ウェディングラプソディーウェディングラプソディー
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©1989 QueenSoft
ウェディングラプソディー (クイーンソフト)

・1989年06月**日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版

80年代末頃の作品で、学校を舞台に男子学生が3人の花嫁候補の女の子と出会い、口説き落としていく探索系のアドベンチャー。クイーンソフトの2作目である。

主人公「誠」は、大川財閥の跡取り息子。17才の誕生日を迎えた彼は、大川家に伝わる儀式として、コンピューターの割り出した理想の結婚相手、3人の女学生を口説き落とすことになった。親公認で女遊びができることに魅力を感じた誠は、身分を隠して普通の転校生となり、女の子達と仲良くなる隙を窺っていく。

ゲームシステムは、移動先に自由があるタイプの探索ADVである。「教室」「体育館」といった学校内の施設を中心に繰り返し巡り、コマンドを繰り返す事で、新たなアイテムや情報を入手していく一本道の構造となっていた。難易度は高いが、進展に合わせてコマンドが細かく増減するのが特徴的で、正解への誘導も多く、テンポ、操作性は良好である。

シナリオの前半は、軟派な主人公がターゲットの女の子を尾行したり、周辺人物に聞き込みをしたり、プライバシーを暴いたりしている内に、女の子と接近するチャンスを掴んでいく流れとなっている。後半はやや雰囲気が変わり、誘拐事件が絡んだサスペンス調の展開である。

ヒロインは、厳格な家庭で育った正統派の美少女、百合でツンケンした性格の後輩、男女交際禁止の校則廃止を目論む生徒会長の3人となっていた。セックスシーンは1人あたりCG3、4枚で、部分的なアニメーションが多用されており、前作『PURE』よりはるかに充実をみせている。局部は無修正だが扱いは小さく、簡単な縦筋一本で表現されていた。

ビジュアルが質、量ともに非常に充実しており、PC-8801版のCGが最大8色だったのに対して、同時期に発売されたPC-9801版では最大16色で作り分けてあるという、ビジュアルへのこだわりが感じられる作品である。

後に主流となる、学園を舞台にした恋愛ゲームだが、目的(セックス)の為なら手段を選ばない主人公が印象的である。基本的には女の子のピンチを救い、惚れさせていく普通の主人公像だが、時には金の力でターゲットの家族を買収したり、女教師の弱みを握って脅迫したり、ヒロインを縛りあげてレイプしたり、といったモラルに欠ける一面を見せている。結果的にすべてのヒロインが主人公にベタ惚れ状態となるが、主人公の結婚相手は不明のまま終わっており、後の恋愛ゲームとは趣を異にする、80年代らしい作風といえるだろう。

調査担当