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©1991 BIRDY SOFT
JOKER (バーディソフト)

・1991年09月05日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 MSX2/2+用 FD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM 『JOKER TOWNS』に収録

90年代序盤の作品で、アメリカの西部開拓時代を題材にしたアダルトアドベンチャー。単品で完結しておらず、実質二部作の内の前編にあたる。

主人公「ワイルド」はインディアンの村に住むヤンチャで女好きの若者である。彼の幼馴染「ラウラ」の祈祷の結果に不吉な物を感じた村の酋長は、20年前に封印した「大いなる厄」の復活に備えるため、ワイルドに助っ人を探すよう指示する。生まれて初めて街に出たワイルドは、多少の呪術と父親譲りの拳銃の腕前、そして不思議と女達を引きつける魅力を頼りに、殺伐とした西部の街で名を上げていく。

システムは移動先に自由があるタイプのコマンド型で、街に3軒ある酒場や、教会、雑貨屋、娼館などを繰り返し巡り、主に会話で情報を収集していく探索ADVである。

シナリオは西部劇が土台となっているが、魔術やワーウルフ、吸血鬼なども登場するファンタジー風の世界観である。腕のいいガンマンの主人公が、占い師や娼婦、賞金稼ぎなどの助けを借りて賞金首と対決していく中、次第に「JOKER」と呼ばれる謎の存在に迫っていく流れで、アクションシーンを含んだシリアスな展開となっていた。漫画でいう「引き」にあたる箇所で盛り上げたまま終わっており、次回作『JOKERⅡ』(同年12月)に続く事がアナウンスされている。

アダルトシーンは娼婦を買った際などに発生する。CGは一人当たり1~2枚と少ないが、代わりにコマンドの種類が豊富で、扇情的なテキストに比重が高い。

個人的な印象として、ビジュアルは非常に綺麗で丁寧、題材もユニーク、シナリオ重視の作風も好感がもてるが、定価が7800円(税抜き)だったことを考えるとボリューム不足な感が否めない。続編でも質と量の両立に苦しんだようだ。一方で原画ファンを中心に支持は厚く、バーディソフトの黄金期を支えたヒット作だった。