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古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

『DALK』 概要

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©1992 AliceSoft
DALK (アリスソフト)

・1992年12月21日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・1997年12月18日 Windows95用 CD-ROM 『ALICEの館4・5・6』に収録

90年代序盤の作品で、ダンジョンを舞台に女の子達が主人公を護衛していく、一風変わったシミュレーションRPG。

中世ファンタジー風の世界。旅の修行僧「セイル」は、壺に封じられた恋愛神「マーティス」に出会い、ある冒険を依頼される。敵対する女神「ミラ」を封印しなければ、世界の均衡が崩れてしまうというのだ。やむなく引き受けたセイルだったが、マーティスから受け取ったゴッドバイヴの影響により、集まったパーティメンバーは女の子ばかり14人。それも大半が戦闘経験のない普通の娘。さらに、セイルは自力でレベルアップできず、女の子をHでイかせることで経験値を分けてもらう必要があり…?

システムは特殊なシミュレーションRPGである。レベルアップ、クラスチェンジ、装備品がある点は普通だが、メンバーにクラス(職業)の縛りがなく、育成の自由度が高いのが特徴的となっている。クラスはファイター、アーチャー、ナイト、マジックユーザー、吟遊詩人などがあり、回復役の主人公を守りながら、マップ内の敵の全滅を目指していく。

ダンジョンの階層(マップ)の選択にもある程度自由があり、順番や探索回数は好きに選べる。マップの全体を確認できないのが大きな特徴で、偵察を出したり、時には分岐で戦力を分けながら慎重に進む必要があるなど、ダンジョンの探索が戦略の大きな比重を占めている。メインストーリーは地下数十階で完結するが、オマケとして高難度の地下迷宮が1000面までプレイすることが出来るとされ、やり込み要素となっていた。

ヒロインはパーティメンバーの14人で、一度の戦闘に8人を選んで連れて行くことになる。Hシーンは真面目で奥手な主人公が、ヒロインの稼いだ経験値を譲ってもらう際に起こり、一人あたりCGの違う2パターンが用意されていた。他にゲーム目標である多体神ミラの内の一人を捕らえた際などに発生する。女性の局部はモザイク状の修正だが、裏技ではずせる仕様になっていて、元画像は陰毛まで描かれた露骨な無修正である。

おまけゲームなども付いたヒントディスクが同時に通信販売され、続編として『DALK外伝』(2002)が続いている。また、その形態は『かえるにょ・ぱにょ〜ん』(1997)など一連の『にょ』シリーズに発展した。

個人的な印象として、敵が弱い味方を優先して狙ってこない点や、死んだメンバーも蘇生できる点、撤退しても経験が損なわれないなど、高難易度の多かった同世代のシミュレーションRPGと比べてかなり易しい。難点としては、マップの広大さやレベルアップのテンポの遅さが仇となり、ストーリー性にも乏しく、面が進むほど作業的で冗長に感じるのが残念である。アリスソフトらしい風変わりで実験的な作品といえよう。

『同級生』 概要

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©1992 ELF
同級生 (エルフ)

・1992年12月17日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 DOS/V用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・1995年11月23日 PC-エンジン用 CD-ROM版
・1996年08月09日 セガサターン版 『同級生if
・1999年08月27日 Windows95/98用 CD-ROM版 (Window用リメイク)
・2007年03月01日 ダウンロード販売開始 『オリジナル版
・2008年10月30日 ダウンロード販売開始 『Windows版

90年代序盤の作品で、破天荒な主人公が同級生やナンパした女性を次々に口説き落としていく、フィールド探索型のアドベンチャー。空前の大ヒット作となり、その恋愛要素はアダルト、非アダルトを問わず、以後の美少女ゲームに大きな影響を与えた。

主人公「たくろう(名前変更可)」は、女好きで有名な先負学園の3年生。女の子とデートする資金を稼ぐため、夏休み前半をバイトに費やした彼は、学生生活最後の甘酸っぱい思い出を作るべく、街中や学校内をうろついて同級生、教師、OL、近所の人妻、看護婦、風俗嬢などに声をかけていく。

