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©1993 GIGA
V.G. -ヴァリアブル・ジオ- (戯画)

・1993年07月09日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版

90年代序盤の作品で、外食チェーン店のウェイトレスによる格闘大会をテーマにした脱衣格闘アクション。TGL傘下のブランド『戯画』のデビュー作である。

不況に苦しんでいた日本の外食産業に突如、多国籍企業「謝華グループ」から挑戦状が届いた。各外食チェーンから代表を出して闘わせ、最強のウェイトレスを決定しようというのだ。優勝したチェーン店に与えられるのは、必ず莫大な収益を生むという伝説の一等地。さらに個人には10億円の優勝賞金が支払われるという。これに参加しないチェーン店は1つもなかったが、大会は謝華グループの総帥「レイミ・謝華」が3年連続で制したまま4年目を迎える。人はいつしかこの大会を「VG(ヴァリアブル・ジオ)」と呼ぶようになっていた…。

操作やルールは当時の一般的な格闘アクションとほぼ同じだが、攻撃ボタンはパンチとキックの2つだけという簡素な仕様になっている。プレイヤーは6人の女の子の中から操作するキャラを選び、2ラウンド先取で他の5人に勝ち抜けば、個別のエンディングを鑑賞できる。ウェイトレスという設定は衣装や背景に反映されているが、戦闘スタイルは空手、忍術、レスリング、テコンドーなど普通の格闘技である。

対戦相手から1ラウンドを取ると胸などの軽い露出CGが全画面で表示され、2ラウンド先取で倒すと喘ぎや愛液の描写を含んだ脱衣CGが1枚表示されるという、先行した『人形使い』や『クイーン・オブ・デュエリスト』に比べると過激なエロスが特徴的である。また、透過するメッセージウィンドウは時代を先取りしていた。

18禁格闘アクションの流れを受け継いだ続編として『V.G.II -姫神舞闘譚-』(1994)、『V.G.CUSTOM』(1999)、『V.G.MAX』(1999)などがある一方、シリーズで最も好評を得たのは家庭用ゲーム機向けに独自の進化を遂げた『ADVANCED V.G.2』(1998)だった。00年代に入るとアダルトADVに路線変更し、『V.G.Adventure』(2000)、『V.G.Re-birth』(2001)、『V.G.NEO』(2003)などが続いている。関連商品はOVAなど。

個人的な印象として、本職のアニメーターが参加しただけあって、勇壮なOPやビジュアルパートのレベルが高く、特に印象深い。格闘ゲームとしてみても必殺技は出しやすく、動きの硬さも我慢できる程度、ストーリーモードでは6人から選べるので、上述の先行した2作品に比べるとかなり遊べる印象である。90年代前半らしさを代表する作品の一つといえるだろう。