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古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

『バルドブリンガー』 概要

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©2017 GIGA TEAM BALDRHEAD
バルドブリンガー (戯画)

・2017年10月27日 Windows用 DVD-ROM 初回限定版 【Amazon】【Getchu】【駿河屋
・2017年10月27日 Windows用 DVD-ROM "Hotdogger Edition"【Amazon

10年代後半の作品で、仮想世界での戦いを描いたアクションゲーム。BALDRシリーズの14作目で、“最終章”と銘打たれ、シリーズ最終作品となることが明記されている。タイトルは「BALDR BRINGER」とアルファベット表記される場合もある。

舞台は文明が高度に発達した、現実と切り離された仮想世界“VERTEX”。VERTEXの元管理人である「エリス」は、強大な「敵」と戦い、現実世界に戻るため、持てる処理能力のほとんどを使って、一人の擬似知性体を生み出した。「不二」もしくは「ヒュージ」と名付けられたその知性体は、戦闘用電子体、シュミクラムの姿でありながら、なぜか性欲を持ち、人間味あふれた性格をしていた。不二はエリスのサポートを受けつつ、各エリアの管理を任されている擬似知性体の女の子を倒し、仲間として従えていくと共に、彼女たちと会話を重ねることで、よりヒトらしく成長していく。

ゲームシステムは、これまでのシリーズと同じく、上下左右にスクロールする2Dマップ上で、銃器や刃物を使い、無数の敵をなぎ払っていくアクションゲームである。一方、格ゲーのような連続技の要素が無くなるなど、従来の作品とゲーム性で異なる面が多い。

例えば、武器が非常に弾切れを起こしやすく、他の武器を使うことで少しずつ補給されていく。このため、メイン射撃、サブ射撃、近接攻撃の三種類をバランスよくミックスして使う必要があり、操作面での特徴となっている。

ヒロインは11人登場し、その内の10人が特定の兵装の火器管制を受け持っている。プレイヤーはその中から、メイン射撃にショットガン、サブ射撃にミサイルランチャー、近接攻撃にナイフ、といった具合に、マップの特性に合わせて各ボタンの武器を設定し、任務に挑んでいく。特定の武器を使い込むほど性能が上がり、担当するヒロインのイベントが開放され、仲が深まっていく流れである。

進行はミッション選択型になり、提示されたイベント一覧の中から、ヒロインとの会話イベントや、メインストーリー、サイドストーリーにあたる戦闘イベントを選んでこなしていく。戦闘イベントは難易度を4段階から選ぶことができ、それぞれドロップアイテムのレア度が異なる仕様である。

ゲームオーバーが無いのも大きな特徴である。セーブは自動セーブのみで、死亡時は直前のリスポーンポイントから自動的に復活する。入手したアイテムや経験が損なわれることはなく、デスペナルティも軽微である。そのため、アクションゲームとしての難易度は高いが、時間をかければ攻略は難しくない。

ストーリーは、謎の多いバーチャル世界の中、擬似知性体として生み出された主人公が、生みの親であるエリスの願いを叶える為、各エリアのセキュリティとして現れる無人機(ドローン)を殲滅し、管理体(ディスポーザー)を倒し、障壁(アイス)を解除して、管理中枢に迫っていく流れである。その最中、元管理体の女の子と惹かれ合い、彼女たちの元となった人間が生きた、並行世界のことが語られていく。

この時、過去作品の世界観が並行世界として登場するのが特徴的で、懐かしい背景美術や敵ユニットも登場し、シリーズの締めくくりを思わせる演出となっている。アダルトシーンはヒロイン1人につき2箇所で、いずれもノーマルな和姦である。

個人的な印象としては、ぶっ飛んだ設定のサイバーパンクであり、特有の難解な用語の飛び交う、残酷で殺伐とした世界観だけに、ヒロイン達の萌え萌えとした雰囲気に違和感があり、主人公には愛着がもてず、どうにも物語に馴染めなかった。ゲーム性は流石で、丁寧に作りこまれた操作性は爽快感があり、ウェポンの組合せで戦略を練っていくのも楽しい。独特の中毒性のあるアクションゲームである。


バルドブリンガー Official Website
http://products.web-giga.com/baldrbringer/




調査担当

『マテリアルブレイブ』 概要

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©2012 GIGA
マテリアルブレイブ (戯画)

