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©1992 COCKTAIL SOFT/F&C co.,ltd.
きゃんきゃんバニープルミエール (カクテルソフト)

・1992年07月30日 PC9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・****年**月**日 MSX2/2+/TurboR用 FD版
・****年**月**日 Windows3.1/95用 CD-ROM版
・1996年04月05日 セガサターン用 CD-ROM 通常版(18禁)
・1996年12月05日 セガサターン用 CD-ROM 廉価版(18禁)

90年代序盤の作品で、神様の力を借りた主人公が女の子を次々に口説き落としていくナンパ系アドベンチャー。『きゃんきゃんバニー』(1989年)シリーズの4作目で、後にシリーズのシンボルとなるナビゲート役「スワティ」が初登場している。

主人公(名前は任意)は軽薄で冴えない男子大生。ひょんなことから天女スワティや七福神と名乗る老人達と、狭いアパートで同居をすることになり、その見返りとして女の子との縁を引き寄せる唱術をかけてもらう。すると早速、バイト先のファミレスにて、可愛いウェイトレスと美人OLに相次いで出会った。Hなことで頭が一杯の主人公は、神様達のサポートを受けながら、それぞれとデートの約束を取り付け、その先を目指していく。

ゲームシステムは、冒頭で女の子を選ぶそれまでのシリーズと異なり、ほぼ一本道のシナリオである。ファミレスでの出会いを描いた一章、ガソリンスタンドでの出会いを描いた二章、教育実習先でのエピソードを描いた三章で構成されており、それぞれ2~3人の女の子が登場する。

選択肢で好感度を上げてデートの約束を取り付け、クイズやコマンド探索などのミニゲーム要素で難関を突破できれば、ご褒美のHシーンが待っているのが基本の流れである。デートの日取りが悪かったり、選択肢を間違ったりでゲームオーバーは多いが、七福神の力で即座にやり直せるので難易度は低い。

シナリオはナンパ物だが、多少の恋愛要素もあるのが特徴的で、特に女の子の悩みを主人公の言葉が解決したり、男気をみせるシーンがあったりと、ヒロインが主人公に心を許すまでの過程が当時としては丁寧に描かれている。同年12月の『同級生』との大きな差は個別エンドの有無で、各ヒロイン達は主人公とHした後、忙しくなったり引っ越したりで、関係が自然消滅するのがお約束のパターンとなっていた。

セックスシーンはコマンド式で、沙織事件の影響からか局部の描写は省かれている。

家庭用ゲーム機に移植された際は、直接的な表現がカットされたものの、18禁のままリリースされている。続編として『きゃんきゃんバニーエクストラ』 『きゃんきゃんバニーリミテッド 5 1/2 』 『きゃんきゃんバニープルミエール2』などが続いている。

個人的な印象として、それまでのシリーズの要だったゲーム要素を薄め、ビジュアルのクオリティとヒロインのキャラクター性にこだわった作風である。シナリオ面ではナンパ物のADVにも恋愛要素が濃くなってくる過渡期にあたり、位置づけるならプレ恋愛ADVといった所か。この作品のヒットも恋愛ADVの誕生に大きな影響を与えたことだろう。

調査担当