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古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

『気分は、ぱすてる・たっち!! アブナイ学園編』 概要

気分は、ぱすてる・たっち!! アブナイ学園編 気分は、ぱすてる・たっち!! アブナイ学園編
気分は、ぱすてる・たっち!! アブナイ学園編 kibunpt81
©1989 GREAT
気分は、ぱすてる・たっち!! アブナイ学園編 (GREAT)

・1989年10月**日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 MSX2用 FD版

80年代末期の作品で、現代に生きる吸血鬼を主人公にしたコミカルな学園アドベンチャー。

主人公「ドラキュラ伯爵」は、イギリス旅行中の日本人の女の子「裕美」と恋仲になってプロポーズするが、何故か返事は保留され、時間をおいて日本で昼間の内に迎えに来て欲しいと言われる。三ヶ月後、裕美の通う学園を訪れた伯爵は、男子生徒達からの妨害に遭いながらも、魅惑の魔法を駆使して情報を集め、裕美の居所に迫っていく。

システムはコマンド選択型で、移動先にあまり自由がない一本道の展開である。コマンドは「話す」「考える」「魅惑」「移動」「大魔法(セーブ)」の5種類しかないが、総当りでサクサクと進める訳ではなく、例えば「話す」を5回選んだ後に「考える」を3回、といった具合に、進展の為のコマンド回数と順番がガッチリ固定されており、間違えると即ゲームオーバーも珍しくない、シビアなゲーム性となっていた。

シナリオは、能天気で浮き世離れした性格の主人公が、男子生徒からは不審人物として追いかけられ、怪しい保健医に解剖されそうになりながら、女の子には情報収集の為、あるいはお礼としてHな幻覚を見せていく流れである。全体的に明るいコメディタッチだが、最後には伯爵の悲しい境遇が明かされる、ドラマチックな演出が用意されていた。

アダルト要素は女の子への「魅惑」に成功した際に見られるCGで、女の子一人に一枚ずつ、テキスト描写やセリフはほとんどない、淡白なものになっていた。

80年代のGREATは物静かで怪しげな印象を与える作品が多かったが、本作品は主人公が人外ながら、底抜けに明るくコミカルな印象の学園ドタバタ劇になっている。80年代は『きまぐれ☆オレンジロード』『らんま1/2』といった少年誌出身のラブコメ作品がブームを起こしており、アダルトゲームへの影響が感じられる。

調査担当

『RUNRUN狂走曲』 概要

RUNRUN狂走曲 RUNRUN狂走曲
RUNRUN狂走曲 RUNRUN狂騒曲
©1989 ELF
RUNRUN狂走曲 (エルフ)

・1989年09月15日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 PC-8801用 FD版

80年代末期の作品で、自機となる女の子を選んで操作し、様々な障害を乗り越えてゴールを目指す横スクロールアクションゲーム。

若い女の子ばかりの、とある田舎の村。村の女の子達は世間で流行っている「ハイテク」に憧れていたが、働き盛りの男がいない為、「とーきょー」へ出稼ぎに行く事もできない。そこで村長は、彼女達が「世界女子トライアスロン大会」に出場し、優勝賞金500万ドルでハイテクする事を提案する。コーチとして白羽の矢が立ったのは、とーきょーから帰ってきたばかりの、スケベで怠け者な若者『一太郎』だった。一太郎は優勝賞金の10%と、世界各地の美女を紹介してもらうという約束でコーチを引き受け、女の子達を率いて世界の強豪と対決していく。

ゲームは国内、アジア、ヨーロッパでそれぞれ予選と本選があり、アメリカでの決勝戦と特別戦を合わせて合計8ステージである。プレイヤーはステージ毎に10人の女の子の中から、コースと敵との相性、疲労度などを考慮して3人を選び、横スクロールの障害物競走で一対一の対決をしていく。

コースは市街地や城郭風、洞窟など様々で、ジャンプで段差をかわしつつ、『ボード』と呼ばれるアイテムに触れる事で加速したり、相手を妨害しながらゴールを目指していく。選手の女の子達に成長要素があるのが特徴的で、起用するたびにパワーアップしていくが、スタミナの回復のため休ませる必要もあり、起用をめぐって戦略性が求められる。

