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古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

アダルトゲーム 発売順タイトル一覧 1994年

・主に国内で販売されたPC向け18禁タイトルを対象にしていますが、一部に非アダルト作品を含みます。
・PC-9801版、FM-TOWNS版など別ハード向けにパッケージが複数ある場合は、最も発売日が早い物のみを掲載しています。

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『雑音領域』 概要

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©1994 D.O.
雑音領域 (D.O.(ディーオー))

・1994年12月16日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版 CD-ROM版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・1996年01月19日 Windows95用 CD-ROM版
・2001年08月31日 Windows98/ME/2000用 CD-ROM 『D.O.Classics Vol.1』(リメイク版)
・2006年09月22日 ダウンロード販売開始(リメイク版) 【DLsite】【Gyutto】【Getchu】【DMM

90年代中頃の作品で、美しい姉妹が暮らす館を舞台にしたホラーアドベンチャー。原画、シナリオの両方を広崎悠意氏がつとめている。

主人公「松本直人」は若手の脚本家。義妹の「真理子」を乗せ、田舎の養父母の家から東京へ戻る途中、休憩のためにインターチェンジを降りた直人は、迷って山道をさまよう内に、助けを求めるメイド「弥生」と、高圧的なお嬢様「蒔絵」に出会った。蒔絵に促されて彼女たちの館に滞在することになった直人は、5人の姉妹が一族の規律という異様なルールに取り憑かれているのを目の当たりにし、真理子と弥生を連れて屋敷を出ようとするが…?

システムはシルキーズの『河原崎家の一族』(1993)に似た、選択肢分岐型のADVである。「地下室を調べる」「立ち去る」といった2~3択の選択肢が頻繁に現れ、複雑に分岐と合流を繰り返していく。その辿った経路により18種類のエンディングを迎える仕組みとなっている。一周あたりのボリュームは短いが、分岐が複雑で総当りが通じにくく、難易度は高めである。

シナリオは常識人な主人公が、崖崩れに阻まれて人里離れた洋館に滞在する中で、独善的なルールを姉妹や使用人に強要する館の主、蒔絵に反発し、様子のおかしい義妹を連れて館からの脱出を目指していく。一方で、自身の欠落した記憶や夢の中に現れる女の言葉に興味を引かれ、館の秘密に足を踏み入れてしまう、といった流れである。全編通してシリアスで重苦しい雰囲気のサスペンスで、エンディングの大半は主人公死亡によるバッドエンドである。また、SF要素と猟奇性の交じり合った独特の世界観が印象的である。

アダルト要素の大半は、主人公が住人達から誘われて応じる形の穏当な和姦だが、一部に緊縛、剃毛、鞭打ち、三角木馬などのSM要素、薬を盛られて理性を失っての強姦などを含んでいた。また、Hシーンに限らないが流血シーンが多く、女性の痛々しい姿やグロテスクな死亡シーンが登場するのも特徴的である。

派生作品に小説版がある。2001年にはCGを一新し、『D.O.Classics Vol.1』としてリメイクされた。

個人的な印象として、ストーリーがそれほど凝っている訳ではないが、音楽とショッキングな映像が独特の作風によくマッチしていて、アダルト要素もスリルもそれなりに楽しめる作品である。ビジュアルは好みが分かれる所だが、細かい点まで非常に緻密なタッチで描かれ、ボリュームもあり、物語の重厚さを支えている。主に原画を担当していた広崎悠意氏が本格的にシナリオを手がけた初の作品だったようだ。


『闘神都市II』 概要

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©1994 ALICESOFT
闘神都市II (アリスソフト)

・1994年12月10日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・1995年04月28日 PC-9801/FM-TOWNS用 CD-ROM版
・1997年06月20日 Windows95用 CD-ROM版
・2003年04月11日 配布フリー化宣言

90年代中頃の作品で、年に一度の武術トーナメントを舞台にしたアダルトRPG。『闘神都市』シリーズの第二弾で、大ヒット作となり、メインヒロインの「葉月」の人気も相まって、非常に知名度が高い。

中世ファンタジー風の世界。主人公「シード」は、瑞原流という剣術道場の門下生で、実力も性格も頼りない若者である。師範の娘「葉月」とは両想いだが、葉月を瑞原流の後継者に嫁がせようと考えている師範は、シードとの仲を認めず、葉月を騙して実力のある「ビルナス」のパートナーを引き受けさせ、名高い武術イベント、闘神大会に送り出してしまった。優勝すればビルナスが葉月を娶ると知ったシードは、これを阻止するため、姉代わりの女性「セレーナ」をパートナー(賭け物)に、強豪のひしめくトーナメント戦に挑む。

