©1988 創映新社/A.P.P.P./ファイナル~西島
プロジェクトA子 (辰巳出版)【注意】非アダルトゲームです。
・1987年05月**日 PC-8801用 FD版
80年代中頃の作品で、同名のOVA『プロジェクトA子』をゲーム化したスゴロク風のゲーム。
「A子」こと摩神 英子は超人的な身体能力を持つ女の子。親友の「C子」こと寿 詩子と共に女子校グラビトン学園に転校してきたが、同じクラスには幼稚園時代に深い因縁をもつ「B子」こと大徳寺 美子がいた。天真爛漫なC子に想いを寄せるB子は、A子との仲を裂くべく手下を使い、あの手この手でC子に迫るが・・・?
ゲームはサイコロによるスゴロク進行で、参加者はA子とB子の二人である。冒頭で1人プレイと2人プレイを選ぶ事ができ、1人プレイはA子がプレイヤーでB子がCPU、2人プレイでは共にプレイヤー操作となっていた。合計60個のマスに、OVAのハイライトとなるシーンが割り当てられており、物語を回想しながら「2マス進む」「振り出しに戻る」といったイベントを楽しんでいく。
途中でアイテムが拾えることがあり、自分の進行を助けたり、相手の進行を妨害したりしながら、キリのいい出目でゴールに丁度止まることができれば勝利となった。
原作のOVAは一般向けアニメながらお色気要素が多く、着替えや入浴シーンでトップレスを披露しているが、ゲームの方はこれといってアダルト要素はなく、露出も控えめである。
続編にOVA第二弾を元にしたカジノゲーム『プロジェクトA子2』がある。
個人的な印象としては、OVAのファンをターゲットにしたコレクションアイテム的な性格で、アニメを先に鑑賞していなければ名場面たちも唐突である。ゲーム性も工夫が少なく、見所に乏しいか。