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古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

アダルトゲーム 発売順タイトル一覧 1993年

・主に国内で販売されたPC向け18禁タイトルを対象にしていますが、一部に非アダルト作品を含みます。
・PC-9801版、FM-TOWNS版など別ハード向けにパッケージが複数ある場合は、最も発売日が早い物のみを掲載しています。

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調査担当

『性戦士もっこりまん』 概要

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©1993 ILLUSION All rights reserved
性戦士もっこりまん (イリュージョン)

・1993年08月27日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版

90年代序盤の作品で、下品な変身ヒーローを主人公にしたコミカルなアダルトアクションゲーム。イリュージョンの2作目。

宇宙からやってきた異星人もっこりまんは僕らのニューヒーロー。正体を隠し、金田豆造として地球に潜伏中の彼は、その特技を生かしてAV男優として活躍していた。今日も敵対するコケ性人の妨害を乗り越え、魅力的なAV女優との撮影に臨み、その絶倫な精力で彼女たちをエクスタシーに導いていく。

システムは横スクロール型アクションの1部と、感じるセックス体位を探っていく連打系アクションの2部で構成されている。冒頭で7つのAV風タイトルのステージの中から一つを選び、1部をクリアすることでセックスに突入し、2部のアクション要素をクリアする度に、AVの内容がワンカットずつ流される仕様となっていた。

1部の横スクロールアクションは、ジャンプや飛び道具を頼りに、ザコを潰したり罠を避けたりしながら、迷宮内の鍵を探し出し、ゴールへの到達を目指す流れである。コースはワープポイントなどが複雑に絡み、非常に入り組んでいる。ゲーム性はクリアに繋がるワープ順序や抜け道を見つけていく、探索要素の強いものになっていた。コンティニューの回数や残り時間に制限がないため、難易度は易しい。

2部は何故か、もっこりまんと女性が草原で結合した場面から始まる。精ゲージが尽きる前にピストン運動で女ゲージをMAXにすればクリアである。体位は正常位、後背位、座位の三種類があり、その中からゲージの上昇する体位を見つけ、キー連打で責めていく。しばらく責めるとゲージが上がらなくなるので、再び感じる体位を探っていく流れである。

選べるAVは7本で、主演はそれぞれ別の女性である。若妻、看護婦、OL、制服姿の学生、女教師、エレベーターガールなどの女性達が、危険な不倫関係や自慰、見ず知らずの男とのセックスに夢中になってしまう筋書きとなっていた。一部に拘束や失禁といった描写もあるが、プレイ自体はほぼノーマルである。

続編として『もっこりまんRPG』(1994年)、『乱交女体釣り ~もっこりまんのナニでヌシ釣り~』(1995年)が続いている。

おバカで混沌とした雰囲気が持ち味のギャグ作品で、ゲームを起動すると演歌調で下品な歌詞のOP曲が字幕付きで流れ始める(音声はない)。『超兄貴』(1992年)のように、良い意味でバカゲーと呼ばれることが多いようだ。個人的な印象としては、動きの硬さや迷宮の構造の荒っぽさで、アクションゲームとして楽しいものではないが、ビジュアルのクオリティの高さ、セックス描写の濃厚さで多少挽回しているイメージである。

 
調査担当

『RanceⅣ -教団の遺産-』 概要

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©1993 ALICESOFT
RanceIV -教団の遺産- (ALICESOFT)

・1993年12月11日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・1997年04月04日 Windows3.1用 CD-ROM版
・1997年04月04日 Windows95用 CD-ROM版
・2003年04月11日 配布フリー化宣言

鬼畜な英雄の活躍を描いたダンジョン探索RPGの4作目。アダルトゲーム初となるインストール環境必須の「ハードディスク専用ゲーム」としても名高い。

前作『RanceⅢ -リーザス陥落-』(1991年)で光の神の怒りを買った戦士ランスと奴隷シィルは、天空に浮かぶ大陸イラーピュに飛ばされてしまう。大陸にある唯一の街を拠点に、地上へ降りる方法を求めて古代遺跡の探索を進める二人。同じ頃、遺跡内では敵対的なヘルマン帝国の一団が、遺跡に秘められた闘神都市の力を求めて調査を始め、リーザス王国からはランス救出隊が派遣されようとしていた…。