システムは前作と同じく、単一の階層式ダンジョンを探索していく一人パーティのRPGである。地上にある街を拠点に、数日おきにやってくる試合当日に備えてダンジョンに通い、レベルや装備、スキルなどを整えていく。試合で相手を倒す事ができればフラグが立ち、さらに下層に進める流れである。

シナリオは、当初は頼りない性格だった主人公が、様々な出会いや戦いを通してたくましく成長していくサクセスストーリーである。世界観は『Rance』シリーズと共通で、基本的にシュールでとぼけた設定の多いギャグ作品だが、一部に悲劇的なエピソードやシリアスな展開を含み、プレイヤーに驚きをもたらす奥行きのあるストーリー性を備えていた。

物語の所々に選択肢が用意されていて、主人公に「悪行」をさせることが出来るのも特徴的である。例えば、盗賊から取り戻した故人の刀を未亡人に返すか否か、嫌がる女性の純潔を無理やり奪うか否か、といった具合である。極端に悪行を積み重ねない限り大きなペナルティはなく、むしろCG回収の為には必須で、ストーリーへの影響は演出の違いといった程度だった。

アダルト要素は大会の規定による、破った相手のパートナーとのセックスがメインである。女性のタイプは様々で、主人公は挑発されたり、状況に流されたりと成り行きで相手をしていく。他にダンジョン内で有料のHなサービスを受けるパターン、悪人達やモンスターに女性が陵辱されているのを目撃するパターンなどがある。女の子モンスターを捕らえた際や、Hな写真を拾った際などに表示されるCGなどもあり、やり込み要素となっていた。

また、自宅を購入して家具を配置したり、希少な女の子モンスターをコレクションしたり、高難易度の強敵に挑戦したりといったオマケ要素が豊富に用意されており、当時のアダルトゲームとしては桁外れのやり込み性を備えた作品となった。

後日談として読み物タイプの『闘神都市II そして、それから…』(1995)が続き、10年以上あけて『闘神都市III』(2008)が発売され、本作のストーリーをベースに『闘神都市』として3DS用にコンシューマ化された。さらにソーシャルゲーム化も予定されている(2016/03時点)。関連商品はOVA版、瑞原葉月フィギュアなど。

個人的には操作感が良く、手間を省く機能も充実していて、ゲームとして洗練されているのが印象的だった。ビジュアルのレベルも高く、謎解きの仕掛けやストーリーも凝っていて、欠点らしい欠点が見当たらない。けなげで頑張り屋のヒロインの個性も光っている。発売から数年にわたって人気を保ち続けた、90年代を代表するアダルトゲームの一つである。


『聖少女戦隊レイカーズⅡ』 概要

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©1994 APPLE PIE
聖少女戦隊レイカーズⅡ (アップルパイ)

・1994年12月18日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・1996年10月18日 Windows95用 CD-ROM 『聖少女戦隊レイカーズⅠ・Ⅱ for Win』に収録

90年代中頃の作品で、変身ヒーローの主人公と変身ヒロイン達の活躍を描いたシミュレーションRPG。『聖少女戦隊レイカーズ』の続編。

前作で宇宙からの侵略者ガドラム帝国を退け、再び平和な日常を送っている筈のレイカーズだったが、鷲ノ羽学園に正義の少年「洸」の姿は無かった。彼は半年もの間、レイカーズの面々に何も告げず、行方をくらましていたのだ。そこへ、レイカークリスタルを狙う新たな敵、宇宙犯罪組織ギルドールの魔の手が迫る。変身能力を失ったレイカーズの前に颯爽と現れたのは…?

システムはADV風のストーリーパートとシミュレーションRPGの組み合わせである。ストーリーパートは分岐のない一本道で、コマンドもセックスシーンのみとなっている。各章の会話の中で戦闘に突入し、SLGパートで1~2つのMAPの敵を殲滅すれば、シナリオが進行して次の章へ移る仕組みである。

戦闘部分のシステムは前作とほぼ同じで、クォータービュー、固定配置、レベルアップありの戦術級SLGである。攻撃がなかなか当たらないのも同じで、敵の向きや高低差などを利用して命中率を高め、数に勝る敵に背後を取られないよう工夫する点が戦術要素となっている。違いはそれぞれ体の各部の4種類のパーツを変更できる点で、それに応じて回復技、長射程の技、広範囲の技などを選べる仕様となった。