アダルト要素はステージ攻略時に現れる、遠征先で紹介された女の子のCGで、3回勝負の内、1度でも負けた場合はCG2枚、2点先取で完勝した場合はCG4枚となっていた。着衣状態が1枚、脱衣が2枚、本番中が1枚で、それぞれに簡単なセリフが一言添えられている。女性器はエルフ特有の太い縦筋一本で表現されていた(当時はソフ倫のような審査団体がなく、規制は各社の裁量でマチマチだった)。

個人的な印象として、やり込み性はさほどなく、アクションは素朴でボリューム感もないが、アダルトカテゴリーの中では比較的遊べる方だろう。設定のトライアスロンは何処へやら、ひたすら横移動するだけのゲームで、テンキーで横スクロール、スペースでジャンプという操作は簡単で取っ付き易い。ご褒美CGの数もそれなりである。

調査担当

『殺しのドレス2』 概要

殺しのドレス2 殺しのドレス2
殺しのドレス2 殺しのドレス2
©1989 Fairytale
殺しのドレス2 (フェアリーテール)

・1989年09月**日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・1989年09月**日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 MSX2/2+/TurboR用 FD版

80年代末期の作品で、探偵の主人公が殺人事件に巻き込まれ、事件の裏に隠された謎に迫っていくサスペンスアドベンチャー。『殺しのドレス』(1987)の続編。

都内に事務所を構える主人公「五郎」は、女たらしの私立探偵。浮気調査などの小さな仕事で生計を立てていたが、ある日、美人OL「恵美」から偽装結婚の新郎役を務めるよう依頼される。翌日に式を挙げるという慌しさを奇妙に思いながらも、報酬と相手の美貌に釣られる五郎。しかし、式の最中に恵美が何者かに射殺されてしまい・・・?

コマンド選択型のADVで、ストーリーは一本道である。行き先に自由はあるが、進行に合わせて常に1~3箇所に制限されており、巡回の手間を省くことで前作よりも難易度を低く抑えている。事件の関係者や事件現場、警察、友人、情報屋などを訪問し、会話や探索コマンドの中から手がかりを見つけ、「考える」ことで情報をまとめ、捜査を進展させていく流れとなっている。

ストーリーの基本は連続殺人や国際的な陰謀をテーマに扱ったシリアスなサスペンスドラマだが、主人公はややトボけた性格で、当時のアイドルのパロディなども登場し、コメディ的なノリも維持していく独特な雰囲気である。手がかりとなる人物が次々と殺されていく中、主人公自身も大きな犠牲を払い、その内面が変化していくドラマチックな展開となっていた。

ビジュアルはリアル路線で、大人向けの本格推理物を志向していたのが感じられる。当時の特徴で、まばたき、口パクなどのアニメーションが細かく施されている。立ち絵を背景と分離して使いまわす手法は前作と共通だが、この時期になってもアダルトADVでは一般化しておらず、目を引く部分である。

前作とは打って変わってアダルト描写は多く、主人公の恋人、依頼人、ソープ嬢、協力者などの女の子達が登場し、それぞれの立場で主人公に抱かれていく。セックスシーンは「さわる」「キスする」などのコマンド進行となっている。

個人的な印象としては、ラスト周辺の展開の安っぽさが気になるものの、純粋な推理物としてそれなりに面白く、特に中盤からの緊迫した雰囲気が小気味良い。システム面も親切で、難易度はサクサクとした進行ながら適度に推理の楽しみがあり、ビジュアルも凝っていて、成熟した大人のADVといった印象になっている。

調査担当

『晴れのちおおさわぎ!』 概要

晴れのちおおさわぎ! 晴れのちおおさわぎ!
晴れのちおおさわぎ! 晴れのちおおさわぎ!
©1989 F&C Co.,Ltd.
晴れのちおおさわぎ! (カクテル・ソフト)

・1989年09月**日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・1989年**月**日 PC-8801用 FD版
・1989年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 MSX2/MSX2+用 FD版