システムは様々な仕掛けを凝らしたダンジョンの謎を解き、キーアイテムを入手することで物語が進展していくストーリー重視のRPGである。ダンジョン内は前作のスクロールありの2D表示から、再びⅡのような縮小マップでカーソルを移動させていく形式となり、小部屋に入った時だけ拡大2D表示という変わった仕様である。操作感は悪いものの、全体は把握しやすい。

戦闘は前作と同じ、2D俯瞰型でキャラ毎に移動を指示していく、シミュレーションRPG風の集団戦である。雑魚とエンカウントする度にこれをこなさなければならないが、主人公ランスを含めて全自動への切り替えが可能で、自動時のコマンドを編集できるのも特徴的である。味方は最大5人の自由編成となった。

新奇な点として、ダンジョン内は時間経過があり、毎日午後8時になると宿へ強制帰還させられ、翌日は同ポイントから進行できる休憩システムが取られている。宿では体力が回復できる他、「魔法ビジョン」にて本編と無関係な告知やドラマを見るオマケ要素、女の子を選んで部屋に連れ込むアダルト要素を備えていた。

シナリオ面では、従来通りの傍若無人な主人公が、美女とのセックスを目当てに冒険を繰り広げるシュールなギャグストーリーだが、一方で聖魔教団や闘神都市の設定が登場し、世界を揺るがす重大な局面がシリアスに描かれ、教団の生き残り、ヘルマン、リーザス、ランス一行の思惑が交錯する壮大な叙事詩に発展していく。レギュラーメンバーでは人工生命体「あてな2号」や騎士娘「サーナキア」が初登場している。

アダルト要素はランスが街の住人やパーティメンバーにHなイタズラをするケース、助けた女の子にお礼してもらうケースなど様々である。他にオマケ要素として、戦闘中に女の子モンスターを弱らせて「襲う」ことで見られる陵辱CG、完成するとHなCGが回収できる鏡の破片などがあり、やり込み要素となっていた。

発売後ほどなく、設定資料やボツ原画、ミニゲーム、BGM集などを収録した『ランス4オプションディスク』が通販されている。続編はミニRPGの『ランス4.1/ランス4.2』(1995年)、番外編のSLG『鬼畜王ランス』(1996年)、再びミニRPGの『ランス5D』(2002年)が続き、大作RPGに戻ったのは10年以上経った後の『ランスⅥ』(2004年)からだった。

個人的な印象としては、まずビジュアルのクオリティが大きく向上したのに好感が持てる。システムで風変わりな所が多く、快適にプレイするには実験的すぎる気がするが、入り口が違う別のダンジョンが内部で繋がり、巨大な複合ダンジョンになっていく点は面白い。シナリオ性、オマケ要素も充実し、アダルトRPGの定番といった風格の大作RPGに成長している。

調査担当

『聖少女戦隊レイカーズ』 概要

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©1993 APPLE PIE
聖少女戦隊レイカーズ (アップルパイ)

・1993年12月25日 DOS/V用 FD版
・****年**月**日 PC-9801用 3.5インチFD版
・1996年10月18日 Windows95用 CD-ROM 『聖少女戦隊レイカーズⅠ・Ⅱ for Win』に収録

90年代序盤の作品で、5人の変身ヒロイン達を率いて宇宙からの侵略者に立ち向かうシミュレーションRPG。『聖少女戦隊レイカーズ』シリーズの一作目。

鷲ノ羽学園に通う男子学生「洸」は、ブラード星の王太子「アラン・ブラード」の思念体と出会い、洸がブラード星人の血を引いている事、そして宇宙支配を目論む「ガドラム帝国」が超エネルギー体「レイカークリスタル」を狙い、地球を侵略しようとしている事を知らされる。学園がガドラムに襲撃され、洸の親しい5人の少女に危機が迫った時、5人の姿に変化が起こった。彼女たちこそ、伝説のクリスタルの守護者「レイカーズ」だったのだ。洸はレイカーズを率いて、悪の帝国から送り込まれた女幹部や怪物達と対決していく。

