殺しのドレス サンプル 殺しのドレス サンプル
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©1987 F&C
殺しのドレス (フェアリーテール)

・1987年10月**日 PC-8801用 FD版
・1987年10月**日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 MSX2用 FD版

80年代後半の作品で、殺人事件の謎を追うミステリーアドベンチャー。

夏のある日、深夜の公園で全裸の女性の遺体が発見された。被害者「かおり」は結婚を間近に控えており、婚約指輪は何故か小指ごと切り取られるという無残な姿となっていた。かおりの友人である主人公「あきら」は、周囲から事情を聞く内に不自然な証言があるのに気付き、次第に事件の謎に迫っていく。

コマンド選択式のアドベンチャーで、「話す さとる」「移動する 公園」といった風にコマンドの組み合わせで進行していく。ストーリーは一本道だが、移動先に自由があり、友人宅など10箇所以上を巡りながら関係者に聞き込みを繰り返し、フラグとなる情報を引き出していく流れとなっていた。

ストーリーは身近な人間関係の中、奇妙な噂や行動の謎を一つ一つ解明していくシリアスなサスペンスドラマである。プレイヤー自身が謎解きに関わる部分は少ないが、展開に沿って犯人を推理していく楽しみがあった。

アダルト要素として恋人とのセックスシーンがあり、隠し要素で若干のお色気はあるものの、主題はあくまで殺人事件であって、エロ自体が目的のアダルトADVとは一線を画したストーリー性重視の作風である。

続編として『殺しのドレス2』(1989)、『殺しのドレス3』(1993)が続いている。

背景に実写取り込みの画像を使い、同じ「立ち絵」を使いまわす手法はこれ以前の時代では見かけず、90年代を思わせるスタイリッシュさである。筋書きは後世から見ると素朴だが、ボリューム感があり、ビジュアルのクオリティーも高く、会話も軽妙で、本格ミステリー+アダルトの分野を切り開いた一流作品だった。

調査担当