・2012年03月23日 Windows用 DVD-ROM 初回版
・2012年04月13日 Windows用 DVD-ROM 通常版
 
10年代序盤の作品で、近未来の学園を舞台に特殊能力をもつ少年少女達の戦いを描くアダルトアクションゲーム。やり込み系のゲームを数多く手がけている『戯画』内の『TEAM BALDRHEAD』の作品である。

「エニグマタイト」と呼ばれる鉱石の発見で人類の技術が進んだ世界。鉱石と融合した生物は「ネオプラズム」と呼ばれ、退治の難しさから新たな災害となっていた。これに対抗できるのは、同じく鉱石と融合した人間である「アンリーシュト」たち。彼女たちは世界で唯一のエニグマタイト鉱山がある神尾城島(かみおきじま)に集められ、学園生活の中でネオプラズムとの実戦訓練に励んでいた。男としては珍しく能力に目覚めた主人公「遙歩」は、他人の特殊能力を強化する特異なアビリティ「エンゲージ」を見込まれ、熱心に口説かれて学園に転校するが、その発動条件が相手と体液の交換をすることで…?

ゲームシステムは非常に変わっていて、立ち絵を使った通常のADVモードと、横スクロールで学園内や街を歩き回り、人々と会話を交わし、ヒロインの好感度を上げ、クエストをこなしていく探索モード、そしてアクションRPGの組み合わせである。探索モードで郊外に出たり、戦闘ありのクエストを受けると場面はフィールドマップに移る。

フィールドマップの未踏破の部分を探索してマップを完成させていく中、敵と接触すると戦闘ステージに移行する。戦闘ステージは横スクロールありのアクションで、通常攻撃と数種類のコマンド技を駆使して敵の殲滅を目指していく。コンボが非常に繋がり易いのが特徴で、自分なりの連続技を工夫し、改良と練習を重ねていく格ゲーのようなゲーム性が印象的である。扱えるキャラは主人公とヒロイン5人で、動きやリーチはそれぞれ全く異なる。

さらに、レベルアップや装備品による補正に加え、「エンゲージシステム」と呼ばれるパワーアップ要素がある。エンゲージにより特定のキャラを集中的に強化したり、特定のパラメータだけを伸ばしたりできるので、育成の自由度はかなり高い。

シナリオは真面目で向こう見ずな主人公が、その能力の特異性で学園中の女の子から注目を浴びつつ、問題を抱えるヒロイン達とめぐり合い、戦いの中で信頼を勝ち取り、仲間を増やしていく流れとなっている。雰囲気はおおむねコミカルな学園モノだが、後半は次第にシリアスさを増していく。ストーリーはほぼ分岐のない一本道で、エンディングのみ個別エンドを備えている。

アダルトイベントは、フィールド探索時にサポート役として意中の相手を選び、コンビネーション攻撃を発生させることで「リビドー」を貯め、それをMAXにすることで発生する。1人3段階あり、主人公が手マンやクンニでヒロインを慰めたり、あるいは足コキやフェラで責められて性的欲求を解消していく。リビドーシステムには本番行為がないが、物語のクライマックスで好感度がMAXのヒロインのみ、本番シーンが鑑賞できる仕組みである。

続編としてファンディスク『マテリアルブレイブ イグニッション』(2013年)が続いている。

個人的な印象としては、操作性もテンポもよく、アクションが苦手な人でも適当な操作で爽快感のあるコンボを楽しめるユニークな作品である。育成も奥行きがあり、同じキャラでも全く違う戦略で育てられる自由度を備えている。難点は自由度の野放図さ、ゲームバランスの荒っぽさで、Wikiなどで育成方針を掴まないと何度も壁にぶつかるかもしれない。アダルト要素が薄めなのもネックか。


公式HP
http://products.web-giga.com/materialbrave/index.html 

 
調査担当

『MUV-LUV ALTERNATIVE STRIKE FRONTIER R』 概要

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©2016 âge/ixtl/DMM GAMES

MUV-LUV ALTERNATIVE STRIKE FRONTIER R
 (DMMゲームズ)

