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©1992 Tenshindo
マーシャルエイジ (天津堂)

・1992年03月27日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・1992年**月**日 X68000用 FD版
・1997年12月19日 Windows95用 CD-ROM版
・2007年10月31日 コアマガジン『遊べる!! 美少女ゲームクロニクル《PC98編》』に収録

90年代序盤の作品で、女子校を舞台に異種格闘技戦を繰り広げるアダルトアドベンチャー。主に流通を手がけていたソフパルの傘下、『天津堂』のデビュー作である。

主人公「雅人」はスケベで軽薄な若者。魁道流という武術の次期宗主として期待されていたが、現宗主の父親に反発して家出した所を、謎の女性にスカウトされ、男子禁制の孤島にあるお嬢様学校、「優愛女子総合学園」の特別生徒となる。学園では生徒会長の絶大な権力を巡り、各クラブ活動が暴力抗争で壮絶な潰し合いをしていた。これを止めさせるのが雅人の任務だが、女を殴れない性格の為、戦いの中で気脈のツボを突いて女体をコントロールし、セックステクニックで各クラブの代表を降していく。

システムはコマンド型で、移動先にあまり自由がないタイプのADVである。教室などの学園施設を道なりに巡り、会話で敵の居場所や弱点を聞き出し、対決していく流れとなっていた。選択によっては敵の順番が多少前後するが、エンディングは共通の一本道である。サクサクとした進行感で難易度は低い。

戦闘シーンはコマンドバトルで、相手の体力を削った後、10箇所の気脈のツボから相手の痛めている場所、もしくは弱点を突くことができれば勝利となり、そのままセックスシーンへなだれこむ。体力回復や強化技があるが、戦略性はほぼ「気脈の弱点を見つける事ができるか」にかかっており、ゲーム性は低い。

シナリオは武術の達人である主人公が、ソフトボール、弓道、生物化学、演劇、軽音、新体操、テニスといった部活の代表と格闘し、ツボをついて発情させ、セックスの中で屈服させていき、さらなる情報を聞き出すのが基本パターンである。最初は軽い気持ちだったものの、女の子との交流の中で使命感に目覚め、能力も成長していく少年誌風の展開となっていた。

アダルト要素は多めで、大きめのビジュアルシーンが多数用意され、テキストも当時としては豊富で細かい描写があり、かなり力が入っている。肌の色が独特で、ピンク色を基調に細かくグラデーションさせ、濃厚な質感を表現しているのが目を引く。ボンデージや焦らし、言わせプレイが多く、僅かにソフトSM的な雰囲気がある他、ぶっかけCGも当時は珍しい。『沙織事件』の後だが修正は甘く、設定年齢は低い。

続編に『マーシャルエイジ2』がある。

アダルトゲームで「肌の塗り」がクローズアップされ始める契機となった作品で、丁寧な仕上がりは天津堂の伝統となり、後に「天津堂塗り」と呼ばれ、原画のレベルの高さもあって大人気となった。

調査担当