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©1990 ELF
FOXY (エルフ)

・1990年02月06日 PC-9801用 3.5インチFD版
・****年**月**日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 MSX2/2+用 FD版

90年代初頭の作品で、SF風の世界を舞台にした成人向けのウォーシミュレーションゲーム。

西暦2001年、未来的な都市NEO-TOKYOは、巨大コンピューターFOXYによって管理され、人々は平穏に暮らしていた。ところが突如、「レッド軍」を名乗る正体不明の軍隊が襲来し、FOXYを使って街を破壊し始めた。管理局はこれに対抗して「ブルー軍」を組織したが、数で劣る上、敵の洗脳兵器のため連戦連敗。ブルー軍のエースであり、女好きでナンパな性格の主人公は、恋人であるオペレーター「ユキ」のサポートを受けながら、反撃の糸口を探っていく。

システムは、当時ヒットしていた『大戦略』や『ファミコンウォーズ』を思わせる、ターン制の戦略シミュレーションで、戦車、歩兵、長距離兵器、航空機などのユニットをマップ上で動かし、敵を撃破していくウォーゲームである。敵を全滅させるか、歩兵で敵の本拠を制圧すればステージクリアで、会話シーンとご褒美CGを挟み、次のマップへ移行する。マップは全部で16ステージとなっていた。

ユニットの引き継ぎ、成長、生産はなく、使用できるのはマップごとに固定配置されたユニットだけの簡素なシステムである。ダメージが回復できる「工場」や、戦車vs対戦車砲といった兵器の相性、地形効果を駆使して、数や質の劣勢を覆していく点がゲーム要素となっていた。シナリオが進展するに従って配備される兵種は増え、マップも広く複雑になっていく。

アダルト要素は変則的で、敵に捕まって縛られたり、奴隷にされたり、犯されそうになっている味方の女の子を救い出す際、裸が拝めるパターンが基本だが、主人公が洗脳で正気を失った女の子を犯す場合もあり、襲ってきた敵や臆病な味方、反抗的な民間人に対し、Hなお仕置きをするヤンチャな面もあり、エロさは控えめだがバラエティに富んでいる。女性の陰部は無修正だが、無毛無陰唇縦筋一本で表現するエルフ独特の手法となっていた。

続編に『FOXY2』(1991年)がある。また、同様の戦術級SLGとして『SHANGRLIA』(1991年)のシリーズが続いている。

ドラゴンナイト』(1989年)のヒットにより、トップメーカーに躍り出たエルフの野心作で、一般ゲームと比べるとさすがに簡素な部分や粗さが目立つが、それまでアダルト作品にSLGがほとんどなかった事を考えると、ゲームとしてちゃんと成立している時点で価値が高い。ビジュアルのレベルも高く、ボリューム感もあってクオリティは良好である。

調査担当