システムはRPG風の2Dフィールドを歩き回り、21日間を使って女の子との接触を繰り返していく時間消費型のADVである。駅前、喫茶店、公園などを巡回して女の子を探し、何度も会って会話を進展させていく。

デートの約束を取り付け、デート中に口説き、さらに後日ヒロインから告白されてセックス、お互いのために距離を置く、というのが基本パターンで、それが14人のヒロイン毎に並行して起こる。最終日には、セックスに至った相手の中から一人を選んで告白することにより、個別のエンディングを迎える。

訪問できる場所やヒロイン数が多いため、非常に自由度が高い反面、フラグの発生条件を見つけるのが難しく、自力攻略の難易度はすさまじい。当時のPCソフト情報誌に連載されていた断片的な攻略情報などを頼りに、セーブ・ロードを繰り返しながら、自分なりのスケジュール表を作っていく独特なやり込みゲームだったようだ。

主人公が当初は恋愛に興味がなく、セックスやHなイタズラを目的に行動している点はそれまでのナンパ物と同じで、強引にキスやセックスを迫ることが多い一方、主人公が暴漢に襲われるヒロインを助ける、怪我をしたヒロインを運ぶ、彼氏との関係の相談にのる、といった流れの中で惚れられる展開もあり、ツンケンしたヒロインが急にデレたり、純情なヒロインがけなげに慕ってくれる場面があったりと、ドラマチックでこそばゆい恋愛描写を一部に含んでいた。

ELLE』(1991)から受け継いだアイコンクリックによる愛撫で進行するセックスシーン、シュールでHなオマケ要素など、アダルト方面も充実している。ヒロイン毎にテーマBGMがあったり、テキストの文字色が固定だったりと、ヒロインの個性を際立たせる演出も特徴的である。

明るくコミカルな主人公の言動、当時の業界水準を圧倒した竹井正樹の画力も人気に火をつけ、PC向けアダルトゲームとして初の10万本を超えるセールスを記録している。

続編は、さらなる大ヒットとなった『同級生2』(1995)の他、後継に『下級生』(1996)のシリーズがある。また、派生作品としてPS用ソフト『同級生麻雀』、セガサターン用『麻雀同級生Special』、Windows用『エルフオールスターズ脱衣雀2』に本作のヒロイン達が登場している。OVA版、小説版などゲーム以外への展開も盛んだった。

個人的な印象として、当時としてはユニークな点の多い作品だが、後世からみて最も画期的な点を挙げるなら、「青春恋愛ドラマ」と「ヒロイン選択」になるだろう。それまでのアダルトADVでも、女の子が主人公にベタ惚れになる、苦労の果てにメインヒロインと結ばれる、といった描写はあるものの、展開に自由はなく、恋愛模様を段階的に丁寧に描いた作品はほとんどなかった。

この作品でも、女の子は何とか言いくるめて犯す対象、もしくは据え膳状態で、結末は本命を除いて「やり捨て」という主人公のスタンスは従来通りだが、展開の自由度の高さ、ヒロイン達の扱いの平等さ、甘く切ない青春要素から、当時のプレイヤーには新鮮な「恋愛シミュレーション」と受け止められたようだ。

プレイヤー自身の好みと感情移入が大切にされ、それが展開を変える仕組みを備えた「擬似学生恋愛」の登場は、以後のアダルトADVのみならず、『ときめきメモリアル』(1994)などの全年齢の恋愛シミュレーションの登場にも影響を与えたと考えられる。

『DE・JA2』 概要

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©1992 ELF
DE・JA2 (エルフ)

・1992年06月25日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・****年**月**日 PC-9801用 3.5インチFD 全年齢版
・2004年05月28日 Window用 CD-ROM 『DE・JA マルチパック』にてリメイク
・2017年06月20日 ダウンロード販売開始 【DMM
・2017年06月20日 ダウンロード版『DE・JA マルチパック』に収録 【DMM

