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©1991 elf
SHANGRLIA (エルフ)

・1991年08月28日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 FD版
・2000年12月22日 Windows用 CD-ROM 『エルフ大人の缶詰』に収録
・2005年09月30日 Windows用 CD-ROM 『シャングリラ マルチパック』にてリメイク
・2017年06月20日 ダウンロード販売開始 【DMM
・2017年06月20日 ダウンロード版 『シャングリラマルチパック』 に収録 【DMM

90年代序盤の作品で、中世ファンタジー風の世界を舞台にしたウォーシミュレーション。

現代の青年「トオル」は、恋人の「ナツミ」とのデートの最中、不思議な猫に導かれて見慣れない洋館に入り、「フェルマータ」と名乗る老人と出会う。老人は異世界「ミズ・ウェル」の魔導士であり、彼の仕える「ヒュンケル王国」が隣国の侵略を受け、危機に瀕しているのだという。彼らの指導者「エリオン王子」に近い魂を持つ主人公は、呪いから自らの魂を守るため、異世界に通って敵の軍勢を打ち破り、こちらの世界に魂を飛ばされた10人の女武将達の魂を解放していく。

基本画面は洋館のエントランスで、10ある個室のどこに入るかによりマップが選べる。個室のそれぞれに「忍者隊」「槍隊」といったユニットを代表する女武将が一人住んでいて、マップをクリアする事でその女の子の脱衣CGが見られる。同時にそのユニットがパワーアップする戦略要素となっていた。

ゲームパートは同社の『FOXY』(1990)シリーズの発展形で、小さなマップ上で剣士、騎馬、弓、大砲、魔法、火龍といった10種類のユニットを操作し、制限ターン以内に敵の撃破を目指す戦術級のSLGである。敵に比べてユニットの質で劣るため、地形やユニット同士の相性を上手く利用していく必要があった。

FOXYシリーズと異なるのはユニット配置が固定ではなくなった点で、「統率力」の制限内で好きなユニットを配置できる。統率力は勝利する度に増えていくが、敵を全滅させるか本拠地を攻め落とすかでUP数が変化するため、なるべく全滅を目指す点に戦略が求められる。また、ユニットの経験も死なない限り持ち越されるため、合わせてやり込み要素となっていた。一方、シナリオ性は低くなった。

アダルト要素はマップのクリア時に発生し、一人の女の子につき一回である。全画面で縦長の大きな画像を下からスライドさせていく見せ方で、5段階の脱衣CGに簡単なセリフのやり取りが添えられていた。

続編に『SHANGRLIA2』がある他、00年代に入って『シャングリラ マルチパック』としてリメイクされている。

個人的な印象として、FOXYシリーズの弱点だった自由度の無さを補い、高いゲーム性を獲得した作品である。難点はやはり、シナリオ性とアダルト要素の淡白さだろう。ビジュアルは大型で非常に綺麗なのだが、導入部以降はテキストが全体的に貧弱で、脱衣CG付きのSLGといった感じのアッサリした作風に切り替わっている。

調査担当