・2016年09月12日 オープンβテスト
・2016年09月20日 『ストライクフロンティア』(全年齢) サービス開始 【DMM
・2016年09月20日 『ストライクフロンティア R』(18禁) サービス開始 【DMM.R18

10年代中頃にオープンしたPC/スマホ両対応のオンラインゲームで、ブラウザ型のアダルトソーシャルゲーム。荒廃した世界での過酷な戦いを描くSF作品群『マブラヴ オルタネイティブ』シリーズのスピンオフである。

基本プレイは無料で、レアガチャや各種サポート等に使うDMMポイントが有料となっている。全年齢版と18禁版があり、サービス開始は同時である。全年齢版は末尾の「R」がない。

主人公は横浜に住むごく普通の学園生だったが、ある日、幼馴染の「美乃莉」と共にパラレルワールドへ迷い込んでしまった。そこは主人公たちの世界と似ていながら、歴史が微妙に異なる世界。何より、人類は宇宙からの攻撃的な生命体、「BETA」の侵攻により存亡の淵に立たされていた。元の世界に帰る方法を探す二人は、横浜基地の香月副指令から特別待遇を得て、基地内のある仕事を任される。その内容は、何故か香月の作ったゲーム端末で遊ぶことで…?

ゲームシステムはソシャゲ系のカード育成要素と、ロボット物のアクション要素の組み合わせである。ガチャでパイロットや戦術機と呼ばれる陸上兵器のカードを集め、組み合わせて5機編成を作り、時間経過で回復するスタミナを消費しながら、アクション要素のステージをこなしていく。ステージの進展に伴い、メインストーリーが少しずつ開放されていく仕組みである。

アクション要素は全方位にスクロールする2Dマップ上で、時間内に敵の殲滅や、アイテムの回収を目指す流れである。最大5機編成だが、操作できる機体は常に1機なのが特徴で、使用したいスキルや敵の属性に合わせて機体を随時切り替えていく。攻撃は自動で行われるため、操作は移動やスキルの使用に限られ、ほとんどをAUTOに任せることも可能である。本格アクションではなく、ソーシャルゲームらしい簡素な操作といえる。

メインストーリーは日常シーンが中心で、主人公たちがお馴染みの面々から講義を受けたり、衛士としての訓練を受けたり、平行世界とのギャップによるコミカルなやり取りを繰り広げていく。『オルタ』のキャラクター達が世界観もそのまま登場しており、主人公たちはオルタの中に紛れ込んだゲストのような立ち位置になっている。

他に、パイロットの親密度を上げることで発生する個別のストーリーがあり、レア度SR以上のキャラクター1人につき5段階用意されている。親密度はプレゼントを贈ったり、戦闘で使い続けることで上がるが、同じカードを合成して上限を開放する必要もあり、やり込み要素となっている。

アダルト要素は個別ストーリーの中に収録されているHシーンで、動きなし、ボイスあり、差分ありの描き下ろしHシーンが多数用意されているようである。

この年、『闘神都市』や『夜勤病棟』、『同級生』など、人気IPと呼ばれる往年のヒット作からスピンオフしたソシャゲが次々にオープンしている。本作品の個人的な印象としては、主流のカードバトルに囚われずアクションに挑戦している点、往年の主要キャラがメインストーリーに参加する点に意気込みを感じる。一方、シナリオ性やゲーム性、ビジュアル、エロさはソーシャルゲームとして無難な控えめさである。単品では決定打に欠けるが、世界観に思い入れがあれば、平均的な作品よりずっと楽しめるだろう。


調査担当

『性戦士もっこりまん』 概要

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©1993 ILLUSION All rights reserved
性戦士もっこりまん (イリュージョン)

・1993年08月27日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版

90年代序盤の作品で、下品な変身ヒーローを主人公にしたコミカルなアダルトアクションゲーム。イリュージョンの2作目。

宇宙からやってきた異星人もっこりまんは僕らのニューヒーロー。正体を隠し、金田豆造として地球に潜伏中の彼は、その特技を生かしてAV男優として活躍していた。今日も敵対するコケ性人の妨害を乗り越え、魅力的なAV女優との撮影に臨み、その絶倫な精力で彼女たちをエクスタシーに導いていく。