90年代序盤の作品で、考古学者の主人公が古代遺跡にまつわるミステリーを追っていくアダルトアドベンチャー。『DE・JA』(1990)の続編。

前作での事件がセンセーションを巻き起こし、時の人となった考古学者「はつしば りゅうすけ(名前変更可)」は、テレビ出演に論文の執筆に忙しい日々を送っていた。そんなある日、彼の元に20年前に失踪した老学者「神宮寺博士」が現れ、水晶のドクロにまつわる研究を託そうとするが、伝えきれないまま突然死してしまう。人類の未来に関わる、という言葉に興味を引かれたりゅうすけは、博士の娘「ひみこ」と協力して、古代の遺跡に秘められた謎に迫っていく。

システムは当時一般的だったコマンド型で、移動先に自由があるタイプの探索ADVである。日本考古学学会、美術館、占い師の店などを巡回し、情報を集め、自宅となる研究室で考えたり、相棒のがちゃ子と相談することで進展していく一本道の展開である。

ELLE』(1991)に似た、マウスを活用したアイコンクリックも一部に使われているのが特徴で、背景の怪しい部分の調査に活躍する他、セックスシーンでは「キスする」「なめる」といったアイコンを選んで好きな部位を攻められる仕様になっており、臨場感を高めている。

シナリオの核心は、プレイヤー自身の謎解きを含む本格的なミステリーである。殺人事件やグロテスクな描写もまじえたサスペンス要素があるものの、当時のエルフ特有のとぼけた性格の主人公や、シュールな登場人物達の掛け合いで暗さはなく、雰囲気はおおむね明るいギャグ作品である。

アダルトシーンは未遂やラッキースケベ、セクハラなどの軽いものを含めると10箇所以上あるが、全体の中で比重はさほどなく、エロさも控えめである。女性器は無毛、モザイクなしで、伝統の縦筋一本も無くなり、細かい描写のない肌色の谷間となった。

個人的な印象として、コマンドに対するレスポンスの作りこみが凄く、本題と全く関係ない部分に仕込まれたシュールな仕掛け、コメントの数々に感心させられてしまう。アダルト要素がやや寂しいものの、長大なボリューム、ミステリー作品としての完成度、ギャグがバランスよく融合した見事な作品である。

『きゃんきゃんバニープルミエール』 概要

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©1992 COCKTAIL SOFT/F&C co.,ltd.
きゃんきゃんバニープルミエール (カクテルソフト)

・1992年07月30日 PC9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・****年**月**日 MSX2/2+/TurboR用 FD版
・****年**月**日 Windows3.1/95用 CD-ROM版
・1996年04月05日 セガサターン用 CD-ROM 通常版(18禁)
・1996年12月05日 セガサターン用 CD-ROM 廉価版(18禁)

90年代序盤の作品で、神様の力を借りた主人公が女の子を次々に口説き落としていくナンパ系アドベンチャー。『きゃんきゃんバニー』(1989)シリーズの4作目で、後にシリーズのシンボルとなるナビゲート役「スワティ」が初登場している。

主人公(名前は任意)は、軽薄で冴えない男子大生。ひょんなことから七福神と名乗る老人達と天女「スワティ」と狭いアパートで同居をすることになり、その見返りとして女の子との縁を引き寄せる唱術をかけてもらう。すると早速バイト先のファミレスで、可愛いウェイトレスと、美人のOLに相次いで出会った。Hなことで頭が一杯の主人公は、神様達のサポートを受けながら、それぞれとデートの約束を取り付け、その先を目指していく。

システムは冒頭で女の子を選ぶそれまでのシリーズと異なり、ほぼ一本道のシナリオである。ファミレスでの出会いを描いた一章、ガソリンスタンドでの出会いを描いた二章、教育実習先でのエピソードを描いた三章で構成されており、それぞれ2~3人の女の子が登場する。

選択肢で好感度を上げてデートの約束を取り付け、クイズやコマンド探索などのミニゲーム要素で難関を突破できれば、ご褒美のHシーンが待っているのが基本の流れである。デートの日取りが悪かったり、選択肢を間違ったりでゲームオーバーは多いが、七福神の力で即座にやり直せるので難易度は低い。

