canbunyex00.png canbunyex01.png
canbunyex03.png canbunyex04.png
©1993 COCKTAIL SOFT/F&C co.,ltd.
きゃんきゃんバニーエクストラ (カクテルソフト)

・1993年06月25日 PC9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・1996年09月27日 PC-FX用 『キャンキャンバニーエクストラDX』(18禁)
・1997年10月02日 セガサターン版(18歳以上推奨)
・1997年11月28日 PC-FX用 『Piaキャロットへようこそ&きゃんきゃんバニーエクストラDX』 初回版
・1998年01月21日 PC-FX用 『Piaキャロットへようこそ&きゃんきゃんバニーエクストラDX』 通常版

90年代序盤の作品で、モテない男子大生が天女の力を借り、女の子を次々に口説き落としていくナンパ系のアダルトアドベンチャー。『きゃんきゃんバニー』シリーズの5作目。

前作『プルミエール』で七福神から女縁を授かり、女の子達との恋の思い出を作った主人公(名前は任意)だったが、結局すべて実らず、不憫に思った七福神によって記憶を消去され、相変わらず寂しい大学生活に悶々としていた。再会した七福神からそれを知った主人公が嘆くと、お詫びとして再び女縁を取り持ってくれるという。今度の術は星のかけらが7人の女の子を導き、主人公と惹かれ合うというもの。喜んだ主人公は、早速街に繰り出してそれらしい女の子に声をかけていく。

システムはコマンド選択と選択肢、セックスシーンでのアイコンによる女体の探索など、多種類のコマンドを組み合わせたADVである。移動先に自由があるタイプで、街中にある予備校、商店街、デパート、住宅地、図書館、病院などを巡り、見かけた女の子をお茶に誘いだせれば一本道の個別ルートが始まる。

会話の中で相手の心を掴む選択肢を見抜き、クイズやコマンドバトルなどのミニゲーム要素を突破できれば、主人公が押し倒す形でHシーンとなるが、ここにもゲーム要素があるのが特徴で、女の子によっては嫌がる部位をしつこく攻めるとゲームオーバーになったり、ガードが固くて足止めを食ったりするので、相手の心を解きほぐすパーツを慎重に探っていく必要があった。ただし、ゲームオーバーになっても即座に時間が巻き戻るので、全体的に難易度は低い。

シナリオは軽薄でスケベな主人公が、TVの新人レポーター、家庭環境に悩む女子学生、漫画家志望の女の子、看護婦、キャリアウーマン等に出会い、それぞれの夢を応援したり、悩みを解決したり、ピンチを救うことで好意をもたれ、隙を見てセックスに持ち込む流れである。攻略順は多少前後できるが、展開はおおむね一本道となっている。セックス済みの女の子は恋人になる訳ではなく、友人化して出番がほぼなくなるが、物語のラストで選択する事で個別のエンディングを迎えられるようになっていた。前作からのナビゲート役「スワティ」もヒロインの中に含まれ、大人気キャラとなった。

続編として『きゃんきゃんバニーリミテッド 5 1/2 』 『きゃんきゃんバニープルミエール2』が続いた。また、家庭用ゲーム機にも18禁のまま進出し、OVA版やドラマCD、フィギュアも作られるなど、『同級生』と共にアダルトゲームのマルチメディア展開の先駆け的な存在だった。

ビジュアルのレベルは高く、ボリューム感もある当時の一流作品である。個人的な所感となるが、シリーズの過去作と比べても凝ったストーリーになっていて、ナンパ物というジャンルではかなり話に奥行きがある作品だろう。難点は必要なコマンド数が多いため、やや操作が煩わしい辺りか。主人公のおどけた口調も好みが分かれそうだ。