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©1991 ELF
ドラゴンナイトⅢ (エルフ)

・1991年12月14日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・****年**月**日 PC-9801用 5インチFD 3.5インチFD版 『全年齢向け通常版』
・1994年07月22日 PCエンジン用 CD-ROM版

90年代序盤の作品で、中世ファンタジー風の世界を舞台にしたアダルトRPG。『ドラゴンナイト』(1989)、『ドラゴンナイトⅡ』(1990)に続くシリーズ3作目。

前作の後も放浪の旅を続けていた主人公「タケル(名前変更可)」は、とある街で盗賊団に絡まれ、スケベが祟って伝説のドラゴンナイトの剣と鎧を奪われてしまう。取り戻そうと必死に行方を追うが、すべてはタケルを誘い込む為に魔族が仕組んだ罠だった。これまでの冒険で培った力をすべて失ったタケルは、謎の女性の声に導かれ、再びレベル1から冒険に励んでいく。

システムは、単一の階層式ダンジョンの探索だったそれまでのシリーズと全く異なり、当時の一般向けRPGで標準となっていた、2D見下ろし型のフィールド、複数の街、複数のダンジョンを歩きまわる形式となった。このためマッピングが不要となり、戦闘がほぼオートになったこともあって、操作性とテンポが向上している。パーティは最大3名である。

新しい街に着いたら情報を集め、装備を整え、ダンジョンを攻略して街の抱える悩みを解決し、次の街へ行くための重要アイテムや仲間を入手する、王道的なRPGの展開となっている。ギャグ傾向が強く、雰囲気は明るい。前作や前々作の舞台となった街も登場し、シリーズ完結編といった印象のスケールの大きなストーリーに発展していく。

アダルト要素は、敵に陵辱される女の子を目撃したパターン、Hなお礼をしてもらうパターン、妖しい店でサービスを受けるパターン、過去作の女の子達から迫られるパターン、立場を利用して襲うパターンなど様々で、非常に数は多いが、未遂に終わる事も多く、エロさは控えめである。

前月の『沙織事件』の影響で、各社が緊急の自主規制を迫られる中、当時のエルフに特徴的な無毛、無陰唇、縦筋一本で無修正を貫いたが、描写は細く目立たない物になっている。また、翌年にセックス描写をカットした全年齢向けバージョンをリリースしている。

続編に『ドラゴンナイト4』(1994)があるが、こちらはシミュレーションRPGに路線変更している。

個人的な印象として、レベルは気持ちいいほどサクサク上がり、お金も楽に貯まり、戦闘も手放しOKという軽快さが魅力である。かといって作りがさほど粗末な訳ではなく、飽きさせないシナリオと作りこみがある上、並のアダルトメーカーには真似できないボリュームを誇った。やり込み要素や戦略性の不足はあるが、あくまで全年齢向けのゲームと比べたらの話である。難点を挙げるとすれば、アダルト描写が控えめな所か。

調査担当