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古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

『麻雀幻想曲Ⅱ』 概要

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©1993 Active
麻雀幻想曲Ⅱ (Active)

・1993年08月06日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・****年**月**日 PC-9821用 CD-ROM版
・1996年09月20日 Windows95用 CD-ROM 『麻雀幻想曲I・II』に収録
・1996年09月20日 Windows95用 CD-ROM 『麻雀幻想曲1・2・3セット』に収録
・2000年12月15日 Windows用 CD-ROM 『麻雀幻想曲II -2001 EDITION-
・2005年10月24日 ダウンロード販売開始 【Gyutto】【DMM】【DLsite】【アキバイン

90年代序盤の作品で、中世ファンタジー風の世界を舞台にした脱衣麻雀ゲーム。『麻雀幻想曲』(1992)の続編。

前作で最愛のパートナー「ラズベリー」を失った主人公「リング」は、彼女が世界に安定をもたらす巫女の一人だったことをエルフの村で知らされる。彼女を蘇らせる方法があることに喜んだリングは、世界各地に散らばった7つの黄金牌を集めるため、守護者と呼ばれる強者達と戦い、麻雀の実力を認めさせていく。

内容は数種類のコンテンツが楽しめる麻雀バラエティソフトになっていて、メインの「ストーリーモード」は中世ファンタジー風の世界を旅するシリアスなADVと脱衣麻雀の組み合わせである。他にストーリーモードとは別の6人の女の子の中から一人を選んで対決する「対戦ぬぎぬぎモード」、脱衣無しで純粋に麻雀に打ち込む「VSコンピュータモード」、麻雀の基礎知識から役の作り方まで丁寧に教えてくれる「トレーニングモード」などを備えている。

麻雀は2人打ちで、チョンボの防止等のサポートや難易度の変更があり、初心者でも遊びやすい。持ち点の代わりにHPを削り合っていくのが特徴的で、自分のHPが0になればゲームオーバー、相手のHPが0になれば脱衣が一段階進み、次の場が始まる。もう一つの特徴がMPのゲージで、これは自然に貯まっていき、様々なイカサマ技や積み込みと交換できる。ストーリーモードでは相手もイカサマ技を容赦なく使ってくる一方、主人公も物語が進展するにつれて使用可能な技が増え、戦略の幅が広がっていく。

アダルト要素は女の子1人につき3枚用意された全画面のCGで、段階的に露出度が上がっていき、最後は上下にスクロールする大きな一枚となっていた。性行為の描写は一切なく、エロさは控えめである。

続編として『麻雀幻想曲Ⅲ』(1995)が続いている。

個人的な印象として、相変わらず非ギャグストーリーにしては設定の説得力が頼りなく、展開もぎこちない。一方麻雀ゲームとしての出来はそこそこで、ビジュアルが大きく改善したのに好感がもてる。後に『DISCIPLINE』(2002年)や『STARLESS』(2011年)の原画・シナリオを手がけた聖少女氏の原画デビュー作である。

調査担当

『WORDS WORTH』 概要

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©1993 ELF
WORDS WORTH (エルフ)

・1993年07月22日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版

90年代序盤の作品で、ダンジョンを舞台に2つの種族の争いを描くアダルトRPG。

中世ファンタジー風の世界。地上に暮らす「光の一族」と、地下城に暮らす「影の一族」は、「ワーズワースの石版」と呼ばれる境界を隔てて暮らしていたが、何者かに石版を破壊されてからは戦争状態となり、お互いに相手の仕業と信じて150年間も争い続けていた。主人公「アストラル(名前変更可)」は、影の一族の王の息子として甘やかされて育ち、周囲からひ弱で軟弱な子供として軽視されていたが、好奇心から戦場をうろつくようになり、やがて強敵を次々と破って、影の一族の劣勢を覆す存在にまで成長していく。

ゲームシステムは3D視点、階層式ダンジョン、一人パーティの古典的なRPGで、オートマッピング機能を備えている。各フロアで雑魚を倒してレベルを上げ、装備を整え、キーアイテムや謎解きで障害を突破し、中ボス的な敵を倒せば次のフロアへ進める仕組みである。魔法や技のコマンドはなく、戦闘シーンは通常攻撃、逃げる、回復アイテムの三択という簡素な仕様となっている。

