エルドラド伝奇 サンプル エルドラド伝奇 サンプル
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©1985 槙村ただし/ENIX
エルドラド伝奇 (ENIX)

・1985年02月**日 FM-7用 5インチFD版 カセットテープ版
・1985年**月**日 PC-8801用 FD版

80年代中頃の作品で、古代文明の謎をテーマにした探索アドベンチャー。高難易度のアドベンチャーが流行していた当時でも極端な作りだったため話題になり、知名度が高い作品である。

舞台は現代。主人公が親友「アキラ」に呼び出されて家を訪ねると、彼は既に殺害されていた。残されたビデオメッセージには、彼が伝説の黄金郷「エルドラド」の研究にのめりこんでいた事、その妹の「ホシコ」が遺跡の鍵として何者かに狙われている事が記されていた。メッセージに従い旅費を整えた主人公は、アマゾンの奥地にたどり着き、半獣半人のミケ族の協力を得ながら、消えたホシコと古代遺跡の謎に迫っていく。

ストーリーは冒険映画を思わせるアクションあり、謎解きありのミステリーで、友好的な「ミケ族」の女の子を助け、敵対勢力の「シャム族」を追い払いながら、様々な仕掛けや暗号を解いていく流れである。アダルト要素は全裸の女の子がやたら出てくるのみで、セックスシーンはない。

システムはかなり特殊で、「取る・拾う」「見る・調べる」などのコマンド選択式だが、ビジュアル画面が4×8マスに区切られていて、コマンド毎に場所をカーソル移動で指定しなければならない。その為、ほとんどの進行がコマンド10項目×32マスという膨大な選択パターンとなり、詰まってコマンド総当りをする場合の労力は、かなり心理的な重圧となる。ゲームオーバーも多く、正解も手の込んだ意地悪なものが多い。特に「テレビの砂嵐の画面を何も押さずに待つ」は後々まで語り草になったようだ。

マリちゃん危機一髪』(1983)、『女子寮パニック』(1983)などを手がけた槙村ただし氏の4作目で、エニックス主催の第三回ゲームプログラムコンテストで入賞している。

絵柄の中の怪しい部分をカーソルで直感的に探索できる仕組みは、コマンド入力からの脱出を模索していた同時期の作品でよく見かける。操作性、理不尽な正解フラグに難点はあるものの、シナリオもビジュアルの枚数もかなりのボリュームで、アイデアも意欲的な、時代を代表する大作といえるだろう。

調査担当