聖女伝説 サンプル 聖女伝説 サンプル
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©1986 STUDIO BLUE
聖女伝説 (スタジオブルー/コスモスコンピュータ)

・1986年06月**日 PC-8801用 FD版
・1986年**月**日 X1/turbo用 FD版
・****年**月**日 MSX用 カセットテープ版
・****年**月**日 MSX2用 3.5インチFD版

80年代中頃のアダルトアドベンチャー。

プレイヤーは刑事となり、盗まれた秘宝「GOLD LADY」を取り戻すため、謎の美少女「レミア」に繋がる情報を求めて、手がかりとなる女の子達を次々に尋問していく。

ゲームシステムは、コマンド入力式とコマンド選択+アイコン操作を併用する、変わった作りになっている。通常の会話/探索パートでは、「かーど よむ」「れいか おそう」といった形で、ローマ字入力による単語の組み合わせで進行する。一方、一部のシーンでは画面右の10種類のアイコンからコマンドを一つを選び、テンキー操作で移動して、画面内の任意の場所を探る仕組みとなっている。

ただし、アイコンを探索パートで使う場面はわずかで、主な活躍はセックスパートでの「せめる」である。女の子の裸体上で、胸やへそ、太股、局部といった弱点になりそうな部位をアイコンで探り、5~6箇所で良い反応を引き出せば、次の女の子の情報がもらえる流れとなっていた。

続編として同年に『聖女パニック』が続いている。

女の子のHシーンばかりに比重が高く、探索ADVとしてはチープで、ストーリー性は有って無いようなものだが、アイコンで女の子の体を探っていく部分は『マカダム』(1985年)を彷彿とさせて、なかなか楽しい。カーソル移動とアイコンによる探索は、コマンド入力の煩わしさを緩和するため過渡期的に併用されることがあったが、セックス描写において臨場感を盛り上げるツールとして、上手く生かされているのが印象的である。

調査担当