シナリオは、スケベで飄々とした性格の主人公が、光の一族との戦いの中で女の味を知り、失恋や友の戦死を乗り越えて、たくましく成長していくストーリーで、ギャグとシリアスの入り混じったエルフ特有の雰囲気である。当時のアダルトRPGとしては、かなりボリュームのある作品で、後半にはサプライズ展開が用意されていた。

アダルト要素は、敵の女戦士が味方に陵辱される様子を目撃したり、味方の女の子を助けておいしい目にあったり、自ら敵の女の子を尋問する際に起こる。CG数は非常に多いものの、胸の露出だけだったり、本番行為は未遂で終わることも多く、エロさは控えめである。

パッケージに付属した申し込み券により、通販にて本作のパロディなどを収録した『スペシャルディスク』が購入できたようだ。続編はないが、後にキャラクターのデザインを一新する形で『WORDS WORTH』(1999年)としてリメイクされ、OVAがそれに続いている。

Rance4 -教団の遺産-』と共に、この年を代表するアダルトRPGである。個人的な印象としては、ゲームバランスが荒っぽい点や戦略性の無さ、絵のタッチに強烈な癖がある点が気になるものの、それらを補って余りあるほどシナリオが面白い。イベントの密度は濃く、ダンジョンの仕掛けの謎解きも楽しく、BGMも階層ごとに異なるなど凝っていて、かなりの長編だがストレスなくクリアできたお気に入りの作品である。

調査担当

『カスタムメイト』 概要

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©1993 COCKTAIL SOFT/F&C co.,ltd.
カスタムメイト (カクテル・ソフト)

・1993年09月17日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・1994年12月16日 FM-TOWNS用 CD-ROM 『カスタムメイト&電話のベルが…

90年代序盤の作品で、自分好みにカスタマイズした女の子を口説き落とせるアダルトアドベンチャー。『カスタムメイト』シリーズの第1作目にあたる。

ある日、主人公(プレイヤー)は占い師から奇妙な箱をもらった。それは世にも稀な「女人に縁のない相」をもつ主人公にとって、とても役に立つものだという。主人公が部屋に帰って箱を開けてみると、下級悪魔「キュア」が現れ、主人公の願望を叶える理想の女の子を呼び出してくれることに…?

システムは、冒頭で女の子1人の設定を決めるキャラクターメイキングと、コマンドADV風の会話パートの組み合わせである。一対一の会話の中で、相手の心を掴んで服を脱がせ、キスや愛撫で気分を盛り上げ、本番行為に持ち込めばクリアとなる。

設定可能な項目は「年齢」「性格」「おしりのサイズ」「バストサイズ」「髪型」の5つで、それぞれ3種類あるので、作成可能な女の子は243パターンあることになるが、年齢と性格によって展開が共通しており、バストや髪型はCGの部分的な差にとどまるので、シナリオは実質9人分である。

攻略方法は、9人それぞれ全く違っていて、基本は相手の緊張をほぐし、褒めたり愛をささやいて喜ばせ、愛撫でその気にさせていく流れだが、怒って高圧的に迫らなければ脱がない場合もあり、挑発しなければならない場合もあり、拝み倒して脱いでもらうケースもあったりと、数多くのコマンドの中から、それぞれの個性に合わせた突破口を探し出す点がゲーム要素となっていた。ちなみに相手からの質問の受け答えで間違ったり、嫌がる行為を続けるとゲームオーバーで、難易度はヒロインによっては非常に高い。

続編として『カスタムメイト2』(1994年)、『カスタムメイト3』(1995年)が続いている。

過去の例でいえば『Tokyoナンパストリート』(1985年)にも副次的に攻略対象のメイキングはあったが、アダルトゲームで本格的な女の子のカスタマイズが始まるのは本作品からだろう。同ジャンルは数は少ないものの命脈を保ち、2000年代に入ってからは『人工少女』(2004年)や『カスタムメイド3D』(2011年)といった、3DCGゲームの定番として人気を博している。

調査担当

『きゃんきゃんバニーエクストラ』 概要

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©1993 COCKTAIL SOFT/F&C co.,ltd.
きゃんきゃんバニーエクストラ (カクテルソフト)

