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©2001 Eushully
幻燐の姫将軍 (エウシュリー)

・2001年04月27日 Windows用 CD-ROM版
・2003年10月31日 Windows用 CD-ROM 廉価版
・2008年11月07日 DL販売開始 【DMM】【DL.Getchu】【Gyutto】【DLsite】【アキバイン

エウシュリーの3作目で、魔族と人の争いを描いたファンタジー風のシミュレーションRPG。高難易度とやり込み要素で多くのファンを獲得した。

魔族と人のハーフである主人公「リウイ」は、幼少時に母を殺された恨みから、人間に対する恨みを募らせながら成人した。そんな中、父であり魔族達のリーダーだった「魔神グラザ」が人間の勇者によって倒されてしまう。好機と捉えたリウイは、主流派を離れ、少数の部下達を率いて人間達への反撃を開始する。しかし、人間達を陵辱する内に人としての葛藤が生じ、その内面は少しずつ変化していく。

システムは2D俯瞰型のマップで仲間のユニットを一人一人操作し、規定ターン内でのミッションをこなしていくシミュレーションRPGである。壁役や回復係、遠距離支援など多彩なユニットが用意されており、条件が整えばクラスチェンジできるなど戦略要素を備えていた。

マップの制覇率に応じて生じる"支配力"を使い、増援の仲間を呼び出せる点が特徴的で、ユニットは非常に死に易く、復活もないため、ロードを繰り返しながらの細かく慎重な戦術が求められる。

戦闘中にシナリオ分岐があるのも特徴的で、例えば隠し部屋に隠れているヒロインを捕らえる、ピンチに陥っているヒロインを助けない、といった行動により、場合によってならず者達による陵辱シーンになったり、主人公による籠絡セックスになるなど、展開が異なっていく。その結果によって最終的にマルチエンディングを迎えるという、2周目を想定したやり込み要素を備えていた。

続編に『幻燐の姫将軍2』(2003)があり、後に同社の『戦女神』シリーズと世界観が合流して『戦女神VERITA』(2010)に本作の主要キャラが登場している。

任天堂の『ファイヤーエンブレム』シリーズを彷彿とさせる作りで、難易度は高いが、セーブポイントからの試行錯誤でピンチを切り抜けられるよう丁寧に作りこまれており、ゲームバランスの悪さを感じさせないのがポイントである。シナリオは短めとなったものの、次回作を予感させる含みが持たせてあり、シミュレーションRPGとしての完成度は高い。