天使たちの午後3 ~リボン~ サンプル 天使たちの午後3 ~リボン~ サンプル
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©1989 JAST
天使たちの午後3 ~リボン~ (JAST)

・1989年11月**日 PC-8801用 5インチFD?
・1989年11月**日 PC-9801用 5インチFD版/3.5インチFD版
・19**年**月**日 PC-8801用 5インチFD? 廉価版(SELON販売)
・19**年**月**日 PC-9801用 5インチFD/3.5インチFD 廉価版(SELON販売)
・19**年**月**日 X68000用 5インチFD 廉価版(SELON販売)
・19**年**月**日 MSX2用 5インチFD/3.5インチFD 廉価版(SELON販売)
・1995年02月22日 PC-9801用 3.5インチFD『天使たちの午後 Collection』にリメイク版収録
・19**年**月**日 FM-TOWNS用 3.5インチFD 『天使たちの午後 Collection』にリメイク版収録

90年代末期の作品で、男性教師が憧れの女子生徒とのゴールインを目指す学園アドベンチャー。『天使たちの午後』シリーズの5作目。

主人公「先生」は女生徒に人気の男性教師。お気に入りの生徒「遙」に密かに思いを寄せているが、彼女に接近するためのきっかけを掴めずにいた。プレイヤーは彼を操作して授業中の校内を物色し、先生達の秘密を暴きつつ、遙の悩みに迫っていく。

システムは前作と同じコマンド選択式で、移動先にあまり自由がないタイプのADVである。

前半のシナリオは「遥」とはあまり関係がなく、主人公が校長室にある盗撮用モニターで遊んだり、教頭の弱みを握って脅したり、同僚の机の中を勝手に物色する内、たまたま遙の情報にたどり着くという、わらしべ長者のような展開の一本道となっていた。

一方、後半は恋愛ドラマ風の展開で、一緒に下校中の遙と結ばれる為にコマンドを絞っていく流れとなっており、複数の分岐を備えていた。遙とのハッピーエンドは一つだけで、他は大部分がHシーン付きのバッドエンドだが、中には同僚の藍沢先生とめでたく結ばれるハッピーエンドも用意されていた。

分岐はあくまで正ヒロインの遙に対するオマケシナリオだが、藍沢先生にも個別ルートにあたる部分がセックスシーン付きで用意されており、祝福を受ける姿から、複数ヒロインによるマルチシナリオ・マルチエンディングとしては最古といえるかもしれない。ただし、これ以降この形式が一般的になる訳ではなく、影響力はさほどなかったと思われる。

なお、マルチシナリオを備えたADVとしては、これ以前にも『シンデレラペルデュー』『ふぇありぃてぃる』『学園物語』等が存在する。シリーズは『天使たちの午後Ⅲ 番外編』(1990)、『天使たちの午後IV ~ゆう子~』(1991)が続いた。

個人的な印象としては、主人公が校内を徘徊する理由が不明で、「僕はどうしてしまったんだろう」と呟きながら他人のプライバシーを侵害していく姿がなんとも滑稽である。当時のアドベンチャーでは手の込んだ仕掛けを解いていく探索要素に比重があり、主人公の内面が考慮されなかったため、不審者的な行動が珍しくなかったようだ。

調査担当