シナリオは使命感に燃える変身ヒーローの主人公が、親しい少女達を戦いに巻き込むまいと奔走するものの、敵の罠にはまったり、強敵と出会う中でヒロイン達に助けられ、最後はチームワークで敵を撃退するのが基本的な流れである。変身ヒロイン物に分類される作品だが、熱血、悲壮感、メカといった男の子向けの要素が多く、ナレーションにも特撮ヒーロー物の影響が強く感じられる。

アダルトシーンは各章に1、2箇所で、5人のヒロイン達の他、敵の女幹部にも用意されている。レイカーズの中心「玲子」と主人公は前作で恋人同士となったため、他のヒロインとは妄想上のセックスだったり、あるいはライバルの男キャラに口説き落とされたりといった描写になったが、中には主人公が敵の誘惑に負けたり、玲子との仲違いで捨て鉢になり、激情に身を任せて他の子と…といった場面もあった。

続編として『聖少女戦隊レイカーズⅢ』(1997)が続いている。

個人的な印象として、シナリオは相変わらず超展開の連続で、非ギャグストーリーにしては説得力が頼りない。ツッコミ所は満載なので、ネタとしては楽しめた。シミュレーションRPGとしても操作性やゲーム性が改善されたとは言えず、残念な印象である。全画面表示となり、ビジュアルは大きく向上している。


『VIPER -GTS-』 概要

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©1994 SOGNA
VIPER -GTS- (ソニア)

・1994年11月25日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・1996年10月25日 Windows95用 CD-ROM版
・2002年09月27日 Windows用 CD-ROM 『VIPER COLLECTION BOX』に収録
・2002年10月28日 Windows用 CD-ROM 『LIMITED EDITION』(リマスター版)
・2006年05月23日 ダウンロード販売開始 【Gyutto】【DLsite】【DMM】【DL.Getchu
・2006年05月24日 ダウンロード販売開始(LIMITED EDITION) 【Gyutto】【DLsite】【DL.Getchu

90年代中頃の作品で、セックス好きの女悪魔に魅了された男を主人公にしたアダルトアドベンチャー。アニメーションを多数取り入れた『VIPER』シリーズの4作目、非オムニバスのTシリーズの1作目にあたる。

VIPER-V6』の『悪魔が来たりて…』で妖艶な悪魔カレラとのセックスを楽しんだ人間の男、小川君。彼はその時の快感が忘れられず、魂を捧げる覚悟で再び悪魔を召還する儀式に臨んだ。ところが、現れたのはカレラと別の悪魔で…?

システムは選択肢型のADVである。オムニバスだったそれまでのシリーズと異なり、収録されているストーリーは単話となった。2択の選択肢が所々に設置されていて、どちらを選ぶかによってセックスの内容が異なったり、バッドエンドを迎えたりする仕様である。一応マルチエンドだが、構造はシンプルでゲーム性は低い。

シナリオは『悪魔が来たりて…』の続編で、セックス好きの悪魔カレラと、それをライバル視する悪魔メルセデス、人間の主人公によるアダルト重視のショートストーリーである。底なしにタフなカレラに対して、主人公が老人のように衰弱しながらもセックスに応じていく、コミカルで明るいタッチの作風となっていた。

VIPER-V10』のような全画面表示はなくなったが、アニメーションは非常に多く、特にセックスシーンでは大半のカットに大きな動きが施されており、本作の目玉となっていた。

PC-9801版に音声を追加する拡張キット『VIPER GTS RS』やドラマCDが翌年にかけて続いている。本編もパッケージ新装版やリマスター版などで何度も再販されたようだ。また、V6の内容と合体する形で『VIPER -GTS-』(2002)としてOVA化されている。

普通のアダルトADVと比べるとシナリオは極端に短く、ゲーム性もストーリー性も低いが、これはアニメーションアダルトゲームというジャンルに共通する欠点だった。アニメーションの質と量でいえば当時の最高峰といえるだろう。気になるのは発売日延期の常態化で、後にこのジャンル全体の病となるが、当時から目立ち始めていたようだ。スタッフのコメントからは、外注のアニメーターの都合を確保するのに苦心している様子が覗える。


『淫獣学園 La☆Blue Girl』 概要

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©1995 DEZ CLIMAX
淫獣学園 La☆Blue Girl (DEZ CLIMAX)