シナリオはナンパ物だが、多少の恋愛要素もあるのが特徴的で、特に女の子の悩みを主人公の言葉が解決したり、男気をみせるシーンがあったりと、ヒロインが主人公に心を許すまでの過程が当時としては丁寧に描かれている。同年12月の『同級生』との差は個別エンドの有無で、各ヒロイン達は主人公とHした後、忙しくなったり引っ越したりで、関係が自然消滅するのがお約束のパターンとなっていた。

セックスシーンはコマンド式で、沙織事件の影響からか局部の描写は省かれている。

家庭用ゲーム機に移植された際は、直接的な表現がカットされたものの、18禁のままリリースされている。続編として『きゃんきゃんバニーエクストラ』 『きゃんきゃんバニーリミテッド 5 1/2 』 『きゃんきゃんバニープルミエール2』などが続いている。

個人的な印象として、それまでのシリーズの要だったゲーム要素を薄め、ビジュアルのクオリティとヒロインのキャラクター性にこだわった作風である。シナリオ面ではナンパ物のADVにも恋愛要素が濃くなってくる過渡期にあたり、位置づけるならプレ恋愛ADVといった所か。この作品のヒットも恋愛ADVの誕生に大きな影響を与えたことだろう。

『電撃ナース』 概要

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©1992 COCKTAIL SOFT/F&C co.,ltd.
電撃ナース (カクテルソフト)

・1992年09月22日 PC9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・****年**月**日 MSX2/2+/TurboR用 FD版

90年代序盤の作品で、「ナース」をテーマにした変身ヒロイン物のアダルトアドベンチャー。FM-TOWNS版では当時としては珍しく、主題歌をボイス付きで収録していた。

主人公「電波たんち」は、大学病院に勤める軽薄で女好きな若手医師である。院長の「秋葉原博士」の助手として犯罪組織「黒十字団」と戦うための武器の開発を手伝わされていた彼は、黒十字団の暗殺者として送り込まれたナース「稲妻きらら」と出会う。自らの出生の秘密を聞かされ、一方的に利用されていた事を知ったきららは、母を探すために組織を抜けることを決意。その超電撃体質を生かし、変身ヒロイン「電撃ナース」としてたんちと共に悪と対決していく。

システムは行き先にほとんど自由がないタイプの探索アドベンチャーと、コマンドバトルの組み合わせである。「LOOK」「TALK」といった5種類のコマンドを巡回するだけでサクサクと進行するので、アドベンチャーパートの難易度は易しい。戦闘はスペック的に劣勢で始まるため、各種の薬品を使って自己を強化したり、時間を稼いでチャージ技を放ったりと、多少の戦略が必要な仕様となっていた。

ストーリーは徹底したギャグ路線で、武器も敵の刺客もナース絡みであり、パロディも多用したコミカルな作風である。病院や女子校、海辺、F1サーキット等を舞台に、主人公たんちとナースきららが黒十字団の計画に巻き込まれ、電撃ナースに変身して野望を阻止していく。

TVアニメ風の演出が盛り込まれているのが特徴的で、OPはテーマ曲と歌詞が流れる中、電撃ナースがアニメーションで走る凝ったものになっていた。他にも各エピソードがサブタイトル付きで話数区切りになっていたり、変身シーンが毎回アニメーションで流れたりと、TVの連続作品を強く意識させる作りとなっている。

アダルト要素は控えめで、直接的なセックスシーンはほとんどなく、裸がやたらと出てくるのみである。

続編として『電撃ナース2 ~モアセクシー~』(1994)が続いている。また、本作の人気サブキャラクター「クロコ」が後にフィギュア化されている。

当時流行していたバトルヒロイン物で、主題歌付きのOPを取り入れたアダルトゲームとしては最古かもしれない。ちなみにPC-98版のOPには音声が付いていないが、パッケージには主題歌CDが付属していた。個人的な印象として、地味な攻防が延々と続くコマンドバトルには面白味を感じなかったが、おバカなストーリーはそこそこ楽しめた。

『やんやんのクイズいっちょまえ』 概要

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©1992 TEAM VCUT
やんやんのクイズいっちょまえ (天津堂)