・1993年06月25日 PC9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・1996年09月27日 PC-FX用 『キャンキャンバニーエクストラDX』(18禁)
・1997年10月02日 セガサターン版(18歳以上推奨)
・1997年11月28日 PC-FX用 『Piaキャロット &きゃんきゃんバニーエクストラ』 初回版
・1998年01月21日 PC-FX用 『Piaキャロット &きゃんきゃんバニーエクストラ』 通常版

90年代序盤の作品で、モテない男子大生が天女の力を借り、女の子を次々に口説き落としていくナンパ系のアダルトアドベンチャー。『きゃんきゃんバニー』シリーズの5作目。

前作『プルミエール』で七福神から女縁を授かり、女の子達との恋の思い出を作った主人公(名前は任意)だったが、結局すべて実らず、不憫に思った七福神によって記憶を消去され、相変わらず寂しい大学生活に悶々としていた。再会した七福神からそれを知らされ、主人公が嘆くと、お詫びとして再び女縁を取り持ってくれるという。今度の術は、星のかけらが7人の女の子を導き、主人公と惹かれ合うというもの。喜んだ主人公は、早速街に繰り出して、それらしい女の子に声をかけていく。

ゲームシステムは、コマンド選択と選択肢、セックスシーンでのアイコンによる女体の探索など、多種類のコマンドを組み合わせたADVである。移動先に自由があるタイプで、街中にある予備校、商店街、デパート、住宅地、図書館、病院などを巡り、見かけた女の子をお茶に誘いだせれば、一本道の個別ルートが始まる。

会話の中で相手の心を掴む選択肢を見抜き、クイズやコマンドバトルなどのミニゲーム要素を突破できれば、主人公が押し倒す形でHシーンとなる。しかし、そこからもゲーム要素があるのが特徴で、嫌がる部位をしつこく攻めてゲームオーバーになったり、ガードが固くて足止めを食ったりするので、相手の心を解きほぐすパーツを慎重に探っていく必要があった。もっとも、ゲームオーバーになっても即座に時間が巻き戻るので、全体的に難易度は低い。

シナリオは、軽薄でスケベな主人公が、TVの新人レポーター、家庭環境に悩む女子学生、漫画家志望の女の子、看護婦、キャリアウーマン等に出会い、それぞれの夢を応援したり、悩みを解決したり、ピンチを救うことで好意をもたれ、隙を見てセックスに持ち込む流れである。攻略順は多少前後できるが、展開はおおむね一本道となっている。セックス済みの女の子は恋人になる訳ではなく、友人化して出番がなくなるものの、物語のラストで選択する事で、個別のエンディングを迎えられるようになっていた。前作からのナビゲート役「スワティ」もヒロインの中に含まれ、大人気キャラとなった。

シリーズは『リミテッド 5 1/2 』 『プルミエール2』等が続いた。また、家庭用ゲーム機にも成人向けのまま進出し、OVA版やドラマCD、フィギュアも作られ、イベントにも積極的に参加するなど、『同級生』と共にアダルトゲームのマルチメディア展開の先駆け的な存在だった。

ビジュアルのレベルは高く、ボリューム感もある当時の一流作品である。個人的な印象となるが、シリーズの過去作と比べても凝ったストーリーになっていて、ナンパ物というジャンルではかなり話に奥行きがある作品だろう。難点は必要なコマンド数が多いため、やや操作が煩わしい辺りか。主人公のおどけた口調も好みが分かれそうだ。

調査担当

『VIPER-V8』 概要

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©1993 SOGNA
VIPER-V8 (ソニア)

・1993年09月10日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD 『VIPER V8 turbo
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM 『VIPER V8 turbo RS
・1996年07月12日 Windows95用 CD-ROM版
・2002年09月27日 Windows95/98用 CD-ROM 『VIPER Classic
・2002年09月27日 Windows95/98用 CD-ROM 『VIPER COLLECTION BOX 』に収録
・2006年06月16日 ダウンロード販売開始 【DL.Getchu】【DMM】【Gyutto】【DLsite】【アキバイン