・1994年03月22日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版

90年代中頃の作品で、くノ一の主人公が異世界の怪物たちと対決していくアダルトアドベンチャー。前田俊夫の成人向け漫画『La☆BlueGirl』のゲーム化作品。

舞台は現代の学園。主人公「ミコ」は一見普通の女子校生だが、実は弥勒衆と呼ばれる忍者の一派、美童家の正統後継者である。本来なら異世界の怪物達、色魔衆と盟約して彼らを使役する立場のミコだったが、事故により敵となる盟約を交わしてしまい、彼らからつけ狙われることとなった。人間を快楽の虜にすることで破滅させる色魔衆は、人間の中に紛れてミコの瑞々しい体に迫っていく…。

システムはコマンド選択型で、移動先に自由があるタイプのADVである。行き先やコマンドは多いが分岐はなく、展開は一本道である。一部に自分視点のガンシューティングのようなミニゲーム要素も取り入れられていた。ゲームオーバーはあるが、その場からすぐにやり直せるので難易度は易しい。

ストーリーはおっちょこちょいのくノ一とお調子者の小忍者のコンビが、学園内や色魔淫界と呼ばれる異世界を舞台に、怪物達と対決していくバトル物の展開である。移動先を巡回する中で女の子を襲っている色魔を見つけ、交戦するもののあっけなく破れ、陵辱されて快楽に飲まれる寸前、様々な要因でピンチを脱する、というのが基本パターンのアダルト重視な作風となっていた。

ビジュアルは陰影が濃く暗めの印象だが、主人公達に悲壮感はなく、絵文字が多用されるなど、作風は全体的にコミカルで明るい。アダルトシーンは怪物たちの触手による陵辱がほとんどだが、一部にレズや人間の男との絡みも含まれていた。

アニメ版が大ヒットしたことで知名度が高い作品だが、本作品のキャラクターデザインやシナリオは漫画版ともアニメ版とも異なり、ゲーム独自の大胆なアレンジが加えられている。

個人的には、ビジュアルのレベルの高さと詳細さが非常に印象的だった。ストーリーも起伏に富んでおり、ボリューム感もあって、触手系が好みに合えば実用性は高かったことだろう。気になるのは必要なコマンドの手数が多い所で、ミステリー作品のように何度も同じメッセージを見ることになる辺り、ややテンポを悪くしているか。

 

『XENON』 概要

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©1994 C's Ware
XENON ~夢幻の肢体~ (C's Ware)

・1994年12月09日 PC-9801用 3.5インチFD版
・1995年03月31日 PC-9821/FM-TOWNS用 CD-ROM版
・1997年11月14日 Windows95用 CD-ROM版
・2006年08月02日 ダウンロード販売開始 【Gyutto】【DLsite】【DMM】【DL.getchu

90年代中頃の作品で、夢の中の世界と現実が交錯していくSFタッチのアダルトアドベンチャー。

主人公「宏治」は現代に暮らす普通の若者。ある医療センターで精神分析のデータ標本となり、泊り込みでコンピュータによる分析を受けていた宏治は、しばしば記憶が欠落する症状と、奇妙な夢に悩まされていた。カウンセリングで夢の内容を尋ねられた彼は、異世界らしき宇宙船内で乗員の女性達に出会う夢を回想する内に、いつしか再び夢の世界に入り込んでいく。夢と現実を交互にさ迷う中、夢の中では未知の惑星探査に関する不可解な事件、そして現実では医療センターの研究に関する疑惑に同時に巻き込まれて…?

システムは選択肢型のADVだが、選択肢により途中の演出が異なるのみで、ほぼ一本道の展開である。周回プレイが前提になっているのが特徴的で、冒頭部分や登場人物はすべて共通だが、2周目、3周目では違う展開が起こり、世界観も異なる場合があった。

シナリオは1周目がシリアスなSFホラー風なのに対して、2周目はギャグ傾向の強い陵辱モノだったりと作風も異なっている。また、夢と現実で原画のタッチも全く異なるため、二つのADVを交互に遊んでいるような雰囲気の違いも印象深い。

アダルトシーンの比重は高めである。和姦プレイとSMチックな調教プレイで半々といったところだが、和姦プレイでも言葉責めが多く、ややサディスティックな傾向が強い。一部に3Pや緊縛、浣腸といった特殊なプレイを含んでいた。当時としては珍しい頭部を超える大きさの爆乳も印象的である。

