ALICE サンプル ALICE サンプル
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©1984 PSK
ALICE (PSK)

・1984年05月**日? FM-7用 5インチFD版
・1984年07月**日? PC-8801用 5インチFD版
・1984年**月**日? FM-11用 ??

80年代中頃の作品で、童話を題材にしたファンタジックなコマンドアドベンチャー。

主人公の少女アリスは、時計を気にするバニーを追う内に、不思議な荒野に迷い込んでしまった。元の世界に帰る為、蛇の形をした岩、人の姿をした猫、変質者など、奇妙な住人達からのお願いを叶えていく。

操作は『ロリータ2(下校チェイス)』(1983年)の流れを汲んだコマンド入力式で、「OPEN DOOR」といった風に、日常会話レベルの英単語を一文字一文字打ち込んでいく。東西南北に移動可能なフィールド探索ADVだが、全体図は表示されないので、手描きでマッピングしていく点がゲーム要素の一つになっていた。

コマンドはマニュアルに一覧が記載されており、正解も比較的素直だが、途中でJAWON文字なるオリジナルな暗号が登場し、作中のヒントだけで五十音に対応するJAWOM文字一覧を作らなければならないという、ゲームブックのような凝ったゲーム性になっていた。

作風は童話を土台にしながら、宇宙船やロボット、ドラゴン、現代的な変質者などが入り混じったシュールな世界観になっていて、女の子は丸みをもった未成熟な描かれ方になっているのが特徴的である。

通常プレイでのアダルト表現は少ないが、ゲームオーバーになるのと引き換えに、「RAPE (相手の名前)」と入力する事で、アリスが女の子を襲うCGが見られるというオマケ要素を備えていた。

剣と魔法のファンタジー要素は副次的だが、アダルト作品の中で登場するのは初ではないだろうか。後にファンタジー特有の表現となる「ビキニアーマー」姿も、OVA『幻夢戦記レダ』(1985年)やアクションゲーム『夢幻戦士ヴァリス』(1986年)に先駆けて披露しており、日本における西洋風ファンタジーの原形の一端を窺う事ができる。

調査担当