90年代序盤の作品で、アダルトシーンにアニメーションを数多く取り入れたアドベンチャー『VIPER』シリーズの第二弾。

ストーリーはオムニバス形式で、勇者風の主人公が魔物に拉致された女冒険者を救いに行く『DAMONS NIGHT』、キャンプに訪れていた4人の女の子が、アイスホッケーのマスクをした男達に次々襲われる『18日の禁曜日』、宇宙戦争の最中、異星人の捕虜になった女パイロットが愛の営みをレクチャーする『ALIEN WAR』の三本を収録している。

システムは一応、選択肢やコマンドを備えたADVの形式を取っており、バッドエンドを迎えることもあるが、数回やればクリア出来る程度で、ゲーム性はほとんどない。目玉となるのは派手に動くセックスシーンの多さで、各話に5~10カット用意されており、当時としては他に例のない質と量を誇った。

仕様の違いによってタイトルが微妙に異なり、X68000版は追加シーンありの『V8 turbo』、FM-TOWNS版は音声付の『V8 turbo RS』で、PC-9801版に音声などを追加する拡張キットは『V8 RS』、フルリメイク作品は『-V8- R』となっている。また、続編やOVA版など派生作品も数多く存在する。

ゲーム性を大胆に省いた分、アダルトアニメに近いものになってしまった一方で、ビデオにないメリットして、会話を進めない限りアニメーションがリピート再生されるという実用面、序盤の導入部分は静止画とテキストで済ませられるという制作側の利点が考えられる。難点としては、当時のユーザーに要求されたPCのスペックが高めだったようだ。

調査担当

『奈緒美 〜美少女たちの館〜』 概要

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©1993 FAIRYTALE/F&C co.,ltd.
奈緒美 〜美少女たちの館〜 (フェアリーテール RED-ZONE)

・1993年07月09日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 Macintosh用 CD-ROM版
・1997年01月24日 PC-9801/FM-TOWNS兼用 CD-ROM 『稚恵美・奈緒美』に収録
・1997年02月14日 Windows3.1/95用 CD-ROM版

90年代序盤の作品で、古い洋館に迷い込んだ少女が奇妙な体験を重ねていくホラー系のアダルトアドベンチャー。

大人しい性格の少女「奈緒美」は、下校途中に友人の「ミナ」に誘われ、無人の洋館を訪れる。暗い部屋の中、奈緒美はミナから愛の告白を受けて床に押し倒されるが、その直後に周囲は暗闇に包まれ、部屋の様子も変わり、ミナともはぐれてしまう。何とかミナを見つけて共に館を脱出しようとあがく奈緒美だったが、新たな扉を開く度に夢とも現実ともつかない不思議な出来事が起こり、奈緒美の心にある変化をもたらしていく…。

システムは当時珍しい選択肢分岐型である。『弟切草』(1992年)のように多数の選択肢の連続で、その累積結果によっていくつかの結末に収束していく。選択肢は多いが、ボリューム感はないので難易度は低めである。

シナリオは暗く超常的なホラー展開で、大きく分けて2種類のルートがある。一つは同性愛を受け入れるか否かを迫られるルートで、ミナの陰惨な身の上が語られ、アダルトシーンは通常のレズプレイが中心である。もう一つは自分の中にある欲望を受け入れるか否かを迫られるルートで、こちらは鎖に繋がれた少女へのSMプレイが含まれる。

『Premium Collection Vol.1』と銘打たれており、同シリーズとして『稚恵美』(1993年)、『美穂』(1994年)、『沙也香 〜義母〜』(1994年)などが続いている。

独特な雰囲気のある作品で、『沙織 (美少女たちの館)』(1991年)からサブタイトルを受け継いでいるが、どこか無邪気で行為はソフトだった沙織と比べ、こちらは暴力や流血、死亡、狂気が描かれており、バッドエンドも多く、ホラーに重点が置かれている印象である。謎は抽象的できっちりと解明される訳ではないため、その辺りも好みが分かれそうだ。

調査担当

『V.G. -ヴァリアブル・ジオ-』 概要

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©1993 GIGA
V.G. -ヴァリアブル・ジオ- (戯画)

