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©1996 Mink
魔性の貌 (ミンク)

・1996年11月01日 PC-9801用 3.5インチFD版
・1997年06月05日 Windows95/98用 CD-ROM 限定版 CDケース仕様
・2010年08月27日 DL販売開始  【Gyutto】【DL.Getchu】【DMM】【DLsite
・2014年11月21日 DL販売 『ミンクブランドパック』に収録 【DL.Getchu】【Gyutto
・2014年12月12日 DL販売 『Minkオールスターボリュームパック』に収録 【DL.Getchu】【Gyutto
・2015年07月10日 DL販売 『ミンク大大大感謝セット-Dark-』に収録 【DMM
・2015年07月10日 DL販売 『ミンク大大大感謝セット-FULL POWER-』に収録 【DMM
・2016年08月01日 DL販売 『ミンク 定番人気作コンプリートパック』に収録 【Gyutto】【DL.Getchu】【DMM

90年代中頃の作品で、謎めいた女の手管により平穏な日常が壊されていく模様を描いたサスペンス系のアダルトアドベンチャー。老舗『ミンク』初期のヒット作である。

主人公「圭一」は平凡な学生。義理の母親、妹と3人で暮らしていたが、ある日、従姉と名乗る同級生「麗香」が現れ、4人での奇妙な生活が始まる。学校で、自宅で、圭一に見せつけるように自慰をしたり、幼馴染を巻き込んで淫らな挑発してくる麗香に対し、反感と恐れを深めていく圭一。やがて、母や妹にも魔の手が及び、平和だった圭一の周囲は淫靡で背徳的な空気に支配されていく…。

ゲームシステムはコマンドと選択肢の混合型で、移動先にほとんど自由がないタイプのADVである。普段は「見る」「調べる」「話す」といったコマンドを総当りすることで場面が進展していく。ほぼ一本道の展開だが、後半の3箇所で好意のあるヒロインを選択する場面があり、例えば「母・母・妹」、「麗華・妹・幼馴染」といった具合に、4人のヒロインの組み合わせによって24種類のエンディングに分岐する仕組みになっていた。

シナリオは、妖艶でミステリアスな美女の策略により、主人公の家庭や学園のモラルが崩壊していく様を描いた、シリアスでアダルト重視な展開である。エンディングは主人公死亡や、ヒロインの理性喪失によるバッドエンドがほとんどで、僅かなグッドエンドも、タガが外れた主人公達による変態的で退廃的な幕引きとなっているのが特徴である。

アダルト要素の比重は高めで、オナニーに始まり、手コキ、フェラ、挿入といったノーマルな行為から、道具や野菜を使ったプレイ、女性同士の絡み、3P、拘束プレイ、野外プレイ、寝取らせ等、後半になるほど過激になっていく。女性側が積極的なケースばかりで、陵辱はない。Windows版では一部にボイスが追加された。

関連商品は小説版、OVA版など。

当時一般的だったコマンドと選択肢の併用型、数多くのエンディングを備えたダークな作風である。個人的には、システム面での洗練不足、内向的で意思の弱い主人公の性格と、セックスの描き方に関して、動きを感じさせる難しい構図に挑戦しているのが印象に残った。後味の苦い雰囲気と絵のタッチが好みに合えば、実用性はそれなりにあったことだろう。


公式HP
http://www.mink.co.jp/product/other/masyo/index.html 

調査担当