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©1983 CSK
 (CSK/LOVECOM)

・1983年11月**日? FM-7用 カセットテープ版
・1984年01月**日? PC-8801用 カセットテープ版

パソコンゲーム黎明期の作品で、谷崎潤一郎原作の同名映画をゲーム化した作品。

女房と若く美しい女「光子」が愛し合う仲になってしまった。夫として立つ瀬が無くなってしまった主人公は、女房の愛を取り戻すべく、隣で寝入っている光子に密かな悪戯を始める。

原作は愛憎に彩られ、複雑に絡み合った人間模様とその内面に迫った純文学作品だが、ゲームの内容は「片手だけを使って光子をその気にさせろ」というだけのシンプルなコマンドアドベンチャーである。女性同士が絡み合うパッケージが目を引き、谷崎潤一郎らしき肖像が進行役として冒頭とエンディングに登場しているが、原作とは似ても似つかない内容となってしまった。

シナリオは反対隣で寝ている女房を起こさないよう、片手だけで光子の感じるポイントを突いていき、その気にさせればクリアという単純素朴なものである。コマンド入力式で、「どこに手をやりますか?」→「ムネ」→「どうしますか?」→「モム」といった形で、片手だけで行える動作を想像し、キーワードを当てはめていく流れである。

一見、性技を組み立てていく擬似セックスゲームのようだが、フラグとなるキーワードがガッチリ固定されている為に自由度が低く、当時普通だった類推を楽しむアドベンチャーゲームといえる。ビジュアル面も変わっていて、女体は大きく肉感的に描かれており、劇画タッチの成人漫画のようなドロドロとした妖しさを感じさせる。

調査担当