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©1996 Studio Mebius
悪夢 ~青い果実の散花~ (スタジオメビウス)

・1996年04月26日 PC-9801用 3.5インチFD版 CD-ROM版
・1997年03月28日 Windows95用 CD-ROM 『悪夢95 ~青い果実の散花~』としてリメイク
・2004年04月23日 Windows用 DVD-ROM 『めびにゃ!』に収録
・2006年03月10日 Windows用 DVD-ROM 『悪夢 Standard Edition
・2009年04月24日 Windows用 DVD-ROM 『悪夢 絶望 Twin Pack Edition
・2011年02月04日 Windows用 DVD-ROM 『メビウス暗黒BOX』に収録
・2011年02月10日 ダウンロード版 販売開始 【DMM】【Gyutto】【DL.Getchu】【DLsite

90年代中頃の作品で、余命僅かな主人公が多数の少女たちを監禁し、陵辱していくアダルトアドベンチャー。

主人公(名前は任意)は、生まれてすぐに両親と死別するが、その財産を受け継ぎ、裕福な環境で育った御曹司である。普通の贅沢に飽き飽きしていた彼は、ある計画を思いついた。アイドルやお嬢様が数多く在籍する名門「聖エクセレント女学園」の生徒達を拉致し、好みの少女を好きな数だけ陵辱しようというのだ。忠実な3人の部下たちに修学旅行中のバスを襲わせ、山奥の廃校に移り住んだ主人公は、重い病と闘いつつ、選りすぐった10人の少女を1人ずつ連れ出し、自らを満足させる「夢」を叶えていく。

ゲームシステムはコマンド型で、スケジュール管理型のADVである。廃校内の自室を起点にして、毎朝目を覚ますところから始まり、少女を陵辱するか、解放するか、自分の体を休めるか、といったその日の行動を選んでいく。主人公が5日連続で行動すると、病が進行してゲームオーバーとなるため、適度に休みを入れる必要がある。

女の子は計23人も登場するが、主人公が選んだ10人と、部下たちの担当する13人に分かれている。部下の陵辱の場合は、定期的な現状報告に対し、適切な選択肢を選ぶことで、部下が少女を陵辱する様子がビデオテープとして一本ずつ届き、好きな時に鑑賞できる仕組みである。

主人公の陵辱の場合は、「指を入れる」「ナニを咥えさせる」「激しく腰を動かす」といったコマンドを、総当りで何度も選択することで進展させていくコマンド進行である。部屋に連れ出した回数によって1人当たり3段階の変化があり、1度目は痛がり泣き叫ぶ相手への陵辱、2度目は元気がなくなり、涙ながらに哀訴する相手への陵辱、3度目は精神的に壊れ、生気を失った相手への陵辱、というのが基本パターンとなっている。

一部に媚薬、拘束具、ナイフなどの道具類を使う描写はあるが、SM要素は薄い。プレイは愛撫、フェラ、通常の挿入、時々アナルといった感じで、行為自体はノーマルである。しかし、主人公が腕力と怒声で従わせる点、女の子が行為で感じる事はほとんどなく、激しく出血し、泣き叫び、最後まで痛がる点が特徴的である。

普通に遊んだ場合や、鬼畜の限りを尽くした場合は主人公の病が悪化しての死亡エンドだが、一切陵辱せずに片っ端から解放し、待遇も良くしてやった場合のみ、真エンドとも取れる特殊なエンディングを迎える仕組みとなっていた。

Windows95に移植された際は、『悪夢95』として、ボイスやエンディングが追加されている。関連商品は小説版、漫画版など。

個人的な印象としては、女の子の数が多い割に、反応が同じで凄惨なシーンの繰り返しとなるので、単調に感じてしまうし、主人公の特殊な嗜好に馴染めないと辛い。アダルト重視でストーリー性・ゲーム性は低く、実用面では人を選ぶ作風だったといえるだろう。エンディングとゲームオーバーに差がないので達成感に欠けるのも、後に改善されたようだが、オリジナル版の欠点となっている。


スタジオメビウス公式HP
http://studio-mebius.product.co.jp/


調査担当