ずくで取り返す事を決意した主人公は、夜を待って女子寮に潜入し、ガードマンの目を避けながら最上階のロムちゃんの部屋を目指していく。

システムはリアルタイムに時間が経過していくコマンドADVである。女子寮は5階建てとなっており、各階層で上階へ登るための鍵やフラグを探して、一つ一つの部屋を鍵穴から覗き、慎重に開けていく流れとなっていた。部屋には罠が仕掛けてあったり、関係のない女子校生に対して妙なセクハラコマンドが出たり、オカマやドブスに捕まって時間を取られたりと、展開はコミカルで混沌としている。

コマンドはコマンド入力式が普通だった時代に珍しく、方向キーに割り当てられた選択肢となっていて、テンポの良い進行を可能にしている。直感的に操作できる点も随分と時代を先取りしていただろう。ちなみに選択式コマンドのアドベンチャーは、後に同社の『オホーツクに消ゆ』(1984年12月)が確立したとされている。

アダルト要素は控えめで、上記のセクハラの他は、無事にロムちゃんを救い出すことが出来た後、シャワーシーンを拝む事ができるのみである。

作風は『マリちゃん危機一髪』より運の要素は抑え気味となり、ボリュームが多い割に丁寧に進めれば必ずクリアできるあたり、アドベンチャーとしては本格的で、ツッコミ所満載のおバカ路線も見ていて楽しい。この作品や『団地妻の誘惑』以後、女子寮やマンションを探索するアドベンチャーは人気の題材となっている。

調査担当