システムは横スクロール型アクションの1部と、感じるセックス体位を探っていく連打系アクションの2部で構成されている。冒頭で7つのAV風タイトルのステージの中から一つを選び、1部をクリアすることでセックスに突入し、2部のアクション要素をクリアする度に、AVの内容がワンカットずつ流される仕様となっていた。

1部の横スクロールアクションは、ジャンプや飛び道具を頼りに、ザコを潰したり罠を避けたりしながら、迷宮内の鍵を探し出し、ゴールへの到達を目指す流れである。コースはワープポイントなどが複雑に絡み、非常に入り組んでいる。ゲーム性はクリアに繋がるワープ順序や抜け道を見つけていく、探索要素の強いものになっていた。コンティニューの回数や残り時間に制限がないため、難易度は易しい。

2部は何故か、もっこりまんと女性が草原で結合した場面から始まる。精ゲージが尽きる前にピストン運動で女ゲージをMAXにすればクリアである。体位は正常位、後背位、座位の三種類があり、その中からゲージの上昇する体位を見つけ、キー連打で責めていく。しばらく責めるとゲージが上がらなくなるので、再び感じる体位を探っていく流れである。

選べるAVは7本で、主演はそれぞれ別の女性である。若妻、看護婦、OL、制服姿の学生、女教師、エレベーターガールなどの女性達が、危険な不倫関係や自慰、見ず知らずの男とのセックスに夢中になってしまう筋書きとなっていた。一部に拘束や失禁といった描写もあるが、プレイ自体はほぼノーマルである。

続編として『もっこりまんRPG』(1994年)、『乱交女体釣り ~もっこりまんのナニでヌシ釣り~』(1995年)が続いている。

おバカで混沌とした雰囲気が持ち味のギャグ作品で、ゲームを起動すると演歌調で下品な歌詞のOP曲が字幕付きで流れ始める(音声はない)。『超兄貴』(1992年)のように、良い意味でバカゲーと呼ばれることが多いようだ。個人的な印象としては、動きの硬さや迷宮の構造の荒っぽさで、アクションゲームとして楽しいものではないが、ビジュアルのクオリティの高さ、セックス描写の濃厚さで多少挽回しているイメージである。

 
調査担当

『夢幻戦士ヴァリス』 概要

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©1986 日本テレネット ©サンソフト
夢幻戦士ヴァリス (日本テレネット)
【注意】非アダルトゲームです。

・1986年12月**日 PC-8801用 FD版
・1987年03月**日 FM-77用 3.5インチFD版
・****年**月**日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 X1用 FD版
・****年**月**日 MSX2用 カートリッジROM版
・1987年08月21日 ファミコン版
・1991年12月27日 メガドライブ版
・1992年03月19日 PCエンジン用 CD-ROM版
・2004年06月24日 Windows用 CD-ROM 『夢幻戦士ヴァリス COMPLETE』に収録
・2005年05月18日 ボーダフォン用アプリ配信開始
・2007年06月26日 ダウンロード販売開始(PCエンジン版) 【Project EGG
・2011年11月24日 Windows用 CD-ROM 『夢幻戦士 ヴァリス COMPLETE PLUS』に収録
・2015年02月24日 ダウンロード販売開始(PC-8801版) 【ProjectEGG

80年代中頃の作品で、ファンタジー風の世界を舞台にしたアクションゲーム。露出の高いコスチュームの女子高生が剣を振るうインパクトから人気となり、後の美少女ゲームに大きな影響を与えた。

ごく普通の女子高生「麻生 優子」は、突然に異世界からのモンスター達に襲われるが、次空を超えて送られてきた剣を手に取り、戦って難を逃れることができた。そして、気が付いた場所は見慣れぬ世界「ヴァニティ」。優子はそこで、人の心の"明"と"暗"の均衡が崩れ、優子たちの世界が滅びかかっていることを聞かされる。夢幻界の女王から一方的に「ヴァリスの戦士」に指名され、戦うことを強いられた優子は、一旦は反発するものの、暗黒界の魔王ログレスの配下との戦いの中で次第に使命感に目覚め、戦士として成長していく。

ゲームは横スクロールのアクションゲームで、剣から放たれる遠距離攻撃を武器に、湧いてくる雑魚キャラを潰しながらボス戦を目指す流れである。ステージ間にはアニメタッチのビジュアルシーンが用意されており、シナリオ性を強く意識させる作りとなっているのが特徴的である。