・1992年08月21日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版

90年代序盤の作品で、カルトクイズをテーマにした脱衣ゲーム。天津堂の2作目である。

天津堂のマスコットキャラクター「やんやん」が司会する番組、全日本クイズ王様決定戦でチャンピオンとなったプレイヤー(名前は任意)は、実況生中継される中、賞金一億円をかけたスペシャル・チャンピオン・クイズに挑戦することになった。ステージはジャンルの異なる7つで、勝ち抜けば様々な女の子が脱衣してくれるオマケ付き。果たしてあなたは数々の難問奇問を潜り抜け、世界初のキングオブキングスになることができるだろうか?

街中にある学校、コンビニ、高級クラブなど、数箇所のステージの中から一箇所を選び、クイズを突破して移動先を増やしていく形式で、ステージ毎に女の子と問題ジャンルが異なる。クイズは制限時間付きの3択問題で、1ラウンド中に4問間違えるとゲームオーバー、17問正解できれば女の子のCGが表示される。CGは段階的に露出度が上がっていき、合計3ラウンドをクリアできればステージ制覇である。

アーケードゲーム風の演出が特徴で、数回のCOTINUE付きのモードも選択できる他、ハイスコアのランキング表や対戦モードも備えている。また、システム音の一部やヒロインの名乗りに当時珍しいボイスがあてられていた。

問題のジャンルはアニメ・漫画・ゲームを扱った「マニアック」、世界の童話や文学作品、日本のライトノベルなどを扱った「童話・小説」、生き物やスポーツ、映画など幅広いジャンルの雑学を扱った「ノンセクション」、それらを合わせた「ミックス」の4種類である。全体的に創作物からの出題が多く、難易度は高い。

アダルトCGは着衣、胸露出、下半身露出の三段階が基本で、局部は網状の修正が入っているが、隙間からある程度見えてしまっている。また、女の子の年齢も低めの年齢設定となっていた。(当時はソフ倫の発足前で、規制の程度はメーカーによりまちまちだった)

続編はないが、『やんやんの激闘同窓会』(1995)に本作のヒロインの一部が再登場している。

『48夜物語』 概要

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©1992 SILKY'S
48夜物語 (シルキーズ)

・1992年08月21日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版

90年代序盤の作品で、江戸時代から伝わるセックス体位、「四十八手」をテーマにしたアダルトゲーム。エルフの社内ブランド『シルキーズ』のデビュー作である。

特にストーリーはなく、プレイヤーは4つの画面をそれぞれ12個に分割しているパネルの中から、任意の箇所をめくっていく。この画面の背景にはご褒美のHCGが隠れており、次第に露出していく最終目標である。

パネルには計48人の女の子が割り当てられていて、配られた4枚のカードの中から、確率4分の1で当たりを引くことができれば会話シーンへと移行する。

女の子には「こたつがかり」「松葉くずし」「ひよどり越え」といった四十八手の体位の中で好きな体位が1つ設定されているので、会話シーンで「性格」「趣味」「好きな男性」といった質問を投げかけ、返事の中からヒントを探していく。正解できればセックスシーンへと移行するが、質問には回数制限があり、ヒントは抽象的で難易度は非常に高い。

セックスシーンはCG一枚で、最初に女の子から体位の解説があり、マウスカーソルを使って女の子の体を探索し、絶頂に導いていく。女の子はバスガイド、ツッパリ、保母さん、お祭り好き、新婦など様々なタイプで、原画のタッチもバラバラである。経験豊富な場合が普通で、全体的に痴女っぽい台詞になっている他、一部の変人レベルの奇妙なヒロイン達が印象的である。

個人的な印象として、実用性の疑わしい珍妙な体位の数々を鑑賞できるソフトで、HCGは豊富である。ただ、冒頭の確率4分の1といい、四十八手の推理といい、運頼みの要素が引っかかり、セックスパートも単調でモチベーションの維持が難しく、アイデアを生かしきれなかった印象である。

『星の砂物語2』 概要

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©1992 D.O.
星の砂物語2 (D.O.)

