概要を書くにあたり、特に末尾の「個人的な印象」について、自分の中でも方針がブレブレになる事が多いので、今後の柱となる考え方を確認すべく文字にしておきます。なお、これは理想を並べただけで、今後の記事において以下が徹底されているとは限りません。



ジャンル尊重主義


特定の作品をけなすにあたり、異なるジャンルを比較対象にして貶めない。弱点はジャンルの近いもの同士で比較する。以下はNG例。

・鑑賞メインのADVに対して「ゲーム性がない」。
・抜きゲーに対して「ドラマ性がない」。
・泣きゲーに対して「抜けない」。
・RPG、SLGに対して「エロが少ない」。
・アニメーションアダルトゲームに対して「短い」。


時代尊重主義

現代の作品と比較せず、シナリオやゲーム性の優劣は当時の作品同士で比較する。絵のタッチ、主人公の性格、ヒロインの型といったものも、当時の流行を出来る限り広範囲に把握し、流行の中で時代遅れ、最先端、エポックメイキングといった立ち位置、クオリティーの良し悪しを判断をする。


コンセプト尊重主義

自身が作品に欲する要素、苦手な要素で貶めず、制作者の意図したことを最大限に汲み取り、そのプロットや演出が狙い通り成功していたか、似たコンセプトの作品と比較して効果的だったか、を判断する。以下はNG例。

・純愛作品に対して「ハーレムルートがない」「妹が口説けない」。
・純愛作品に対して「暗い」「ハッピーエンドがない」。
・男の娘ヒロイン、女装主人公、百合、BL作品に対して「生理的に受け付けない」。
・NTR要素ありの作品に対して「NTRが余計だった」。
・グロテスクな描写、凶悪な性犯罪を描いた作品に対して「気分が悪い」。
・巨乳・爆乳作品に対して「デカ過ぎ」。
・スカトロ作品に対して「不衛生」。
・未成熟な肉体表現、近親相姦に対して「倫理的にNG」。
・電波系、セカイ系などポエミーな作品に対して「意味不明」「不合理」。


問題点

・レトロゲームはその年の話題作、お勧めされた作品の中から選んでいるので、自分でジャンルは選べない。しかし自身の嗜好を変えることは出来ないので、例えばゲーム性がなく、爆乳オンリーの触手陵辱ADVだった場合、同時代の同ジャンルと比べても良し悪しの判断は難しい。人気順やボリューム感を元に「嗜好が合えば実用性は高いだろう」といった表現でお茶を濁すことになり、信頼性は低下する。
・特定のジャンルに分類できない特殊な作品も多い。
・制作者の意図がうまく汲み取れない作品が多い。


調査担当