Will ~The Death TrapⅡ~ サンプル Will ~The Death TrapⅡ~ サンプル
Will ~The Death TrapⅡ~~ サンプル Will ~The Death TrapⅡ~ サンプル
©1985 SQUARE
Will ~The Death TrapⅡ~ (SQUARE)
【注意】非アダルトゲームです。

・1985年06月**日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 PC-9801版
・****年**月**日 FM-7/77用 FD版
・****年**月**日 X-1用 FD版
・2013年09月08日 Windows用 CD-ROM版 『CLASSIC PC-GAME COLLECTION』に収録
・2014年07月29日 ダウンロード販売開始 【ProjectEGG

スクウェア(現スクウェア・エニックス)のデビュー作『THE DEATH TRAP』の続編で、近未来の孤島を舞台に謎の実験施設を探索していくアドベンチャー。素早い画像処理が難しかった当時、デモ画面で美少女が瞬きをするアニメーションが大きな話題となった。

A.D.1987、人類はDr.ハワードと名乗る男からICBMによる核攻撃の脅迫メッセージを受ける。発信源は南太平洋のトリニア島。「1人の人間をよこせ」というメッセージに従い、世界の命運はA国の諜報員「リチャード・ベンソン」に託された・・・。

システムはコマンド入力式で、「トビラ アケル」「ホンダナ ミル」といった様に日本語コマンドで進行する探索アドベンチャーであり、ローマ字入力にも対応していた。マップは平面図、断面図を併用する変わった形式で、現在地は常に確認することができ、非常に分かりやすい。

シナリオはDr.ハワードが残した手がかりやレーザーガンなどを集め、一つ一つ障害を乗り越えて無人島に隠された秘密に迫っていく流れである。途中で協力者となるアンドロイド「アイシャ」が物語に花を添えており、従来のアドベンチャーに比べるとビジュアル重視の作風となっている。

アダルト要素は特に無いが、アイシャとの会話モードでは『Emmy』(1984)のように様々な質問に答えてくれる仕様となっており、「キス」や「ダク」と入力すると顔を赤らめたり、意味ありげな台詞を返してくれるサービス要素が備わっていた。

ヒロインがまばたきする表現は他に例があり、アニメーション入りのAVGとしても史上初という事はないが、非常に滑らかな動きは当時の人々に驚きをもって迎えられたようだ。ヒロインの他にも敵キャラや電子機器の描写に細かいアニメーションが多く取り入れられており、シナリオは短いがスタイリッシュで丁寧に仕上がっている印象である。

調査担当