・1993年07月09日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版

90年代序盤の作品で、外食チェーン店のウェイトレスによる格闘大会をテーマにした脱衣格闘アクション。TGL傘下のブランド『戯画』のデビュー作である。

不況に苦しんでいた日本の外食産業に突如、多国籍企業「謝華グループ」から挑戦状が届いた。各外食チェーンから代表を出して闘わせ、最強のウェイトレスを決定しようというのだ。優勝したチェーン店に与えられるのは、必ず莫大な収益を生むという伝説の一等地。さらに個人には10億円の優勝賞金が支払われるという。これに参加しないチェーン店は1つもなかったが、大会は謝華グループの総帥「レイミ・謝華」が3年連続で制したまま4年目を迎える。人はいつしかこの大会を「VG(ヴァリアブル・ジオ)」と呼ぶようになっていた…。

操作やルールは当時の一般的な格闘アクションとほぼ同じだが、攻撃ボタンはパンチとキックの2つだけという簡素な仕様になっている。プレイヤーは6人の女の子の中から操作するキャラを選び、2ラウンド先取で他の5人に勝ち抜けば、個別のエンディングを鑑賞できる。ウェイトレスという設定は衣装や背景に反映されているが、戦闘スタイルは空手、忍術、レスリング、テコンドーなど普通の格闘技である。

対戦相手から1ラウンドを取ると胸などの軽い露出CGが全画面で表示され、2ラウンド先取で倒すと喘ぎや愛液の描写を含んだ脱衣CGが1枚表示されるという、先行した『人形使い』や『クイーン・オブ・デュエリスト』に比べると過激なエロスが特徴的である。また、透過するメッセージウィンドウは時代を先取りしていた。

18禁格闘アクションの流れを受け継いだ続編として『V.G.II -姫神舞闘譚-』(1994年)、『V.G.CUSTOM』(1999年)、『V.G.MAX』(1999年)などがある一方、シリーズで最も好評を得たのは家庭用ゲーム機向けに独自の進化を遂げた『ADVANCED V.G.2』(1998年)だった。00年代に入るとアダルトADVに路線変更し、『V.G.Adventure』(2000年)、『V.G.Re-birth』(2001年)、『V.G.NEO』(2003年)などが続いている。関連商品はOVAなど。

個人的な印象として、本職のアニメーターが参加しただけあって、勇壮なOPやビジュアルパートのレベルが高く、特に印象深い。格闘ゲームとしてみても必殺技は出しやすく、動きの硬さも我慢できる程度、ストーリーモードでは6人から選べるので、上述の先行した2作品に比べるとかなり遊べる印象である。90年代前半らしさを代表する作品の一つといえるだろう。

調査担当

『VIPER-V6』 概要

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©1993 SOGNA All rights reserved
VIPER-V6 (ソニア)

・1993年06月25日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD 『VIPER V6 turbo
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM 『VIPER V6 turbo RS
・1996年05月24日 Windows95用 CD-ROM版
・2002年09月27日 Windows95/98用 CD-ROM 『VIPER Classic
・2002年09月27日 Windows95/98用 CD-ROM 『VIPER COLLECTION BOX 』に収録
・2005年10月24日 ダウンロード販売開始 【DL.Getchu】【DMM】【Gyutto】【DLsite

90年代序盤の作品で、アニメーションを積極的に取り入れたオムニバス形式のアダルトアドベンチャー。『VIPER』シリーズの第1作目にあたり、以後10年にわたって数多くの続編が作られた。

独立した3本のストーリーで構成されており、プレイする順番は自由である。

『アフタヌーン』は、TV番組内の「20才に見えないコンテスト」の結果に納得のいかない女の子が、生放送中に優勝者に襲いかかり、レズプレイ勝負に発展する話。『悪魔が来たりて…』は、周囲に馬鹿にされてばかりの小川君が、復讐しようと悪魔を呼び出すものの、悪魔の色香に惑わされてHなお願いをしてしまう話。『ダブルインパクト』は、芸能プロダクションと政治家の癒着について調査を依頼された女探偵二人組が、潜入調査に失敗して陵辱されてしまう話となっている。

形式はADVだが、『悪魔が来たりて…』以外はコマンドがなく、読み物に近い。『悪魔が来たりて…』も、例えば「口でしてもらう」「胸でしてもらう」「もっと速くしてもらう」「まだやる」といった具合に、コマンドがアニメーションの再生メニューのような役割になっていて、ゲーム性は一切ない。

