少女探偵RINNちゃんの事件簿 電脳少女伝説 少女探偵RINNちゃんの事件簿 電脳少女伝説
少女探偵RINNちゃんの事件簿 電脳少女伝説 少女探偵RINNちゃんの事件簿 電脳少女伝説
©1989 AGUMIX
少女探偵RINNちゃんの事件簿 電脳少女伝説 (AGUMIX)

・1989年05月**日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 PC-9801用 5インチFD版

80年代末期の作品で、ダンジョンを舞台にレズの美少女が活躍するギャグタッチのRPG。森林りんご(Woody-Rinn)の成人漫画、『RINNちゃんの事件簿』のゲーム化オリジナルストーリーである。

中世ファンタジー風の世界。主人公「RINNちゃん」の妹の「ノリコ」は、偶然に魔妖星の七宝石という呪いのアイテムを手に入れてしまい、邪悪な魔女と化してしまった。妹を助けるために、謎の中国人から性の秘術を学び、中欧の錬金術師から男根の剣を授かったRINNちゃんは、ノリコの支配する魔巣窟に挑む。

ゲームシステムは、3Dダンジョンを探索していくRPGだが、1人パーティで装備品の入れ替えはない。敵はすべて固定配置で、主人公のレベルも階層ごとに決まっており、レベル上げの必要もない。各部屋をどの順で巡ればクリアできるかを探っていく点が攻略要素で、育成要素がないので、ゲーム性は探索アドベンチャーに近い。

敵はすべて女の子である。各階層ごとに雑魚キャラの「ソルジャー」、重要アイテムや情報を持っている「コマンダー」、中ボスの3種類がいて、いずれも戦闘後に陵辱シーンを楽しむことができた。

陵辱シーンは、主人公がレズでSっけがあるのが特徴的で、男根の形をした剣の柄やバイブ、鞭、ロウソク、羽根などで敵をいじめ、情報やアイテムを引き出していくのが基本パターンである。女の子は計16人で、一人当たりCGは3~4枚と、当時としてはかなり丁寧である。露骨な無修正路線で、女性器は大きく詳細に描かれており、修正を施した気配が全くない(当時は規制対象が曖昧で、PCソフトが検挙された例がなかった)。 流通は通販のみで、おそらく生産数が少なかったこともあり、2013年現在も高額ソフトに名を連ねている。

ダンジョンは狭く、シナリオは短い一方、アダルト要素の比重が非常に高く、サクサクと進める手軽さが魅力のギャグ作品である。ビジュアルには過渡期的な点描が用いられており、ザラザラした質感ながら、最大8色で深い色彩と自然なグラデーションを実現しているのが印象的である。

調査担当