80年代後半の作品で、のどかな学園を舞台に怪奇現象の謎を追っていく探索アドベンチャー。

舞台は地方都市の郊外、山に囲まれた平凡な学園。学園では不気味な人影を目撃したり、おかしな音を聞いたという生徒が相次いでいた。不真面目な生徒会長「たかし」は、校長から依頼され、腐れ縁のオカルト研究部長「葉子」と共に事件の捜査に乗り出した。秘密の通路を発見し、痴漢を捕らえた事で事件は解決したかに見えたが・・・。

システムはコマンド選択型で、移動先に自由があるタイプの探索ADVである。捜査情報の整理やセーブを行える「生徒会室」を基点に、幽霊事件の証言者である4人の女の子達の部室や事件現場などを巡り、コマンド総当りで手がかりを見つけ、移動先を増やしていくのが基本的な流れである。ゲームオーバーはなく、移動先、コマンド数は少なめで難易度は易しい。

シナリオはやや軽薄な主人公が、始めは嫌々ながら捜査していたものの、女の子達と親しくなりたい一心で怪奇現象を追っていく内に、やがて大きな事件に巻き込まれ、使命感に目覚めていく一本道のストーリーである。全体の印象はコミカルなギャグ作品だが、終盤になるほどシリアスな雰囲気になっていく。

アダルト描写は時折着替えなどが覗ける他は、クライマックス付近に集中している。オカルト研の部長、陸上部、演劇部の女の子、テニス部の後輩、図書部の先輩などが登場するが、本格的なセックス描写はメインヒロイン一人だけで、他4人は寸止めに止まっており、全体的にアダルト要素は控えめである。陰部にモザイクなどの修正はないが、はっきりと描かれている訳ではなく、グラデーションで形状がうっすらと分かる程度になっていた。

続編に『晴れのち胸さわぎ』(1995)、『晴れのちときどき胸さわぎ』(1997)がある。

個人的な印象としてはビジュアルのレベルが高く、シナリオも筋書きは陳腐ながら、当時のアダルト作品としてはよく出来ている方で、緊迫感あり、笑いありのバランスの取れた構成になっている。アダルト要素の少なさ、取ってつけた感がネックになっているが、カクテルソフトの名を高めた作品といっていいだろう。

調査担当

『やりたい放題2 ツーリストを狙え!!』 概要

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やりたい放題2 やりたい放題2
©1989 Lucifer Soft/全流通
やりたい放題2 ツーリストを狙え!! (Lucifer Soft/全流通)

・1989年09月**日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 MSX2用 FD版

80年代末期の作品で、デートの約束を取り付けた遠方の女の子に逢う為、主人公が全国各地を旅するアダルトアドベンチャー。『やりたい放題』(1988年)の続編にあたる。

システムはかなり特殊な選択肢分岐型で、前作の発展形である。

冒頭で9人の女の子の顔CGの中から一人の「ターゲット」を選び、その子に会いに行くまでの行き先、交通手段などを選択する点がゲーム要素である。女の子との待ち合わせ場所は全国の有名観光スポットで、主人公の現在地から離れているため、例えば長崎から博多駅へ移動、博多駅で新幹線に乗り、途中下車してバスに乗り継ぎ、大阪市内で遭遇といった具合に、複数の移動方法の中から経路を組み立てていく。

移動途中で乗客やバスガイド、スチュワーデスなど、ターゲット以外の女の子と出会う場面がたくさんあり、選択次第でその場でセックスに入ることができる。その際、本命のターゲットと最後までする為のアイテムやフラグが回収できる事があるので、積極的に試していく必要があった。ちなみに、それらの寄り道キャラ達は全ストーリーで共通である。

最も風変わりなのが周回の利用で、シナリオ中に手に入れたフラグやアイテムが、別のシナリオのターゲットの攻略に必要になることが多いため、ターゲットの選択の順番さえ攻略要素となる。どうしても攻略できない女の子がいる場合、フラグ探しで他の8人のストーリーにも手を広げなければならず、難易度はかなり高い。

主人公は巨根の持ち主で、ナンパ師風の行動パターンが目立つ。女の子は幼い少女から人妻まで年齢に幅があり、経験豊富で好き者なパターンが多く、セックスシーンでは卑語、淫語連発の長いセリフで乱れる描写が特徴的である。