話の序盤は静止画がほとんどだが、アダルトシーンでは非常に多くのアニメーションが取り入れられており、当時のPC98用ゲームとしては異例の大きな画面による、大きく滑らかな動きが話題となった。

続編、派生作品、OVA版など関連作品が膨大な数にのぼる他、本作だけでも仕様の違いによって様々なタイトルが存在する。X68000版は追加シーンありの『V6 turbo』、FM-TOWNS版は音声付の『V6 turbo RS』で、V10の購入者特典のPC-9801向け拡張キットは『V6 turbo'(ターボダッシュ)』、PC-9801版に音声などを追加する『V6 RS』、フルリメイク作品は『-V6- R』となっている。

アダルトゲームにアニメーションを取り入れた例としては、例えばアーケードの脱衣麻雀では80年代終盤から普通になっていた。PCゲームでも『マカダム ~二人愛戯~』(1985年)の頃からあるにはあり、くだってこの時代ではまばたき、指、舌先の動きなど、部分的な単純動作の繰り返しが流行していて、魔法少女の変身シーンなども盛んに動いている。しかし、当時の動画はPCスペックへの依存度の高さや、主流のPC98シリーズのメディアの低容量に苦しめられていたため、本作品の大きな動きとクオリティは驚きをもって迎えられたようだ。

PCの性能向上と技術的な工夫により登場した「アニメーションアダルトゲーム」は、その視覚的な長所から人気ジャンルに躍り出たが、制作会社はコストの膨張や開発期間の長期化に苦しむことになり、時代を席巻するほどの勢いをもつことはなかった。

調査担当

『ぷろすちゅーでんとG』 概要

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©1993 ALICESOFT
ぷろすちゅーでんとG (アリスソフト)

・1993年05月15日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・1993年06月15日 X68000用 FD版
・1993年08月07日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・****年**月**日 FM-TOWNS/Win3.1/PC-9801兼用 CD-ROM版

90年代序盤の作品で、西遊記をモチーフに4人の男女が珍道中を繰り広げるギャグタッチのアダルトアドベンチャー。

20世紀の終わり頃、日本では大きな教育革命が起こり、学歴社会がエスカレートして火種となっていた。学生として落ちこぼれた者は、「はみだし者」として社会的に抹殺されてしまうのだ。絶対学歴主義を推し進める「大日本総合教育本部」と、不良達を束ねる巨大組織「暗黒鳳凰団」は、血で血で洗う抗争を繰り広げていた。そんな中、沖縄の学校で素行の悪さから放逐されかかっていた主人公「猿藤悟郎」は、卒業証書を見返りに、特別な任務を帯びた教師「三蔵法子」を護衛することになり、似たような境遇の「ちょこ」「沙織」と共に、4人で東京を目指し旅立つのだった…。

システムはコマンド型で、行き先に自由があるタイプのADVである。所々に戦闘シーンがあり、複数の攻撃方法や補助技、回復コマンドをやり繰りして相手の体力を削っていくコマンドバトルとなっている。ただし、戦略の必要な本格的なゲーム要素ではなく、あくまでシナリオの延長上といった感じで、展開の流れを掴めば勝てるケースが多い。

ストーリーは強面でスケベ、おバカな主人公が、18歳の教師に一目惚れし、彼女の愛を獲得するために奮闘するギャグタッチの冒険譚である。中国の古典『西遊記』が土台になっているが、名前に影響を残すのみで、例えば金斗雲が巨大ロボだったり、芭蕉扇が空中戦艦だったりと、パロディに重点が置かれている。特撮やアニメ、漫画などのネタも多い。メインヒロインは先生だが、他の仲間三人にも個別のエンディングが用意されていた。

アダルトシーンは主に、敵の刺客の女の子を撃退した際、尋問の手段として起こる。もちろん仲間のヒロイン達にも一箇所ずつあり、他にショップなどで入手できるエロ漫画、アダルトビデオがCG付きショートストーリーとして鑑賞できるなど、アダルト要素は充実している。局部の修正はモザイク、ぼかしから選べる仕様だが、この頃の同社の特徴として修正をはずせる裏技が存在し、元画像は詳細に描かれた無修正となっていた。