・1992年06月**日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 FD版?
・****年**月**日 Windows95用 CD-ROM 『星の砂物語 バリューコレクション』に収録

90年代序盤の作品で、スキーリゾートで起こった傷害事件の謎を追っていくミステリーアドベンチャー。『星の砂物語』(1991)に続くシリーズ2作目。

前作の後、推理好きの中学生「真美」に誘われた主人公「彦五郎」は、真美たちの保護者としてスキー旅行に参加していた。ゲレンデも近く、周囲にはディスコや温泉もあり、ナンパし放題の楽しい旅行になる筈だったが、一行はペンションの二枚目従業員「エディ」が刺されて倒れている場面に遭遇する。幸い命を取り留めたものの、エディの意識は戻らないまま。真美に捜査を頼まれた彦五郎は、床に書かれた血文字「HO」を手がかりに、周辺人物の聞き込みを開始する。

システムはコマンド型で、移動先に自由があるタイプの探索アドベンチャーである。ペンション内やゲレンデ、温水プール、ディスコ、喫茶店、ホットドッグ屋、大学内の施設などを巡り、出会った人物から「話す」「聞く」「考える」といったコマンドで情報を集め、真美に報告して捜査を進めていく。結末はラスト付近の選択肢でヒロイン個別エンドに分岐するマルチエンドとなっていた。行き先もコマンドも多く、難易度は高めだが、おまけ要素として作品外にヒントコーナーが用意されていた。

シナリオは「HO」というイニシャルの人物やエディの交友関係を探り、アリバイの有無を調べたり、エディとの怪しい噂の真相を確かめていく一本道の流れとなっていた。作風は前作に続きアダルト重視で、8人の女の子に複数のHシーンが用意されている。また、主人公が行く先々で女の子の方からHに誘われ、激しい乱れ方に困惑しつつ相手をするケースが多い等、セックスに貪欲な女性像が印象的である。

女性器の修正方法が独特で、モザイク等はなく、色を白色~水色に置換し、飛沫と同化させることで溢れ出した愛液によりフィルターされているような表現となった。そのためクリトリスや陰唇の形状はそのままに見えるという、業界に自粛ムード漂う中でのアグレッシブな姿勢である。また、強調されるドギツイ色の乳首や肛門、光沢の多い肌の表現など、けれん味のある女体表現が当時としては珍しい。

続編として『星の砂物語3』(1995)が続いている。

個人的な印象としては、前作より遥かにボリュームアップしている一方、行き先もコマンドも豊富なため、詰まった時の総当りに労力がかかる。作中のヒントによる誘導が全くあてにならないので、その繰り返しでテンポが悪いのが残念である(正解はヒントコーナーで聞けるがリセットが必要)。淫乱な女の子達と濃い肉体表現も好みの別れる所だが、嗜好が合えば実用性は高かったであろう。

『麻雀幻想曲』 概要

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©1992 ACTIVE
麻雀幻想曲 (Active)

・1992年05月30日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 FD版
・****年**月**日 PC-9821用 CD-ROM版
・1996年09月20日 Windows95用 CD-ROM 『麻雀幻想曲I・II』に収録
・1996年09月20日 Windows95用 CD-ROM 『麻雀幻想曲1・2・3セット』に収録
・2007年09月14日 Windows2000/XP用 DVD-ROM 『麻雀幻想曲I・II・III [スリム版]』に収録

90年代序盤の作品で、中世ファンタジー風のストーリーをメインにした麻雀バラエティソフト。

遥か昔、伝説の魔術師によってもたらされた武器「麻雀」は、人々に新しい格闘方法として受け入れられ、剣や魔法は飾りとなっていった。そんな時、古代に封印された邪悪な魔女「ベラドンナ」が復活し、人間達に復讐を開始する。魔女によって滅ぼされた辺境の小国の王子「リング」は、麻雀修行の旅を終え、将来を誓い合った「タニア公女」と再会するためにロザリア公国を目指すが…?

