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©2016 VRJCC
なないちゃんとあそぼ! (VRJCC)

・2016年08月14日 コミケ90にて 製品版頒布 
・2016年10月21日 クラウドファンディング開始 【patreon
・2016年10月26日 ダウンロード販売開始 【DLsite
・2016年12月29日 コミケ91にて Ver1.2頒布 【とらのあな

10年代中頃の同人ゲームで、VR専用のセックスシミュレーター。同人ながら国内初のVR専用アダルトゲームであり、抱き枕やエアドールの動きと連動できる臨場感が大きな話題となった。

(以下Ver1.2、HTC Vive版でのレポート)

導入部分やシナリオ性はない。プレイヤーがOculus RiftかHTC Viveのヘッドセットを装着し、ゲームを起動すると、まずは主題歌に合わせてOP映像が流れる。その後タイトル画面から開始すると、そこには女の子の部屋らしき仮想空間が広がっていて、ベッドの上で「なないちゃん」がこちらを見つめている。

なないちゃんの体位を正常位、右側位、左側位、後背位、騎乗位の5種類の中から選び、制服と下着の有無を選んだら、後は体を揺らしながら喘ぐ彼女を鑑賞するのみである。体位の変更などの操作は、自分の顔の正面にあるポインターを、空中に浮かぶアイコンに合わせるだけでいいので、全てフリーハンドで済ませることができる。

スマートフォンの動きを「なないちゃん」と連動させることができるのが大きな特徴で、あらかじめスマホに専用アプリをダウンロードしておき、スマホを抱き枕やエアドール、オナホール等に括りつけて上下させれば、手の動きに従ってVR画面のなないちゃんも上下し喘いでくれる。

また、VR機器をもっていない層への配慮として、スマホ用のVRアプリで鑑賞できる動画も製品版に収録しており、単品でのダウンロード販売も行われている。

同人ながらイベントへの出展が盛んで、英語版、中国語版がリリースされるなど海外展開も活発に行われている。関連商品はモバイルブースター、ブックレット、タペストリーなど。

個人的には、肌の質感や部屋の作りなどに同人らしい粗さが目立ち、内容に奥行きがなく、開発途上で実験的な印象が拭えない。しかし着想はユニークで、視線での操作は他のVR作品より慣れが早く、スマホを使った玩具との連動は応用が利いてユーザーの負担も少ない。資金もノウハウも足りない地点から果敢にチャレンジする姿勢には敬意を表したい。


公式HP
http://www.vrjcc.com/ 
クラウドファンディング『Patreon』
https://www.patreon.com/letsplaywithnanai




調査担当