全体の印象としては、同じ舞台、同じ登場人物を使いまわすオムニバス作品、という形容が近いか。女医からカウンセリングを受け、夢の中で宇宙船内をさまよう冒頭部分だけは共通だが、そこから先は作風も設定も異なり、予測不能な展開が続く前衛的な作りとなっている。プレイ終盤はアダルト重視で、シナリオが適当になっていくのが個人的に残念だった。


『カスタムメイト2』 概要

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©1994 COCKTAIL SOFT/F&C co.,ltd.
カスタムメイト2 (カクテル・ソフト)

・1994年10月21日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・1995年08月25日 FM-TOWNS用 CD-ROM 『カスタムメイト2&いつかどこかで。

90年代中頃の作品で、自分好みに設定した女性とのショートシナリオを楽しめるアダルトアドベンチャー。『カスタムメイト』シリーズの第二弾。

舞台は近未来。プレイヤーはHなバーチャル体験ができる大型の装置『カスタムメイト2』が設置された店舗を訪れた男性客となり、好みの女性の特徴などを入力して、与えられたシチュエーションでの恋の駆け引きやセックスを楽しんでいく。

構造は前作と同じく、好みの女の子を作成するキャラクターメイキングと、作成した女の子をコマンドで口説き落とすADV風の会話パートの組み合わせである。ただし、今回から女の子の制服や主人公の立場(職業)の設定項目があり、その設定によってバーテンや医師など様々なドラマの主人公を演じることになるので、ナンパシミュレーション風だった前作に比べると、オムニバスのショートシナリオ集に近くなった。

設定項目は名前の他、制服、年齢、あなたの立場、性格、髪型、バスト、体型、血液型の8項目である。バリエーションは合計2376パターンにのぼるが、性格は顔CGと言葉遣いが違うのみでストーリーは共通、バスト、髪型、体型もCGの部分的な差に止まる。

シナリオは大まかにいうと女子校生、看護婦、バニーガールの三種類があり、それぞれの年齢と主人公の立場によって展開が分かれるので、ストーリーの実質は11本分である。女子生徒に誘惑される教育実習生、恋人の看護婦に浮気を疑われる男性医師、お気に入りのバニーガールを口説き落とす常連客などになりきり、場面に合ったセリフや行動をコマンドで選んでいく。

ゲームオーバーはあるものの、数回やればクリアできる程度で、前作と比べると難易度ははるかに優しい。

続編として『カスタムメイト3』(1995年)が続いている。

個人的には、シナリオの豊富さに驚かされたが、その分カスタム要素ではあまり自由がきかない。原画の一人に強烈な個性があるのも難点か。理想の女の子を作って遊ぶ作品というより、CGや言葉遣いが多少いじれる短編集、といった感じである。


『愛姉妹 ~二人の果実~』 概要

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©1994 Silky's
愛姉妹 ~二人の果実~ (シルキーズ)

・1994年09月30日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 FD版
・****年**月**日 DOS/V用 3.5インチFD版
・1995年11月17日 Window3.1用 CD-ROM版 (CGリニューアル)
・2000年05月26日 Window用 CD-ROM版
・2007年06月01日 ダウンロード販売開始 【DMM

90年代中頃の作品で、卑劣な主人公が美人姉妹を陥れていくアダルトアドベンチャー。

主人公「丈人」は悪名高い不動産会社「野川産業」の社長の一人息子。ある日、事務所に小遣いをたかりにきていた丈人は、父親の車と接触事故を起こした女性ドライバーとの示談を任された。彼女を篭絡できれば仕事を手伝わせてやる、という条件に勇んだ丈人は、当の人妻「幸絵」を騙して借用書を作り、脅迫して体を開かせることに成功する。丈人の謀略はそれで終わらず、幸絵の二人の娘、同じ学園に通う美人姉妹に狙いを定めて…?

操作はコマンドと選択肢の混合型である。基本的に移動先に自由があるタイプで、教室や体育準備室、美術準備室、屋上などを巡り、姉妹のどちらかを見つけ、「話す」「見る」といったコマンドでシナリオを進展させていく。しかし行き先の数は少なく、コマンドも簡素で探索には比重がない。

システムはむしろ同社の『河原崎家の一族』のような選択肢分岐型に近く、その日は姉妹のどちらをターゲットにするか、優しく接するか否か、といった選択肢により複雑に分岐し、その経路により11種類のエンディングを迎える仕組みとなっていた。