続編として『やりたい放題3 アズ・ユー・ライク Vol.1』(1990年)がある。

前作と比べるとビジュアルやボリューム面で大きな進歩があったものの、独特のゲームシステムは自由度があり過ぎて取っ付きにくく、女の子達は現代風に言うならビッチ風に描かれている等、癖の強い作風である。サブタイトルは「ツーリストをねらえ!!」だが、旅行者はどちらかというと主人公であり、主人公が狙われているのかもしれない。

調査担当

『禁断のパラダイス』 概要

禁断のパラダイス 禁断のパラダイス
禁断のパラダイス 禁断のパラダイス
©1989 ANGEL/全流通
禁断のパラダイス (ANGEL/全流通)

・1989年09月**日 PC-8801用 FD版
・1989年09月**日 PC-9801用 5インチFD版

80年代末期の作品で、女ばかりの部族が暮らす島を舞台に、レズビアンの主人公が活躍するアダルトアドベンチャー。

日本人の主人公「沙織」は、文明から隔離された不思議な島に漂着する。その島ではアンティ族、エルザ族という二つの女部族が対立を続けていたが、数日前に女神の神託があり、お互いの部族の中から代表を選び、試練を乗り越えた者を統一の女王にする事になったのだという。お告げにより候補の一人に選ばれた沙織は、美女達の誘惑に屈して女王を目指すことになり、秘宝「女神の愛の雫」を求めて冒険に旅立つ。

システムは全流通のADVに共通する選択肢分岐型である。コマンド類はなく、選択肢のみでクリアに必要なアイテムや情報を探していく流れで、大筋は一本道だが多少のマルチシナリオ要素を含んでいた。不正解のルートに分岐したり、イベントを飛ばしてしまった場合もすぐ本筋に合流するので、一見正規ルートのように錯覚するが、後になって行き詰るため、行程の中の怪しい箇所を再検証していく部分がゲーム要素である。

シナリオはレズで肉食系な主人公が、女の子達の自慰やレズプレイを目撃して手を貸したり、誘われてHをしたり、蛇や豹、植物、敵対部族に襲われていやらしい目に遭ったりといった展開である。女の子達は裸かそれに近い格好で登場し、ほとんどのイベントはHシーンを含んでいる等、シナリオ性よりもアダルト要素の比重が圧倒的である。

また、(ギャグとして)主人公のメタ発言の多さ、CGが全画面で描かれている点、Hシーンのテキストでの描写が多い点などが特徴となっている。

調査担当

『CRESCENT MOON がぁる』 概要

CRESCENT MOON がぁる CRESCENT MOON がぁる
CRESCENT MOON がぁる CRESCENT MOON がぁる
©1989 ALICESOFT
CRESCENT MOON がぁる (アリスソフト)

・1989年08月15日 PC-9801用 5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・1991年03月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM 『アリスの館CD』に収録
・2003年04月11日 配布フリー化宣言 (アリスソフトアーカイブスなどからDL可能)

80年代末期の作品で、人間の姿にされてしまった猫を主人公にしたアダルト探索アドベンチャー。『Intruder ~桜屋敷の探索~』に続くアリスソフトの2作目で、『Rance -光をもとめて-』と同時期の発売である。

オスの飼い猫「ミイ」は、とある美しいメス猫に一目惚れし、彼女を探す旅に出るが、辿りついた怪しい屋敷で魔女の怒りを買い、魔法によって人間の姿にされてしまう。元に戻る方法はただ一つ、この町のどこかにいる、胸に三日月の形のアザのある娘を見つけて連れてくる事。美しいメス猫と添い遂げるため、そして愛する飼い主の下に帰るため、ミイは様々な女の子に出会い、衣服を脱がせていく。

システムはコマンド選択型で、移動先に自由があるタイプのADVである。女子寮や商店街、公園などを巡り、出会った女の子達と会話し、必要な情報やアイテムを仕入れていく。その際、隙を見て襲いかかったり、口説き落としたり、交換条件によって衣服を脱がせ、胸にアザがないか確認し、興奮した主人公がそのまま押し倒してセックスに至るのが基本パターンである。