武器と防具が何種類か用意されていて、アイテムドロップを拾う事で切り替えが可能である。体力ゲージをやりくりする点が非常に特徴的で、回復アイテムにあたる宝石を取れば取るほど体力をストックすることができる(最大でゲージMAX100個分)。クリアに時間制限がなく、逆走もできるので、序盤で雑魚を倒してコツコツ体力を稼ぎ、ボス戦に備えるのが一般的な攻略法となっていた。

作風はファンタジーながら、当時流行していたTVドラマ「スケバン刑事」の影響からか、重い宿命を背負った女子高生の悲壮感漂うストーリー展開となっている。一方、アニメ『幻夢戦記レダ』などに登場していた「ビキニアーマー」をゲーム業界にも定着させた事でも知られている。

PCゲームとして発売された当初は、動きの硬さや画面の見づらさ、広大すぎるマップなど、欠点が目立つ出来だったが、移植や続編の度にアクションゲームとして洗練され、PCエンジン移植版には声優ボイスやアニメーションシーンも追加されて、全く別のゲームに生まれ変わっている。主人公「優子」はゲームキャラとして異例の人気となり、ファンクラブが結成されたり、イメージガールのコンテストが開かれたようだ。

シリーズはアクションゲームとして『ヴァリスⅣ』(1991年)まで続き、家庭用ゲーム機にも幅広い展開を見せた。しかし、時は流れてタイトル権はアダルトゲーム開発会社に譲渡され、初代からちょうど20年後、リメイクにあたる『ヴァリスX』(2006年)は、アクション要素無し、陵辱系の18禁アドベンチャーに変貌した。

このことは旧開発スタッフや往年のファンの大反発を招き、不買運動が呼びかけられる事態に発展してしまった。往時のピュアな愛され方を物語る出来事といえる。一方、業績の悪化していた日本テレネットは翌年倒産している。

派生作品はコミックス(2007年)、サントラ(2011年)など。

調査担当

『V.G. -ヴァリアブル・ジオ-』 概要

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©1993 GIGA
V.G. -ヴァリアブル・ジオ- (戯画)

・1993年07月09日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版

90年代序盤の作品で、外食チェーン店のウェイトレスによる格闘大会をテーマにした脱衣格闘アクション。TGL傘下のブランド『戯画』のデビュー作である。

不況に苦しんでいた日本の外食産業に突如、多国籍企業「謝華グループ」から挑戦状が届いた。各外食チェーンから代表を出して闘わせ、最強のウェイトレスを決定しようというのだ。優勝したチェーン店に与えられるのは、必ず莫大な収益を生むという伝説の一等地。さらに個人には10億円の優勝賞金が支払われるという。これに参加しないチェーン店は1つもなかったが、大会は謝華グループの総帥「レイミ・謝華」が3年連続で制したまま4年目を迎える。人はいつしかこの大会を「VG(ヴァリアブル・ジオ)」と呼ぶようになっていた…。

操作やルールは当時の一般的な格闘アクションとほぼ同じだが、攻撃ボタンはパンチとキックの2つだけという簡素な仕様になっている。プレイヤーは6人の女の子の中から操作するキャラを選び、2ラウンド先取で他の5人に勝ち抜けば、個別のエンディングを鑑賞できる。ウェイトレスという設定は衣装や背景に反映されているが、戦闘スタイルは空手、忍術、レスリング、テコンドーなど普通の格闘技である。

対戦相手から1ラウンドを取ると胸などの軽い露出CGが全画面で表示され、2ラウンド先取で倒すと喘ぎや愛液の描写を含んだ脱衣CGが1枚表示されるという、先行した『人形使い』や『クイーン・オブ・デュエリスト』に比べると過激なエロスが特徴的である。また、透過するメッセージウィンドウは時代を先取りしていた。

18禁格闘アクションの流れを受け継いだ続編として『V.G.II -姫神舞闘譚-』(1994年)、『V.G.CUSTOM』(1999年)、『V.G.MAX』(1999年)などがある一方、シリーズで最も好評を得たのは家庭用ゲーム機向けに独自の進化を遂げた『ADVANCED V.G.2』(1998年)だった。00年代に入るとアダルトADVに路線変更し、『V.G.Adventure』(2000年)、『V.G.Re-birth』(2001年)、『V.G.NEO』(2003年)などが続いている。関連商品はOVAなど。