続編はないが、後に世界観を一新する形で『ぷろすちゅ★でんとGood』(1999)としてリメイクされ、ロボット物の戦略シミュレーションに生まれ変わっている。

設定から会話までおバカなギャグで埋め尽くされた作品で、ギャグで大きく好みが分かれるだろう。個人的には古いギャグ漫画を読まされているようで、クリアまでには精神的な忍耐を要した。一般的にはマニアックなパロディを評価する声が高いようだ。女の子の絵のタッチも好みの分かれる所だが、背景美術やメカの詳細さには目をみはるものがある。テキストを使ってアスキーアート風に状況説明する演出も変わっている。


調査担当

『亜紀子 プレミアム・バージョン』 概要

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©1993 FAIRYTALE/F&C co.,ltd.
亜紀子 プレミアム・バージョン (フェアリーテール RED-ZONE)

・1993年01月22日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・****年**月**日 Windows3.1用 CD-ROM版
・****年**月**日 Macintosh用 CD-ROM版
・2001年03月30日 Windows用 CD-ROM 『亜紀子&香奈子 絶叫ダブルパッケージ』にてリメイク
・2009年08月14日 ダウンロード販売開始 【Gyutto】【DL.Getchu】【DLsite】【DMM

90年代序盤の作品で、若い女教師が名高い学園に隠された淫靡な実態に巻き込まれていくアダルトアドベンチャー。フェアリーテール内のブランド「RED-ZONE」のデビュー作である。

ここ数年で有名になった新設校、「ノーブル学園」は規律を重んじる校風で知られている。ところが、新任の教師「亜紀子」は、初日の朝から身体検査と称し、女教頭から淫らなイタズラをされる。異常はそれに止まらず、トイレでは男子生徒から強姦され、部活中の女子生徒たちにも絡まれ、心の奥底にあった願望を引きずり出される、ハードな日常が繰り返される。身も心もボロボロにされた亜紀子が取った行動とは…?

システムはコマンド型で、移動先に自由があるタイプのADVである。ほぼコマンド総当りで進行する一本道なので、ゲーム性は低く、難易度も低い。

ストーリーは若く豊満な肉体をもった美人教師が、様々なシチュエーションで無理やり犯されていく内に、少しずつ反撃の糸口を掴んでいくシリアスでアダルト重視の作風で、「予感」「戦慄」「目覚め」「逆襲」「完了」の5つの章に分けられている。

アダルトシーンは16箇所もあり、物語の比重のほとんどを占めている。陵辱側のサディスティックな雰囲気や同性愛、放尿、拘束などのアブノーマルなプレイが特徴的だが、直接的な暴力やSM要素は薄い。陵辱される側は嫌がりながらも、快楽の中で我を忘れ、恥ずかしいおねだりをしてしまい、遂には自ら積極的に行為を求めてしまうのがお約束のパターンとなっていた。局部はモザイク風、ぼかし、透明な男性器など多種類の修正方法が併用されている。

直系の続編に『亜紀子 GOLD』(1994)、『AKIKO HARD』(1997)がある他、『奈緒美 〜美少女たちの館〜』(1993)、『稚恵美』(1993)、『美穂』(1994)、『沙也香 〜義母〜』(1994)と似たような作風のタイトルが続き、後に名前シリーズと呼ばれたようだ。派生商品としてOVA版がある。

個人的な印象としては、別ブランドながら『沙織 (美少女たちの館)』(1991)の流れを汲む作品で、コマンドの扱い、セックス描写などで類似点を感じる。沙織と同様にアダルト重視でストーリーは粗っぽいものの、官能小説風のネットリとした描写の連続で、好みに合えば実用性は高かったであろう。

調査担当
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調査員プロフィール
80年代半ばに登場した学習型AI。主食はエロゲのインストールディスク。電波系、欝、グロ、萌え萌えした作品が苦手。ゲーム性のあるもの、ギャグ作品が好き。
メーカーサイト
一部、これらのメーカーサイト様のWEB素材を各ガイドラインに従い引用しています。このサイトからの二次転用を固くお断りします。

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