システムはシミュレーションRPGの戦闘パートと、ADV風のストーリーパートの組み合わせである。テレビアニメ風にサブタイトルで章分けけされていて、全部で5章あり、それぞれ2~3つのMAPを突破することで次の章へ移る。ストーリーパートは選択肢やコマンド類はなく、一本道である。

戦闘パートはクォータービューで、レイカーズを操作してMAP内の敵を殲滅できればクリアである。レベルアップはあるが、クラスチェンジや装備品、アイテム類はない。すべての攻撃にMP消費があり、5種類の技を状況に合わせて使い分けていく。攻撃がなかなか当たらないのが大きな特徴で、高低差や敵の向いている方向などを利用し、命中率が少しでも上がるよう工夫する点が戦術要素となっていた。攻撃を受けると経験値が貯まる点も風変わりである。

シナリオは、5つの章が5人のヒロインそれぞれの当番回にあたる。基本的には学園モノの日常風景の中で、ヒロインと主人公が親交を深め、敵の襲撃と前後してセックスに至る流れである。クラスメイトで現役アイドル、そしてレイカーズの中心である「玲子」と主人公は相思相愛の間柄だが、真面目で好青年風の主人公が、請われれば初対面でも味方でも、あっさりセックスに応じてしまうのが印象的である。

アダルトシーンはヒロイン一人当たり1~2シーンで、敵の女幹部との間にも用意されている他、味方が戦闘で撃破された際は脱衣CGが表示される仕様となっていた。

続編として『聖少女戦隊レイカーズII』(1996)、『聖少女戦隊レイカーズIII』(1997)が続いている。派生作品にOVA版、小説版などがある。

当時流行した変身ヒロイン物で、シリーズ化やOVA化もあり、知名度は比較的高いようだ。個人的な印象としては、操作性やテンポが悪く、シミュレーションRPGとしては当時の中でもパッとしない。ストーリーは強引で駆け足な超展開の連続で、見ようによっては面白いかもしれない。ビジュアル面では極端に細いウエスト、強調された乳房が印象的である。

調査担当

『河原崎家の一族』 概要

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©1993 SILKY'S
河原崎家の一族 (シルキーズ)

・1993年12月22日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 5インチFD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・1994年12月25日 DOS/V用 FD版
・1995年12月18日 Windows3.1/MacOS用 CD-ROM版
・1997年10月01日 Windows95用 CD-ROM 256色版
・2003年10月24日 Windows用 CD-ROM 『野々村病院の人々&河原崎家の一族 マルチパック』に収録
・2007年04月19日 ダウンロード販売開始 【DMM

90年代序盤の作品で、平凡な主人公が豪邸に暮らす人々の狂気に巻き込まれていく館モノのアダルトアドベンチャー。

大学生の「六郎」は、高額な報酬につられ、夏休みの一ヶ月間を大富豪「河原崎家」の使用人として過ごすことになった。屋敷に住むのは人使いの荒い夫人、高慢な長女、明るく奔放な次女、極端に無口な長男、狡猾そうな運転手、二人の美しいメイド、そして姿を見せない屋敷の主人…。彼らの奇妙な行動に振り回され、垣間見える狂態に好奇心をくすぐられる内、六郎は河原崎家に隠された秘密に共犯として巻き込まれていく。

システムは選択肢のみのADVである。複雑に分岐・合流を繰り返すマルチシナリオが特徴的で、例えば「免許を持っている」「持っていない」という選択肢により長女を迎えに行くか、長男の部屋を掃除するかといった展開に分岐し、それぞれ別のアダルトCGを鑑賞した後、夜には合流する。

辿った経路により、4日目に20種類近い結末を迎えるマルチエンドとなっていた。そのほとんどはバッドエンドで、ハッピーエンドを迎える僅かな経路や、未回収のシーンを見つけ出す点がゲーム要素である。一周あたりのボリューム感は少ないが、分岐が非常に複雑なため奥行きがあり、難易度は高い。

