小森愛のどきどきラリー サンプル 小森愛のどきどきラリー サンプル
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©1988 英知出版/宇宙企画
小森愛のどきどきラリー (英知出版/宇宙企画)

・1988年10月05日 PC-8801用 FD版

80年代後半の作品で、人気AV女優の実写CGと組み合わされたストーリー仕立てのレースゲーム。

彼女との約束に1時間遅刻してしまった主人公。案の定、待ち合わせ場所に彼女はおらず、連絡も取れず仕舞い。ところがその日の夕刻、誘拐犯らしき男から脅迫電話がかかってくる。彼女の身を案じる主人公は、男の指示するまま、「ジャパンラリー」の出場を決めるのだった。

ステージは月曜日から日曜日までの全7面で、クリアする度に小森愛のポートレートやグラビア風の写真が一枚ずつ観賞できる構成となっていた。

レースゲームはライバルなしのタイムアタック風である。強制縦スクロールのコース上で、アクセルボタンで増速、減速を調整しながら障害物を避けていく。障害物は乗用車やトラック、水溜り、壁などだが、なぜかカーブも階段状に角張っており、反射神経が要求される。燃料が残っている内にゴールに辿り着ければクリアとなった。

同様にAV女優の名前を冠したゲームに『かわいさとみのなかよくしてネ!』があり、『麻生澪のセクシーパズル』『早川愛美のスネークキャンプ』『牧本千幸のメランコリー』『小野由美のジャンピング・クエスト』などが翌年にかけて続いている。

ゲーム性はシンプルすぎて深みがないが、難易度が程よく、アダルトゲームの中ではそこそこ楽しめる方である。何より、それまでのアダルトゲームにレースゲームというジャンルはなく、ユニークな試みだったと思われる。ちなみに小森愛さんは2011年にAV復活を果たしたそうで、この報告書を書いている2013年現在も現役である。

調査担当