カインドゥギャルズ 〜口説き方教えます2〜 サンプル カインドゥギャルズ 〜口説き方教えます2〜 サンプル
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©1987 HARD
カインドゥギャルズ 〜口説き方教えます2〜 (HARD)

・1987年12月**日? PC-8801用 FD版
・1988年**月**日? PC-9801用 FD版
・1988年**月**日? FM-7用 FD版
・1988年**月**日? MSX2用 FD版
・1988年**月**日? X-1版 FD版
・1988年**月**日? X68000用 5インチFD版
・****年**月**日? ファミコンディスクシステム用 ディスク版

80年代後半の作品で、ナンパをテーマにしたオムニバス形式の穴埋めクイズゲーム。『口説き方教えます』(1986)の続編にあたる。

ナンパ指南書的だった前作とは異なり、物語に重点を置いたショートストーリー集になっていて、それぞれ主人公とヒロインが異なる。ナンパの下手な少年とそれを見かねた姐御肌のOLの出会い、父親的な存在を求める女の子と単身赴任中の中年、ディスコで出会った美人の罠、ナンパした女の子が暴走族だった話、性知識に乏しい女子学生への教育の全5話を収録している。

ゲーム要素は会話中の伏字になっている単語を当てる部分で、例えば「まったく●●●●の女学生は恥じらいを知らんのか」というテキストに対して、「ちかごろ」と入力する事で先に進めるようになっている。正解する毎にヒント用のゲージが貯まっていき、分からない時はこれを消費して部分的に文字を開けられるサポートを備えていた。

ビジュアルは濃いタッチの塗りになり、手の込んだものになっている。部分的に動くアニメーションが非常に多く、特にセックスシーンでは顔全体が旋回したり、手淫する5指が個別に動くなど、複雑な動きをする点が特徴的である。局部はフィルター状の修正が入っているが、色を差し替えただけなので形状は丸分かりである。(当時は規制対象が曖昧で、PCソフトが摘発された事例がなかった。)

PC-9801、X68000、MSX2など互換性のないハード用に多数のパッケージがある他、任天堂の許諾表示がないファミコン・ディスクシステム用の物が存在し、裏ソフトとして密かに流通していたようだ。

操作性にやや難点があるが、読ませるストーリー性を備え、ゲーム難度も適度で、全体的に完成度の高い印象の作品である。

調査担当