シナリオは終始シリアスな雰囲気で、主人公は常識人ながら暗め、選択肢によっては陰湿でサディスティックな性格にもなるのが特徴的である。前半は屋敷の使用人としてこき使われる中、奇妙な仕事をさせられたり、屋敷内で繰り広げられる痴態を目撃したり、ルートによっては住人から誘われてセックスをこなしていく。後半は住人達の罠にはまった主人公が、ピンチをくぐり抜けて意中のヒロインと逃亡するまでのサイコホラー風の展開である。

アダルト要素は多めで、同じシチュエーションでも複数のパターンとCGがある凝った作りになっている。強姦、剃毛、緊縛、放尿、三角木馬などアブノーマルな描写が多いが、ハッピーエンドのルートでは幸せなセックスシーンも用意されていた。

続編として『河原崎家の一族2』(2003)が続いた他、派生商品にアダルトOVA実写アダルトビデオ、DVD-PG版、小説版、サントラ、原画+攻略本などがある。

操作がコマンド無し、選択肢のみでマルチシナリオを備えたアダルトゲームは『シンデレラペルデュー』(1986年)の頃からあり、特に全流通のゲームでは伝統的だったが、80年代は一般的にならなかった。この作品や『奈緒美 〜美少女たちの館〜』(1993年)の辺りから広く流行し始め、次第に主流になっていったようだ。一般ゲームだが、『弟切草』(1992年)のようなサウンドノベルのヒットも大きかったかもしれない。

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『禁断の血族』 概要

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©1993 C's WARE
禁断の血族 (C's WARE)

・1993年11月12日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・1995年11月22日 PC-9801用 CD-ROM版
・1995年11月22日 Windows95用 CD-ROM版
・2005年10月24日 ダウンロード販売開始 【Gyutto】【DLsite】【DMM】【DL.Getchu

90年代序盤の作品で、美人揃いの邸宅に暮らすことになった主人公が、住人達の狂気と快楽に飲まれていく館モノのアダルトアドベンチャー。シーズウェアのデビュー作であり、『禁断の血族』シリーズの一作目。

主人公「健也」は名門T大に通う大学生。両親を交通事故で亡くした後、大富豪の未亡人「麗子」の養子となった健也は、夫人と5人の娘たち、そしてメイドの「さより」が暮らす広大な屋敷に住むことになった。しかし、着いた日の翌朝から、メイドによる口での奉仕で起こされて面食らうことになる。異常はそれに止まらず、住人達は主従、姉妹でそれぞれ性的な関係をもっていた。誘惑に負けて全員と交わってしまい、自己嫌悪に陥っていた健也も、やがて淫靡でただれた生活に慣れていき…?

システムはコマンドと選択肢の混合型で、移動先に自由があるタイプのADVである。屋敷内の玄関ロビーを基点にして、自室や夫人の部屋、姉妹達の部屋を繰り返し巡り、住人達と会話やセックスをこなすことで物語が進展していく。選択肢はおおむね二択で、間違った方を選んでもループするだけなので、難易度は非常に易しい。

シナリオは常識人の大学生である主人公が、屋敷内の倒錯した世界に巻き込まれて葛藤し、やがて姉妹間の争いや事件に巻き込まれていく、シリアスでアダルト重視のストーリーである。分岐やマルチエンドはなく、一本道となっていた。

アダルト要素はそれぞれの女の子に2~3回程あり、全体のボリュームが控えめな割にかなり頻度が高い。一部にレズや緊縛、飲尿などのアブノーマルな描写が含まれる他、顔射のシーンが多いのが特徴的である。

同シリーズとして『GLO・RI・A ~禁断の血族~』(1996年)、『散櫻 ~禁断の血族~』(1999年)が続いている。

けなげで古風な「メイド」がメインヒロインをつとめているのが特筆すべき点で、本作品の知名度が高い理由の一つとなっている。メイドは90年代後半から「萌え」の対象となり、日本のサブカルチャーに深く根を下ろしたが、この作品の当時はイメージが固まっていなかった。例えば『狂った果実』(1991)では性の対象になっているものの、格好は普段着に簡素なエプロンで、現代的な家政婦といった描かれ方だった。『Intruder ~桜屋敷の探索~』(1989)では屋敷の使用人がメイド風の格好をしているが、呼び方は女中である。

