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©1997 COCKTAIL SOFT/F&C co.,ltd.

Pia♥キャロットへようこそ!!2
 (カクテルソフト)

・1997年10月31日 Windows95用 CD-ROM 『DELUXE PACK
・1997年10月31日 Windows95用 CD-ROM 『STANDARD PACK
・1998年10月08日 セガサターン版 【駿河屋】【Amazon
・2000年12月02日 GAMEBOY COLOR用 『Piaキャロットへようこそ!!2.2』 【駿河屋
・2001年06月21日 ドリームキャスト用 『Piaキャロットへようこそ!!2.5』 【駿河屋
・2001年10月26日 Windows用 CD-ROM 『Me/2000対応版』 初回版 通常版
・2003年02月06日 ドリームキャスト版 【駿河屋】【Amazon
・2009年01月23日 DL版 【DLsite】【DL.Getchu】【Gyutto】【DMM
・2010年03月26日 DL版 『DLセット』に収録 【Gyutto】【DMM】【DLsite】【DL.Getchu


90年代後半の作品で、ファミリーレストランを舞台にした恋愛アドベンチャー。『Pia♥キャロットへようこそ!!』(1996年)の続編。

(あらすじ) 主人公「耕治(名前変更可)」はごく普通の学園生。出会いを求め、軽い気持ちでファミリーレストラン「Pia♥キャロット2号店」の面接を受けた耕治だったが、採用条件は週6日という厳しいものだった。甘い考えを改めた耕治は、夏休みいっぱいをバイトに捧げる決意を固め、社員寮に引っ越し、昼から晩までのハードな業務をこなしていく。と同時に、空いた時間で自分を磨いたり、同僚達と仲を深めていく。果たして耕治は、夏の終わりまでに恋のきっかけを掴むことができるだろうか?

ゲームシステムは前作と同じで、スケジュール管理型のADVと育成要素の組合せである。主人公に「容姿」「優しさ」「根性」「体力」といったパラメータがあるものの、攻略はヒロイン毎の必要最低限なパラメータ値や選択肢の正解、重要イベントを探す方に比重が高く、育成メインのSLGとは言いがたい。

シフトの担当業務の一部が選べるため、スケジュールの空いている箇所を倉庫整理、ウェイター、料理といった担当で埋め、昼から夜まで業務に励み、パラメータを育成していく。それと同時に、午前中や休日を使って体を休めたり、不足するパラメータを伸ばしたり、意中のヒロインを訪ねたり、電話をかけたりでイベントを進展させていく。

狙うヒロインに集中的に話しかけて好感度を上げ、攻略に必要なパラメータを揃えれば、2度の旅行を通して重要イベントが起こり、個別エンドが迎えられるという流れになっていた。

ストーリーは、平凡な主人公がバイトを通して数多くの女の子に出会い、宴会や海水浴、バーベキュー、縁日などを通して仲良くなると共に、それぞれの女の子の抱える問題を知り、相談相手になる中で恋愛に発展していくのが基本の流れである。ヒロインと大きな喧嘩になったり、三角関係の末に親友に殴られたりと、青春真っ盛りな描写が印象的である。

ヒロインは最悪な出会い方をしてしまったツンケンとしたウェイトレス、その妹で人懐っこい年下の女の子、真面目な美人マネージャー、大酒飲みのご近所さん、元気いっぱいの不思議キャラ、性別を偽る男装の同僚など10名となっている。

Hシーンは1人1ヵ所で、中にはバッドエンド覚悟でなければHシーンが見られないヒロインもおり、アダルト要素には比重がない。ただ、当時はまだ珍しいフルボイスであり、Hシーンにも音声が付いている点は大きな長所だっただろう。

シリーズ続編として『3』『G.O.』『G.P.』『4』、女性向けの『プリンスPia♥キャロット』が続いた。家庭用ゲーム機への進出も盛んで、移植される際は内容が追加され、ゲームボーイカラー版は『2.2』、ドリームキャスト版は『2.5』と改題されている。派生作品に18禁のOVA、全年齢のOVAがあり、フィギュア等のグッズ展開も幅広い。

個人的な印象として、原画のみつみ美里氏の画風が際立つ作品で、その大きな虹彩、細く長く優美な体のライン、ファッションのこだわりは、256色塗りの技術向上もあって、非常に華やかで、当時としては垢抜けている。これがヒットの最大の要因だっただろう。

また、作中で使われる衣装をPCゲーム誌上の投票で選んだり、セガサターン版の制作発表を本物のレストランを借り切って行ったりと、奇抜なイベント展開が話題を呼んだ作品でもあった。’98年の東京キャラクターショーにて催された本作品の「コスプレ喫茶」は、00年代のメイド喫茶の登場にも影響を与えたといわれる。アダルト出身の枠に囚われない、オープンなマーケティングを開拓した作品の一つだった。


F&C公式 商品情報ページ
http://fandc.co.jp/catalog/pc/184


調査担当