まじゃベんちゃー・ねぎ麻雀 サンプル まじゃベんちゃー・ねぎ麻雀 サンプル
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©1986 ONION software
まじゃべんちゃー・ねぎ麻雀 (ONION software/テクノポリス)

・1984年**月**日 PC-6001/PC-8801用 FD版 (同人ゲームとして頒布)
・1986年10月**日 PC-8801用 FD版 (商業版)
・1987年**月**日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・1988年**月**日 X1用 FD版

同人ゲーム出身の作品で、PC向けとしては初となった脱衣麻雀ゲーム。麻雀ゲームに独自ルールのイカサマ技を持ち込んだゲームとしても名高い。

タイトルは麻雀とアドベンチャーからきた造語で、簡単なストーリー仕立てになっている点が同世代の麻雀ゲームと異なる。ただし、ストーリーがあるだけでADV要素はなく、実際の内容は麻雀ゲームの域をでない。主人公は友人の家、町の雀荘などで麻雀に勝ち続け、ついには江戸時代にタイムスリップして、悪人「ききょうや遠藤」の退治を目指していく。

形式は2人打ちで、1面につき3人の個性的な対戦相手とそれぞれ数回勝負し、点数で上回れば勝ちとなった。ステージは7面まで用意されており、あがる度に、なぜか対戦相手と全く無関係な女の子が、画面端で一枚ずつ脱いでいくという不思議な演出となっていた。女の子達は当時の脱衣麻雀には珍しい、丸っこく頭身の低いアニメ調になっていて、PC-88版、PC-98版、X-1版と機種が変わるごとに新しく描き直されていた。

もう一つ特徴的なのが、対戦ごとに貯まっていくパワーを消費することにより「技」が使えることで、ポイント数に応じて「役満積み込み」「タンヤオ積み込み」といった強力な配牌補助を利用することができるようになっていた。こうした制限付きのイカサマ技は、その後の脱衣麻雀に大きな影響を与えたと思われる。

ファミコン版として同名のゲームも発売されたが、こちらはRPG仕立てで全く別のゲームとなったようだ。続編として『まじゃべんちゃーⅡ 全国おんせん麻雀』があり、シリーズは同人作品『まじゃべんちゃー2001』まで続いた。

調査担当