本作品や『河原崎家の一族』(1993年12月)は、メイドブームに大きな役割を果たした『殻の中の小鳥』(1996年)に先駆けること3年、メイド萌えの起源の一つとみなされることが多いようだ。

調査担当

『あゆみちゃん物語』 概要

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©1993 ALICESOFT
あゆみちゃん物語 (アリスソフト)

・1993年09月15日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・1993年10月15日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・1993年12月**日 PC-9801用 CD-ROM 256色版 (ユーザークラブ限定)
・1994年**月**日 X68000用 FD版
・1996年06月07日 Windows3.1/95用 CD-ROM版
・2003年04月11日 配布フリー化宣言

90年代序盤の作品で、セックスを重ねることでプレイのバリエーションを増やしていく、単一ヒロインのセックス調教シミュレーションゲーム。

「あゆみちゃん」は学年で恋人にしたい女の子No.1の美少女。そんな彼女と順調に交際していた主人公は、6ヶ月目にして彼女を放課後の体育倉庫に呼び出し、説き伏せて処女を奪うことに成功する。それからの二人は、体育倉庫でセックスをするのが日課となった。貪欲な主人公は、刺激を求めて新たな体位や道具を試し、あゆみちゃんは嫌々ながらけなげに付き合い、いつの間にか順応して、痴態は次第にエスカレートしていく。

ヒロインは「あゆみちゃん」ただ一人で、ゲーム内容は彼女とひたすらセックスするだけという、当時としては非常にユニークな作品である。ゲームクリアやエンディングはなく、ノーマルなプレイだけで楽しむか、鬼畜なSMプレイで調教するか、CGコンプリートを目指してフラグを探っていくか等、遊び方は自由である。

システムは育成SLGに近く、あゆみの気絶回数、やった回数、僕の悪行数値、あゆみの淫乱回数などの累積によって、新しい前戯や体位が開放されていく仕組みである。プレイヤーは「愛撫する」「後ろから入れる」といったコマンドを操り、(あゆみの)興奮度、(あゆみの)耐久度、僕の精力といったパラメータをやりくりして、上記の累積回数を稼いでいく。

他に所持金のパラメータがあり、毎日500円ずつ貯まるので、帰宅後に本屋や大人のおもちゃ屋でパラメータの補助アイテムやアダルトグッズなどを購入することができた。プレイのバリエーションはノーマルな行為からアナル、ハードSMにいたるまで30種類以上のコマンドがあり、特殊イベントHも豊富で、総CG数は146枚という膨大な量を誇った。

幕間には休日デートや病気の看病、バイト、習い事、体育の授業、昼食などのイベントが起こるが、主人公がヤンチャで強引、あゆみちゃんが流されやすい性格なのがシナリオ上の特徴で、このとき任意で青姦やスリルセックスに突入する。主人公がふざけてその場にある物を挿入する事が多く、SMプレイを選択しなくても全体的にサディスティックで鬼畜寄りな作風といえるだろう。

関連商品として、あゆみちゃんのサイドストーリーなども収録した『ヒントディスク』が公式で通信販売されていた。続編はないが、ゲームはそのまま、CGを実写化した『あゆみちゃん物語 実写版』(1995)が続いている。

調教ゲームの先駆者といえる作品で、育成SLGとセックスの組み合わせは、他社にも広く踏襲され、『SEEK』(1995年)など、後のSM調教ゲームのヒットに繋がっている。また、女の子が次第に淫乱になっていく描写は、SMジャンルや育成SLGに限らず、1ヒロイン1発が普通だった当時のアダルトゲームに、広く緩やかに影響を与えたのではないか。

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『妖獣戦記 -A.D.2048-』 概要

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©1993 D.O.
妖獣戦記 -A.D.2048- (D.O.)

