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つよきすNEXT (きゃんでぃそふと)・2013年12月20日 Windows用 DVD-ROM 初回版 【Amazon】【駿河屋】
・2014年01月17日 Windows用 DVD-ROM 通常版 【Amazon】【駿河屋】
・2014年12月26日 DL版 【DMM】【Gyutto】【DL.Getchu】【DLsite】
・2015年12月25日 Windows用 DVD-ROM 『つよきすCHRONICLE』 限定版
・2016年01月28日 Windows用 DVD-ROM 『つよきすCHRONICLE』 通常版
・2016年08月01日 DL版 『つよきすCHRONICLE』 【DMM】【DL.Getchu】【DLsite】【Gyutto】
・2016年08月10日 DL版 『NEXT GENERATION』 【DMM】【Gyutto】【DL.Getchu】【DLsite】
・2017年05月12日 DL版 『つよきす全部入り』 【DMM】【DL.Getchu】【DLsite】【Gyutto】
10年代序盤の作品で、強気な女の子たちとの恋愛模様を描いた学園物のアダルトアドベンチャー。『つよきす』シリーズの通算4作目(ファンディスク、コンシューマ版を除く)。
前作『つよきす3学期』(2011年)から、ゲーム内設定で数年が経過しており、舞台は同じながら、登場人物は新世代となっている。
(あらすじ) 主人公「ナギ」こと「蟹沢さなぎ」は、スポーツ万能で勉強は苦手、背が低いことにコンプレックスを抱える竜鳴館の2年生である。男3女1の仲良しグループで遊び歩き、だらしない1人暮らしを満喫するナギだったが、そこに立ち塞がったのが、クールな生徒会長「対馬はかり」だった。ナギと幼馴染であり、家が隣同士のはかりは、家主から頼まれて強引にナギの世話を焼き、生徒会の仕事を手伝わせていく。一方、ナギは生徒会と対立している堅物の風紀委員、「刃牙音子(はがねこ)」にも目をつけられていて…?
ゲームシステムは、シリーズ伝統のヒロイン選択型である。長めの導入部分(共通パート)の後、マップ上のヒロインを4人の中から1人選び、ショートエピソードを鑑賞していく。同じヒロインを4回ほど選ぶと個別パートに入る仕組みである。会話の所々で選択肢も登場するが、その場の会話や演出が変化するのみで、分岐やバッドエンドは無い。メインヒロイン4人のクリア後、隠しルートが開放される構造となっていた。
シナリオは、コミュ障な担任、喋るオウム、メイド服で学校に通う姉弟などのシュールな設定、漫画やネット用語のパロディ、メタ発言、コミカルな会話劇が日常を彩るギャグ作品である。序盤から中盤は、強気な女の子に囲まれた主人公が、クラス間の対立、生徒会と風紀委員の反目などに巻き込まれつつ、ヒロインの抱える問題に献身的に付き合い、体育武道祭での活躍を通して接近していく。
一方、シナリオの終盤はイチャイチャとした甘い恋人生活、セックスに比重が高い。序盤では強気で凛としていたヒロインが一変、甘えたがりになり、主人公の我侭にも恥じらいながら従う、ギャップのある描写となっている。Hシーンは一人当たり4~5つで、アナルや青姦、ソフトSMなど、一部に強気になった主人公による冒険的なプレイを含んでいる。
続編として『つよきすFESTIVAL』(2015年)が続いた。
個人的な印象としては、前シリーズのコンセプトと雰囲気を丁寧に受け継ぎ、時代に合ったアレンジを加え、オリジナリティを調和させた見事な作品である。ボリューム感があり、実用性もそれなりだろう。難点としては、前シリーズからのお約束ネタが多く、旧世代と縁戚関係で繋がっている点が、シナリオの中で重要な背景になっているケースもあるため、予備知識がないと魅力は半減する。未プレイの場合は、初代『つよきす』だけでも先にやっておいた方がいいだろう。
オフィシャルホームページ
http://www.candysoft.jp/ohp/01_products/tuyokiss-next/index.html