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©2011 SEVEN WONDER

太陽のプロミア
 (SEVEN WONDER)

・2011年05月27日 Windows用 DVD-ROM 初回版 【駿河屋】【Amazon
・2012年02月24日 Windows用 DVD-ROM 『FDぷらす!』に同梱 【Amazon
・2013年04月05日 ダウンロード版 【Gyutto】【DL.Getchu】【DMM】【DLsite
・2013年02月01日 Android/iPhone用 アプリ版 【萌えAPP
・2016年12月22日 ダウンロード版 『FDぷらす!』 【DMM

10年代序盤の作品で、ファンタジー世界を舞台に6人の女の子の活躍と恋模様を描いたアダルトアドベンチャー。『SEVEN WONDER』のデビュー作。

舞台は「光炉」と呼ばれる機械により栄える不思議な街「ミルサント」。この街は定期的に現れる太陽の女神「プロミア」の加護のおかげで、人々は豊かに暮らしていた。そんな平和な街に突如現れた、記憶喪失の男「コダマ」と、決して切れない紐で結ばれた幼児「ぷぅ」。2人は街の人々に暖かく迎えられ、記憶の手がかりを探し始める。一方その頃、東の森から強力な侵略者が入り込み、黒禍と呼ばれる闇がミルサントを覆い始めた。騒動に巻き込まれた2人は、街を治める6人の神官「六花(りっか)」と協力し、黒禍に侵された六花たちの力を解放していく。

ゲームシステムは選択肢分岐型ADVで、選択肢の少ない鑑賞メインの作品である。共通パートと個別ルートの組合せだが、周回によって選べるヒロインルートに制限があり、回数をこなす内に選択肢が増え、徐々に謎の核心に迫っていく、メインストーリー重視の作りとなっている。

ストーリーは変身ヒロインのバトル物の一種で、序盤は主人公一行が、旅の中で六花と呼ばれる神官たちに1人ずつ出会い、その力を解放して敵を撃退していく流れである。同時に暗躍する敵の動向、不吉な前兆も描かれ、更に謎が深まっていく展開となっている。

ヒロインは生真面目で短気な赤の六花、クールで博識な青の六花、優雅でいたずらっぽい黄の六花、馬鹿力で人懐っこい警備隊長、口下手で無表情のケモ耳娘、小悪魔的な敵の首領の6人である。Hシーンはヒロイン1人あたり2つで、合計12個と数は控えめ。挑発的な流し目や構図、プニッとした質感、積極的なセリフの数々が印象的である。

翌年にファンディスク『太陽のプロミア Flowering Days』が続いた。関連商品は予約特典として各店舗ごとに様々なグッズが付属した他、ドラマCD主題歌集、抱き枕カバー等がある。

個人的には、ユニークで丁寧に作られた世界観が印象的で、謎も奥行きがあり、賑やかな会話劇やBGMも楽しい。絵のタッチも合わせると、かなり個性的なファンタジー作品といえるだろう。難点は分岐先が選択肢から推測できない点で、ネタバレの都合上、先にプレイしておくべきルートを素通りしてしまう可能性がある。攻略サイトで選択肢先を確認しておいた方が良いかもしれない。


公式HP
http://www.seven-wonder.jp/sw01/index.php


調査担当