・1993年09月17日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 PC-9801用 CD-ROM版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・1997年03月14日 Windows95用 CD-ROM版
・2006年02月24日 Windows用 CD-ROM 『妖獣戦記A.D.2048 -真・説・序・章-』(リメイク)
・2008年09月19日 ダウンロード版『真・説・序・章』 【DLsite】【Gyutto】【DL.Getchu】【DMM

90年代序盤の作品で、近未来を舞台に異形のモンスターを退治していくシミュレーションRPG。『妖獣戦記』シリーズの一作目。

「The Third」と呼ばれる核戦争で荒廃した世界。流出した生物兵器と残留放射能から生まれた新生物「妖獣」は、人間の女性を母体に繁殖し、人類を追い詰めていた。城塞都市ソフィアポリスは、これに対抗するため特殊警察「A.S.S.P.」を組織し、高い戦闘力を持った女性型の人工生命体、「バイオソルジャー」を配備する。心理学者の主人公(男)は、なぜかASSPの戦闘隊長に抜擢され、バイオソルジャー達を指揮して、重要施設を占拠している妖獣を駆逐し、次第に彼女達の信頼を得ていく。

システムはシミュレーションRPGである。レベルアップはあるが、クラスチェンジや装備品の変更、回復アイテムのない簡素な仕様となっている。ステージ毎に8人の女性の中から6人を選び、マップ内の妖獣の全滅を目指していく。ステージは病院、空港、女子校の3つで、それぞれ3面あるので、合計9つのマップを攻略すればクリアとなる。Mac OS風のウィンドウとスクロールバーを使ったマップ表示が印象的である。

味方は数で圧倒的に劣る上、全ての敵がスタート時から味方に向かって殺到してくるのが特徴で、ボヤボヤしていると包囲されてしまうため、狭い地形や壁役、射程の長さを上手く活用できるかが戦術要素となっていた。

アダルト要素は、「祖体」と呼ばれる強めの妖獣に攻撃を仕掛けた際に起こり、触手に犯される一般人のCGが1体につき2枚表示される。各マップに祖体は2~3体いるので、陵辱CGは合計42枚と、かなりのボリュームである。それぞれ詳細なタッチの全画面表示で、一枚一枚に触手や舌先が妖しく蠢く部分的なアニメーションが施されていた。また、戦闘で隊員のレベルを3つ上げれば、幕間に休暇を一緒に過ごす個別イベントが発生し、デートとセックスのシーンがそれぞれ一枚表示される和姦要素も備えていた。

続編として『続・妖獣戦記 ~砂塵の黙示録~』(1993年)、『妖獣戦記2 -黎明の戦士たち-』(1995年)が続き、00年代になって『妖獣戦記A.D.2048 -真・説・序・章-』(2006年)としてリメイクされている。『妖獣戦記カスタム』(1994年)に本作品のCGが流用されているが、こちらはSLGなしの安価な神経衰弱ゲームだったようだ。派生作品に小説版がある。

妖獣クラブ』(1990年)の流れを汲むタイトルで、淫獣ファンからもSLG好きにも人気が高かった作品である。個人的な印象として、SLGとしてシンプルながらよく出来ており、触手嫌いの当調査員も夢中で遊んでしまった。それだけにストーリーの短さが残念。目玉となる陵辱CGの力の入れようを考えるとやむなしか。

調査担当

『Charm』 概要

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©1992 ACID PLAN
Charm (ACID PLAN)

・1993年10月10日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版

90年代序盤の作品で、女の子のちょっぴりHな体験を描くオムニバスのショートストーリー集。タイトルはフランス語読みの「シャルム」で、『Charm -シャルム-』と表記される場合もある。

シナリオは胸の大きさに悩む女の子を描いた『私のなやみ・・・・』、女子校内の奔放な実態を紹介する『女子校ってこんなとこ!!』、オタクな女の子がコスプレにはまるまでの道のりを描いた『コスプレってやめられない』、水泳部を舞台に切ない同性愛を描く『あの子はプールの妖精』、アイドル活動の裏側を暴露する『ドキドキシネマ体験』の5本を収録している。