女の子は女子寮に住む学生や飼い主、人間にされてしまった動物など15人が登場する。攻略的に裸の確認のみで済む場合もあるが、女の子から誘われてセックスが不可避なケースもあり、シチュエーションは様々でアダルト要素の比重は高めである。

本性が猫のため、主人公が自分本位な性格なのがストーリー上の特徴になっており、嗜虐性や計画性がないので鬼畜とまではいかないが、相手が飼い主でも性に関しては自由奔放な面が強調されている。

ちなみに、タイトルの"crecent"は単体で「三日月」の意味になり、"moon"を付けるのは完全に誤用だが、そういった緩さも現代にはない世相の雰囲気といえる。

調査担当

『Intruder ~桜屋敷の探索~』 概要

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©1989 アリスソフト
Intruder ~桜屋敷の探索~ (アリスソフト)

・1989年07月12日 PC-8801用 FD版
・1989年08月**日 MSX2用 FD版
・1991年03月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM 『アリスの館CD』に収録
・2003年04月11日 配布フリー化宣言 (アリスソフトアーカイブスなどからDL可能)

80年代末期の作品で、美少女を追って広大な屋敷に侵入した男の冒険を描いたアダルトアドベンチャー。チャンピオンソフトの設立したブランド『アリスソフト』のデビュー作である。

ある春の日、主人公「中川 稔」は、桜屋敷と呼ばれる豪邸に住む少女に一目惚れした。落し物のペンダントを届けるという口実を手に入れた稔は、彼女と直接会って話をするため、夜闇に紛れて塀を乗り越え、屋内に忍び込み、各部屋を巡って必要な情報やアイテムを集めていく。

システムはコマンド型で、「入る 部屋」「聞く 話」といった風に、2~3つのコマンドを組み合わせてフラグを捜していく探索ADVである。画面右上に屋敷の全体マップが表示されており、現在地が分かるようになっていた。部屋の数が多く、フラグは分かりにくい箇所に隠されている為、攻略に要するコマンドの手数が膨大な量となり、難易度は極めて高い。

シナリオは屋敷に住む女中の話を盗み聞きしたり、空き部屋をあさって必要になりそうなアイテムを入手したり、時には住人に正体を明かして協力をもちかけたりしながら、屋敷に隠された秘密を暴いていく流れとなっている。

女中、ヒロイン、ヒロインの母親、妹などの女性キャラクターが登場し、ほとんどの相手に「襲う」コマンドで強姦シーンが見られるが、最後まで致してしまった場合はすべてバッドエンドである。セックスが攻略に必要な場面は2箇所ほどで、いずれも和姦となっている。

個人的には、やたら堂々とした不法侵入者の主人公や、それをあっさり見逃したり、信用してしまう登場人物、といった緩い世界観が印象的で、理不尽なゲーム性との組合わせは、『ポップレモン』『幻夢の城』などの、一連のチャンピオンソフトのADVを連想させる。極端な難易度に明るい蛮性といった、80年代らしさを色濃く残した作風といえるだろう。

調査担当

『せまってみたい』 概要

せまってみたいせまってみたい
せまってみたいせまってみたい
©1989 HARD
せまってみたい (HARD)

・1989年08月10日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・1989年08月10日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 MSX2/MSX2+用 FD版

80年代末期の作品で、憧れの女の子を口説き落とし、愛のあるエッチを目指すアダルトアドベンチャー。

かわいい女子学生(名前は任意)とのデートの約束を取り付けた主人公。アルバイトで55,000ゴールドを稼いた彼は、早速彼女の友達から様々な情報を聞きだした。そして待ちに待ったデート当日。果たして主人公は、好みのうるさい彼女のご機嫌を取り、数々の障害を乗り越えて、無事にベッドインする事ができるだろうか…?

