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©1992 FAIRYTALE
DEAD OF THE BRAIN ~死霊の叫び~ (フェアリーテール)

・1992年04月01日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・****年**月**日 MSX2/2+/TurboR用 FD版
・1999年06月03日 PCエンジン用 CD-ROM 『デッド・オブ・ザ・ブレイン1&2』に収録

90年代序盤の作品で、アメリカの地方都市を舞台にしたホラーアドベンチャー。

現代アメリカのとある街。ごく普通の青年「コール」は、友人の老科学者「クーガー(ドク)」の自宅に呼び出され、ある実験に立ち会う。クーガーが発明した物は、死体を蘇生させる画期的な新薬だった。ただし対象が凶暴化する難点を抱えており、さらに感染性もある危険な物だった。二人が警察官の事故死を隠蔽しようとして始まった蘇生薬の脅威は、瞬く間に街中に広まり、あたりは死霊(ゾンビ)だらけになっていく。コールと恋人シーラ、クーガーの三人は近くの警察署に逃げ込むが…?

システムはコマンド型で、行き先に多少の自由がある探索ADVである。操作はマウスカーソルを使った物で、「LOOK」「TALK」といったコマンドを選択し、英単語型のアイコンを動かして絵の気になる部分をクリックすることにより、情報やアイテムを得ていく。ガンシューティングのような戦闘シーンもあり、カーソルを動かして制限時間内に敵の弱点を撃つ事ができなければGAME OVERである。当たり判定が狭く、制限時間は短く、探索シーンや謎解きも含めて難易度は高めである。

シナリオは生き残った住民達と出会い、協力して街からの脱出を目指す中、一人、また一人と犠牲になっていくホラー映画で典型的なサバイバル物となっていた。ただし、ストーリーは単純なゾンビ物に止まらず、中盤から不可解な点が目立ち始め、後半は全く違った様相を呈していく。

ベッドシーンやヒロインの露出、暴漢に襲われるシーンなど僅かにアダルト要素があるが、主題はあくまでホラーとアクションで、特にスプラッタ描写やメカ類の表現、緊迫感を盛り上げるBGMに力が入っている。

続編に『DEAD OF THE BRAIN2』(1993)がある。

沙織事件(1991年末)の影響からか、エロは控えめで、代わりにグロとホラー、悲劇的なドラマ性が特徴的な作品である。今となっては陳腐化したゾンビパニック物だが、当時は『DOOM』(1993)や『バイオハザード』(1996)の登場する前で、ホラーゲームといえば館モノが定番であり、国産のゾンビは珍しい。

個人的な印象としては、設定に苦しい点が目立ち、ストーリーに没頭するのは難しかったが、緊迫感の演出はよく出来ていて、CGはハイクオリティである。登場人物はコテコテのアメリカ映画で、大ヒット映画のオマージュと思われる部分もあり、ひょっとしたらチグハグな展開も何らかのお約束、パロディとして楽しめる作品なのかもしれない。

調査担当