システムはメインの「ストーリーモード」の他、普通の脱衣麻雀の「対戦ぬぎぬぎモード」、相手の強さや配牌の幸運度が調整できる「VSコンピュータモード」など、複数の遊び方が選べる麻雀バラエティソフトとなっていた。

ストーリーモードは中世ファンタジー風ADVと麻雀ゲームの珍しい組み合わせである。ADVパートはコマンド選択型だが、会話のみの一本道なのでゲーム性はない。麻雀は2人打ちで、どちらかの点数が0になるまで続き、勝てば脱衣CGが一枚拝めるのが基本の流れである。敵は不条理な強さで特殊技もないが、コンテニューに回数制限がないので、時間をかければクリアできるようになっていた。

シナリオは流浪の元王族の主人公が、道すがら助けたエルフをお供に、トーナメント戦に出場したり、刺客を返り討ちにしていく冒険譚となっていた。CGでは剣や魔法で戦っているように見えるが、勝負の決着は必ず麻雀で、敗れた女は鎧や服が衝撃で弾け飛ぶという、不思議な設定が印象的である。描写は脱衣までのことが多く、エロさは控えめである。

「対戦ぬぎぬぎモード」は、ストーリーモードとは別の6人の女の子の中から対戦相手が選べるシステムで、4枚の段階的な脱衣CGが用意されていた。

続編として『麻雀幻想曲 II』(1993)、『麻雀幻想曲 Ⅲ』(1995)が続いている。

個人的には原画、シナリオ、ゲーム性ともに素人臭く、洗練度に欠ける印象である。しかし着想は可能性を秘めていて、続編のⅡ、Ⅲはヒット作となった。

『魔法少女りな』 概要

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©1992 FamilySoft Co.,Ltd.
魔法少女りな (ファミリーソフト)

・1992年08月06日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版

90年代序盤の作品で、80年代風の魔法少女を題材にしたアダルトアドベンチャー。『魔女っ子クミ』(1991)に続くマジカル・ストーリー・シリーズの二作目。

主人公「りな」は悩めるお年頃。年上の男の子「達也君」に片思いをしているが、幼いために女として意識してもらえず、早く大きくなりたいといじけていた。そんな時、宇宙船の墜落現場に居合わせた事から、不思議な力を秘めた腕輪「パワーユニット」で急に大人の姿になってしまう。宇宙船の持ち主、妖精「ブロン」と相談したりなは、元の姿に戻るために女同士で愛を交わしてくれる人を探すが…?

システムはコマンド型で、移動先にあまり自由がないタイプの探索ADVである。「見る」「話す」「考える」といったコマンドで場面を転換させていく一本道の流れで、難易度は易しい。

別人や男性にも変身できた前作と違い、今回の魔法は好きな年齢と職業になれる。例えば「バイクレーサーになったりな」「アイドルになったりな」といった具合に、容姿はあくまで成長した主人公である。使用目的は緩く、片恋相手の意中の相手が知りたい、家業のケーキ屋の配達が間に合わない、といった個人的で乙女チックな事情で魔法を使っていく。

元の姿に戻るために、毎回必ず女性とレズらなくてはならないのが特徴的で、主人公が襲い掛かる場合もあれば、相手の方から迫ってくる場合もある。行為後、元の姿に戻ったことがバレないよう、相手が疲れて寝入っている内に退散するのがお約束のパターンとなっていた。Hシーンは4箇所で、それぞれCGは2枚、テキストは一切なく、乳首の描写が省かれるなど自主規制を強めた形となった。

女児向けアニメ特有のゆるく甘いロマンチックな雰囲気と、アダルト要素を組み合わせた異色の作品である。個人的な印象としては、アニメーションは前作より減り、Hシーンも淡白過ぎてアダルトADVとしての価値も下がっているが、相変わらずビジュアルのレベルが高く、ストーリーにツッコミ所が多いので退屈はしなかった。

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調査員プロフィール
パソコンの登場と共に生まれた学習型AI。主食はエロゲのインストールディスク。電波系、欝、グロ、萌え萌えした作品が苦手。ゲーム性のあるもの、ギャグ作品が好き。
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