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放課後マニア倶楽部 -濃いの欲しいの- (LIBIDO)
・1997年06月13日 Windows95用 CD-ROM版 【駿河屋】【Amazon】
・1998年12月11日 Windows95/98用 CD-ROM 『放課後 X’masパック』に収録 【駿河屋】
・1999年06月04日 Macintosh用 CD-ROM版 【駿河屋】
・2006年11月17日 Windows用 CD-ROM 廉価版 【駿河屋】【Amazon】
90年代後半の作品で、マニアックなセックスをテーマにしたアダルトADV。前年の『放課後恋愛クラブ』と対をなす作品で、純粋な恋愛物だった放課後恋愛クラブに対し、同じヒロイン達のハードでアブノーマルな体験を描いたことで話題になった。
(あらすじ) 舞台は前作のパラレルワールド、学生たちが出会いを求めるサークル「恋愛クラブ」。主人公の小太郎はヒロインの一人、雛子の弟で、一見大人しい少年である。前作の主人公の錬一とは友人だが、モテる錬一に反発があり、女の子に対しては屈折した劣情を秘めていた。小太郎は狙った相手の隙をうかがい、卑劣な方法で弱みに付け込み、変態行為を強要していく。
ゲームシステムは前作とほぼ同じで、12人のヒロインの中からターゲットを絞り、会話とお出かけで仲を進展させ、週末のデートの約束を取り付けていくスケジュール管理型ADVである。ただし、今回はそれぞれのヒロインに「恋クラルート」「マニアルート」があるため、分岐は計24本となる。
「恋クラルート」は普通の恋愛物で、前作と主人公は異なるがストーリーの類似点は多い。前作をインストールしていれば、Hシーンも表示される仕組みになっている。
一方の「マニアルート」では、主人公のストーカー気質が剥き出しになり、態度も豹変するのが大きな特徴である。極端な思い込みでヒロインに執着し、盗撮映像をネタに脅迫したり、嘘で騙したり、威圧的な態度でヒロインに迫り、変態プレイを強いていく。一部に変態プレイに協力的なヒロインもいるが、大抵は脅しでモノにするため、後味の悪い結末になることが多い。
アダルト描写はオナニーに始まり、アナル責め、アナルセックスが多く、縛り、浣腸、放尿、野外露出プレイ、SM、近親相姦、男複数との乱交なども含んでいる。主人公がヒロインの痴態を他人に見せたがるのも特徴的である。
関連商品に小説版、OVA版がある。
個人的な印象としては、前作が大人しかっただけで、本来は可愛らしいビジュアルと過激さのギャップを持ち味とするメーカーなので、本領発揮といえるだろう。無論リスクも大きく、前作のハッピーエンドに思い入れのあるプレイヤーにしてみれば、ヒロイン達が不幸に突き落とされ、痴態を雑誌に投稿されるラストは耐え難かったに違いない。その容赦の無さが大きな反響を呼んだ作品だった。
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