シナリオは悪党風の主人公が、父親が帰るまでの5日間を期限に、父親の秘書の由美と協力し、脅迫とセックステクニックで姉妹を手なずけ、従順になるまで調教していく流れである。エンディングは主人公が失敗して鉄格子の中に入るパターン、完全に堕ちたヒロイン達に客を取らせるパターン、ヒロイン達に気に入られて家族として受け入れられるパターンなど様々である。

アダルトシーンは全部で27つもあり、シナリオが短い割にかなり比重が高い。2、3度のプレイで全部見るのは不可能で、セーブ、ロードを繰り返してのやりこみ要素となっていた。セックス描写は主人公による煽り、罵り、鬼畜ゼリフが特徴的だが、ヒロイン達の物理的な抵抗はなく、順応も早い。一部に薬物の使用、緊縛、(男1人女複数での)3P、4Pの表現を含んでいた。

Windowsに移植された際はCGが一新され、ブランドも母体のエルフに変更された。派生作品にOVA版実写AV版、DVD-PG版などがある。続編として『愛姉妹・蕾 …汚してください』(2004)、『愛姉妹 〜どっちにするの!!〜』(2006)、『愛姉妹IV 悔しくて気持ち良かったなんて言えない』(2014)が続き、初代から20年を数える長寿シリーズとなった。

個人的な印象として、主人公が知的で陰険な性格なのが特に目を引く部分である。女性を手篭めにする主人公像はアダルトゲームの黎明期から存在したが、80年代は陵辱系でも知性に乏しく、陽気で行き当たりばったりな性格が普通で、作風もコミカルなのものが多かった。罪のない女性達を巧妙な罠にはめ、弄んでいくタイプのシリアスな作風はこの頃から現れ始め、00年代序盤にかけて流行していく。


『こうかん日記』 概要

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©1994 Fairy Dust
こうかん日記 (フェアリーダスト)

・1994年09月09日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・1996年12月17日 Windows95用 CD-ROM 『こうかん日記DX』に収録

90年代中頃の作品で、少女達との甘い恋愛模様を描いたアダルトアドベンチャー。アニメ制作会社だったフェアリーダストの手がけたPCゲームの3作目。

季節は初夏、三人の女の子が偶然にも同じ男性に恋をした。学校はバラバラ、面識もない三人だったが、名前も分からない男性の正体を追う内に共通の友人を通して知り合い、意気投合して友情を育んでいく。彼女たちの交換日記は想いを綴る寄せ書き帳として、青春の思い出を刻み始めた…。

一方、当の男性である主人公(名前は任意)は平凡な大学生。突然3人の美少女から告白されて面食らうものの、それぞれと友達以上恋人未満として付き合うこととなり、彼女たちの切実な想いに応えていく。だが、彼を待ち受ける恋のきっかけは3つに止まらなかった。身近な女性と次々に関係をもった末に、果たして彼は誰を選ぶのか…。

システムは選択肢型のアドベンチャーである。展開はおおむね一本道で、一度のプレイですべてのヒロインの攻略も可能である。ヒロインとの対話やセックスの中で選択肢が出現し、間違うと最終日にそのヒロインの個別エンドが選択できない仕組みになっていた。移動先を選ぶマップ画面も登場するものの、どれを選んでも展開は変わらないので、おそらくフェイクである。

主人公は困っている人を見過ごせないタイプで、荒事にもわが身を省みない男気にあふれた面がある一方、泥酔状態につけこんで見知らぬ女性を犯すなど、スケベ方面にはだらしない。ヒロインたちは主人公の優しさに触れて恋焦がれ、一夜限りの約束でセックスにいたり、友人たちとの関係を守るため秘密にして別れる、というのがシナリオの基本パターンとなっていた。

ヒロインはメインの3人の学生、その友人たち、隣の女子大生、漫画家志望の女の子など11人で、Hシーンはほぼ1つずつである。Hシーンはマウスカーソルにより弱点を順序良く攻めることで進行するタイプで、全画面に近い大きな画像で描かれ、一部に首振りや縦揺れなどのアニメーションが施されていた。女の子の積極性、派手な乱れ方が特徴的である。

続編として『こうかん日記 第2章 ~聖夜をあなたと~』(1995)が続いている。

個人的な印象としては、女の子を口説き落とすというより、女の子から次々に口説き落とされるゲームで、セックス後の絡みもほとんどなく、甘くこそばゆい展開だけに浸れる作品である。形ばかりのコマンド操作が煩わしく、ゲーム性やドラマ性は散らかっているが、絵のタッチは流行を押さえており、アダルト要素の比重も高いので実用性は高かったことだろう。

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