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©1995 COCKTAIL SOFT/F&C co.,ltd.
カスタムメイト3 (カクテル・ソフト)

・1995年12月08日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・1996年12月12日 Windows3.1用 CD-ROM版

90年代中頃の作品で、自分好みに作成した女性との新婚生活を体験できる育成シミュレーション。『カスタムメイト』シリーズの三作目。

会社員として仕事に励み、孤独なまま迎えた12月に落ち込んでいた主人公(名前は任意)。街中で受け取ったチラシに釣られ、結婚相談所『カスタムメイト』に足を踏み入れた彼は、不思議なオペレーターに導かれるまま、コンピューターに理想の恋人像を入力していく。すると、条件に見合う女性はすぐに見つかり、クリスマスイブには結婚式を挙げ、その日の内に新婚旅行へ旅立ち、翌月から新婚生活が始まるという、夢のような急展開となった。主人公は残業や同僚との付き合いに悩まされつつ、専業主婦の妻と支えあい、会話やセックスを通じて愛情を深めていく。

ゲームシステムは、オムニバスのADV風だった前作と異なり、女の子のメイキングと育成SLGの組み合わせである。

プレイヤーは、ゲーム冒頭で主人公と妻の名前、年齢、性格、セックス経験の多さなどを入力していく。更に、妻は髪型、バストサイズ、ヒップサイズが三種類から選べる仕様である。

ゲームパートは会社員の何気ない日常生活を描いたもので、出社するか否か、仕事はどのくらいの力加減でやるか、残業するか否か、同僚や上司の酒の誘いに応じるか、夕食と風呂と就寝の順番はどうするか、妻の夜の誘いに応じるか、といった選択肢をこなしていく。選択肢によって愛妻のパラメータが少しずつ変化し、一年後に三種類のエンディングを迎える育成SLGである。

1月上旬から12月末まで、およそ350日間のすべてを体験することもできるが、単調で莫大な時間がかかるので、あまり現実的ではない。その代わり、任意の日付まで進められる日付進行プログラム(スキップモード)が用意されていて、その間のコマンドについて細かいオーダーを出せるので、ゲーム性はこちらのスケジュール管理がメインになるか。

アダルト要素は、主に愛妻相手のセックスである。ここにもゲーム要素があり、「愛撫」「キス」「なめる」といったコマンドを駆使して愛妻の興奮度を上げ、絶頂に導いていく。妻を満足させることができれば愛情や機嫌が回復し、淫乱度が進んで、新たな体位やプレイが開放されていく。一方、仕事疲れで精力が不足すると、妻の欲求不満指数が上がり、放置すると浮気へと発展していくことになる(寝取られシーンはない)。

仕事に励んだ分だけ貯金が貯まり、妻にアクセサリーや花などのプレゼントを贈ったり、一緒に遊園地やスキーに出かけたり、Hな下着や制服、SMグッズなどを買ってプレイの幅を広げたりできるので、一般的に仕事と夫婦生活の両立に悩むことになる。また、会社の後輩、先輩、街で夜遊びする娘など、5人の女の子が登場し、イベントを進めれば主人公との不倫Hを見ることができる。

個人的な印象としては、単一ヒロインの調教SLGにメイキング要素を組み合わせた、当時としてはユニークな作風である。カスタムできる要素は少ないが、ビジュアルは前作と比べて遥かにクオリティが高く、実用性はそれなりにあっただろう。

難点は日常に変化が乏しく、コマンドの手数も多く、期間が長いため中だるみを感じる点で、イベント探しでスキップモードを解除すると、特に淫乱度の進んだ妻を満足させるのに時間と手間を取られ、かなり面倒に感じてしまう。リアルな結婚生活に寄せすぎて、倦怠期やマンネリまで再現してしまったといえるかもしれない。