システムはコマンドや選択肢の一切ない純粋なデジタルノベルで、好きな順に鑑賞できる。

主人公はすべて「英理子」で、髪型なども共通することが多い。しかし設定が異なるので、それぞれ別世界の英理子という印象である。英理子がプレイヤーに語りかけるモノローグ風の文体が特徴的で、悩み事や恥ずかしい失敗談、女同士の際どい体験などを赤裸々に語っていく。アダルト要素は主に英理子の露出と自慰シーンで、一部に女同士の絡みがあるものの、軽い接触に終わることが多く、全体的にエロさは控えめである。

続編として『Charm2 ~虹色の風~』(1994)が続いている。

調査担当

『分裂守護神トゥインクル☆スターAct.1』 概要

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©1993 STUDIO TWINKLE
分裂守護神トゥインクル☆スターAct.1 (STUDIO TWINKLE)

・1993年07月29日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版

90年代序盤の作品で、SF好きの少年が4人の変身ヒロイン達と共に悪と戦う、ギャグタッチのアダルトアドベンチャー。末尾に「Act.1」と表記される場合が多く、作中でも次号に続くことがアナウンスされているが、同社の解散によって続編が出ることはなかった。

舞台は現代の日本。SFに熱い情熱を傾ける高校生「討魔 ごう(名前変更可)」は、明るく能天気なウェイトレス「るみな」に出会い、自身の中に六芒星世界の守護魔導師「トーマ」の魂が転生したことを知らされる。るみなはトーマの守護神「スタールビー」の、4つに分かれた感情因子の1人だという。破死裏獣と名乗る怪人たちの凶行に巻き込まれた討魔は、感情因子の女の子とHをすることでトーマの力の一部を取り戻し、彼女達と協力して破死裏獣を撃破していく。

システムは選択肢タイプのADVだが、選択肢によって分岐やゲームオーバーがある訳ではなく、主人公が真面目にリアクションするかボケるか、という程度の違いで、移動先の自由もない一本道の展開である。

特徴的なのは戦闘の前哨戦として、怪人の呼び出した雑魚を掃討するガンシューティングのようなアクション要素がある点である。魔方陣の形のカーソルを敵に合わせ、自身の体力が尽きる前に殲滅すればシナリオが進行する。本格的なゲーム要素という訳ではなく、ミニゲームに近い。

シナリオは4話構成になっていて、それぞれ4人のヒロインの登場回になっている。学校、デパートの屋上、ディスコなどを舞台に、主人公と「喜」「怒」「哀」「楽」の感情を象徴する4人のヒロインとの出会いや、なりゆきでのセックス、アニメーションする変身シーン、怪人との対決などが描かれる。調子のいい性格の主人公と、一癖あるヒロイン達、シュールでおバカな怪人の賑やかな掛け合いが特徴的である。

アダルトシーンは各ヒロインに2つほどある他、一部の怪人にも存在する。物語前半では3種類のアイコンを使い、女体を丹念に愛撫しなければ先に進めないようになっていた。

少女向けのTVアニメ『美少女戦士セーラームーン』が大ブレイクした年で、変身ヒロインのバトル物という新テーマはアダルトゲームにも影響を与え、そこそこ定着した。本作の個人的な印象としては、『CAL』などの流れを汲む作品で、ギャグストーリーとして十分面白く、ビジュアルもセックス描写も丁寧、凝った変身シーンやゲーム要素も好感がもてるものの、物語の半ばを過ぎた辺りから新キャラの扱いが雑になり、展開も急ぎ足になるのが気になる。良作ながらどこか物足りない仕上がりである。

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調査員プロフィール
パソコンの登場と共に生まれた学習型AI。主食はエロゲのインストールディスク。電波系、欝、グロ、萌え萌えした作品が苦手。ゲーム性のあるもの、ギャグ作品が好き。
メーカーサイト
一部、これらのメーカーサイト様のWEB素材を各ガイドラインに従い引用しています。このサイトからの二次転用を固くお断りします。

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