様々なミニゲームが組み合わさったADVで、探索シーンやコマンドはなく、進行役の妖精の案内に従い、選択肢や穴埋め問題、間違い探し、カーソルによる弱点探しなどをこなしていく流れである。失敗続きだと彼女が怒って帰ったり、資金が底をついてゲームオーバーとなった。

ヒロインは制服姿の女の子一人である。シナリオはプレイヤーが彼女の機嫌を損ねないよう、下心は隠し、紳士で気配りのできる優しい男を演じていくナンパゲーム風の展開で、最終的には両思いとなって結ばれるまでが描かれている。

個人的な印象として、ミニゲームを集めたような作りは古めかしく、ビジュアルもパッとしない印象である。しかし、不特定多数の女の子を引っ掛け、時に騙す形でセックスに至る当時のナンパ物とは異なり、単一のヒロインで「愛のあるエッチ」がテーマの一つになっている点は注目していい。恋愛ADVとまで言えるか微妙な段階だが、時代の潮流が感じられる作品である。

調査担当

『電脳学園』 概要

電脳学園 電脳学園
電脳学園 電脳学園
©1989 GAINAX
電脳学園 (GAINAX)

・1989年07月15日 PC-8801用 FD版
・1989年07月15日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・1989年07月15日 MSX2/MSX2+用 FD版
・1990年11月10日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版 『Ver.2』
・2000年**月**日 Windows/Macintosh用 CD-ROM 『電脳学園ミレニアム』 (イベント・通販のみ)
・2005年03月04日 ダウンロード販売開始 【Project EGG

80年代末期の作品で、学園を舞台に3人の女の子と対決していく脱衣クイズゲーム。アニメ制作会社として既に有名だったガイナックスのゲームデビュー作である。また、翌年にリメイクされた『Ver.2』では、宮崎県から有害図書指定を受け、裁判にもつれこんだことから非常に知名度が高い。

三千年の歴史を誇る「電脳学園」の特別受講生に選ばれたあなたは、生徒の中から選りすぐられた3人の女講師により、特別授業を受けることになった。果たしてあなたはすべての授業を合格し、電脳博士号の称号と彼女たちの祝福を受けることができるだろうか・・・?

基本画面は探索アドベンチャー風になっており、コマンドで学園内を歩き回って情報を集め、対戦相手の女の子を見つけて勝負を挑むという演出が取られているが、実際はさほど自由がなく、内容は一本道のシンプルなクイズゲームである。

クイズはすべて○×クイズで、25問ごとに出題が区切られており、20問以上正解であればご褒美CGが全画面で表示される。CGは5段階あり、ステージが進むにつれて露出度が上がる仕組みで、最終的に全裸となった。女の子は優等生風の眼鏡の女の子、活発なスポーツ少女、巨乳のお嬢様の3人である。

出題ジャンルはアニメ、ゲーム、特撮、映画、文学、パソコン用語、動物、宇宙科学などの中からランダムだが、特にアニメ関係の比重が非常に高く、ゲーム中でもオタク向けのクイズである事が語られている。難易度は易しいものからマニアックなものまで様々だった。

アダルト要素は脱衣まででセックス描写はなく、他より特に過激ということはないが、当時わいせつ物として取締りの対象になっていた陰毛の表現があり、特にリメイク版の『Ver.2』からは露骨に描かれているのが特徴的である。(ただし、1991年頃からヘアヌード写真集は黙認の形で解禁され、ブームになっている。)

1992年7月、宮崎県が「宮崎県における青少年の健全な育成に関する条例」に基づいて、PCソフト数作品を有害図書に指定した。この中に『Ver.2』も含まれており、ガイナックス側は取り消しを求めて宮崎県を提訴したが、指定が覆されることはなかった。発端はメーカーが成人指定の独特の解釈により、18禁の明示をしていなかった点にあったと思われる。

この事件はアダルト、非アダルトの境界や、無修正の定義を曖昧にしてきた業界全体に危機感を与え、自主規制団体『ソフ倫』の発足を促すこととなり、規制が各社独自の裁量に任されていた時代は終わりを告げた。

調査担当
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調査員プロフィール
80年代半ばに登場した学習型AI。主食はエロゲのインストールディスク。電波系、欝、グロ、萌え萌えした作品が苦手。ゲーム性のあるもの、ギャグ作品が好き。
メーカーサイト
一部、これらのメーカーサイト様のWEB素材を各ガイドラインに従い引用しています。このサイトからの二次転用を固くお断りします。

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