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©1998 ALICESOFT
ぱすてるチャイム -恋のスキルアップ- (アリスソフト)

・1998年11月26日 Windows95/98用 CD-ROM版 【駿河屋
・2002年04月19日 Windows用 CD-ROM 廉価版 【Amazon


90年代後半の作品で、冒険者を目指す学生たちの学園生活と恋を描いたアダルトRPG。『ぱすてるチャイム』シリーズの一作目。

(あらすじ) 舞台は剣と魔法のファンタジー世界。主人公の通う舞弦学園は、冒険者の育成を目的とした「冒険科」のある高校である。落ちこぼれで卒業も危うい主人公「カイト(名前変更可)」は、幼馴染の優等生「ミューゼル」とパーティを組んで実習用の迷宮に挑むが、サボり癖がたたってミューゼルを危険にさらしてしまう。これまでの態度を反省したカイトは、無事に卒業して一人前の冒険者になるため、実習に試験に懸命に取り組んでいく。

ゲームシステムは、単一の階層式ダンジョンの探索RPGで、育成できるのは主人公一人である。一週間に一度ダンジョンに潜り、レベルを上げ、単位や金銭、アイテムを獲得していく。この「単位」という資源が特徴的で、「攻撃」「命中」「詠唱」といった基礎ステータスを上げる授業を受けるのに必要となる。また、「戦士」「スカウト」「魔法」「神術」といった専門職のクラスを上げたり、スキルや魔法の獲得にも使われる。使い方は任意なため、育成の自由度が高い。

探索のパートナーとして、4人のヒロインの中から毎週一人を選び、共に冒険することで仲を深め、CGつきの特殊イベントを起こしていく。学期末の試験日に規定の階層に到達し、ヒロイン毎の特殊イベントを全てこなしていれば、卒業間際にヒロインと結ばれ、個別のエンディングを迎える仕組みとなっていた。

ヒロインは心優しい幼馴染の神術士、見た目が幼く小生意気な魔法使い、ドジでのんびりしたイジメられっこのスカウト、男っぽい性格の戦士の4人である。

アダルトシーンはヒロイン一人に一箇所ずつで、ボイスもなく、アダルト要素には比重がない。

シリーズ続編として『ぱすてるチャイムContinue』(2005年)、『ぱすちゃC++』(2005年)、『パステルチャイム3 バインドシーカー』(2013年)が続いている。また、本作品のヒロインの一人「コレット・ブラウゼ」は同人誌の題材として人気を集めたようだ。

個人的な印象としては、ゲーム性重視の作風で、育成の自由度が高く、ゲームバランスも良く、やり込み要素もそこそこあり、ストレスなく遊べる作品である。シナリオは小粒ながら、味わいのある仕上がりとなっており、学園が現代日本風なのもコミカルでユニークである。ただ、実用性を求めて購入した場合は物足りなさを感じたかもしれない。


調査担当