ちょっと名探偵 サンプル ちょっと名探偵 サンプル
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©1988 CHAMPION SOFT
ちょっと名探偵 (チャンピオンソフト)
【注意】非アダルトゲームです。

・1988年08月**日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 MSX2/MSX2+用 FD版

80年代後半の作品で、17歳の女子高生コンビを主役にした探偵物アドベンチャー。

主人公「美砂」は探偵を父にもつ女の子。2年前に難事件を解決した事がきっかけで、ややこしい事件は父親を差し置き、美砂に直接依頼が舞い込むようになっていた。あるひき逃げ事件での父親の冤罪を証明して欲しい、という依頼人の切実な頼みを断り切れなかった美砂は、相棒の香奈子と共に、目撃者の証言を集めるところから捜査を始める。

システムは昔ながらのコマンド入力式だが、ファンクションキーのF1~F10に頻度高い動詞/名詞の呼び出しが割り当てられており、その内容も自由に編集できるという変わった仕様になっていた。キー操作で2、3回前に使用したコマンドもそのまま呼び出せるなど、操作の煩わしさに対する配慮を見せている。

シナリオは二人組の女の子が、とぼけたやり取りを繰り広げつつ、目撃者を探して事故現場付近で聞き込みをしたり、関係者の家を訪ねていく流れで、分岐のない一本道のストーリーである。謎の解明も登場人物まかせで、ゲーム性は様々なコマンドを試し、ストーリーを進展させるフラグを探っていく点となっていた。

情景描写を左右二つに分け、普段は一方を遠景、一方を近景といった風に使い分けている他、クライマックスでは、別々の場所にいる美砂と香奈子を同時に描くことで、緊迫感の演出に用いられているのが特徴的である。

コマンド選択式のADVが主流になっていた中、コマンド入力式の余地を残したことでゲームの自由度、難解さを確保する狙いがあったようだが、操作に習熟する程のボリュームがなく、必要な単語の種類がファンクションキーに比べて多いため、コマンド編集は蛇足気味で、直接入力の方が早く感じる。アダルト要素はなく、謎自体もえらく地味で、テキスト量やビジュアル枚数は多いものの、個人的には印象の薄い作品である。

調査担当