個人的な印象として、本職のアニメーターが参加しただけあって、勇壮なOPやビジュアルパートのレベルが高く、特に印象深い。格闘ゲームとしてみても必殺技は出しやすく、動きの硬さも我慢できる程度、ストーリーモードでは6人から選べるので、上述の先行した2作品に比べるとかなり遊べる印象である。90年代前半らしさを代表する作品の一つといえるだろう。

調査担当

『クイーン・オブ・デュエリスト』 概要

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©1993 AGUMIX
クイーン・オブ・デュエリスト (AGUMIX)

・1993年02月13日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版

90年代序盤の作品で、美少女をテーマにした脱衣格闘アクション。当時珍しいPCオリジナルの格闘ゲームであり、多数の人気漫画家、イラストレーターがキャラクターデザイン・原画に参加していたことでも話題となった。

悪の組織EGBERD(エグバード)により、カリブ海の孤島で開かれる女性挌闘家だけの賭け挌闘大会「クイーン・オブ・デュエリスト」。プレイヤーは空手使いの「美由紀」、もしくはマーシャルアーツ使いの「エミリー」を操作し、世界の強豪達を倒していく。

システムは1対1の2ラウンド先取、多少の画面スクロールがある仕様で、操作も当時ブームとなっていたアーケードゲーム『ストリートファイターⅡ』(1991年)と似ているが、方向キーの下が「しゃがむ」の代わりに「防御」になっている点が独特である。

登場するキャラクターは全員女の子で、対戦前に着衣状態のCGが一枚、勝利すると服が破れて部分的に露出したCGが一枚、高難易度設定で勝つと、さらに露出の高いCGが一枚表示される脱衣要素を含んでいた。特定の難易度でゲームクリアすることにより、対戦モードやCG閲覧モードも開放されていく。ストーリーモードで使えるキャラクターは2人だが、対戦モードでは敵キャラ4人も使用可能となっている。

拡張キットとして『クイーン・オブ・デュエリスト パワーアップディスク』がある他、続編の『クイーン・オブ・デュエリスト外伝』が同年に発売され、『外伝α』『外伝α+』とアップグレードが続いた。

アクションに弱いといわれた当時のPCに果敢に挑んだ作品であり、『人形使い』(1992年)と共に脱衣格闘アクションという分野を切り開いた先駆者だったが、残念なことに必殺技が出づらい、当たり判定が不可解、といった粗さが目立つ。格ゲーの苦手な当調査員でも最高難易度をしゃがみ大キックだけでクリア出来てしまった。続編の外伝αでは進化を遂げ、格ゲーファンからもそれなりの評価を得るに至ったようだ。

調査担当

『人形使い』 概要

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©1992 FOREST
人形使い (FOREST)

・1992年05月29日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版

90年代序盤の作品で、SF風の世界を舞台に、遠隔操作ロボット同士の格闘大会で勝ち抜いていく格闘アクションゲーム。「脱衣格闘アクション」というジャンルを開拓した先駆者だった。

遥かな未来、惑星開発等の過酷な環境での作業の為に開発された遠隔操作のロボット「シルエット」は、人々の生活にも浸透し、シルエット同士の格闘技「デュエリング」が娯楽として世界的な人気を呼んでいた。若いシルエット開発者「リカ」は、開発費がかさんでできた借金を返すため、母親に勧められて怪しげな裏の大会に出場するが…?

システムは1対1の格闘アクションで、2ゲーム先取、多少の横スクロールがある、当時の一般的な作りである。操作法や動きも「ストリートファイターⅡ」(1991年)とほぼ変わらないが、パンチとキックボタンは1つずつしかなく、選べるキャラクターは1種類、背景も1種類と簡素な部分が目立つ。必殺技として飛び道具、カウンターの投げ技、着地時の電撃など4種類の特殊攻撃があった。主人公と同形キャラを使った2人対戦モードも備えている。

戦うのはロボットだが、操縦者はいずれも女性で、主人公のリカも含め、敗者の脱衣CGが用意されているのが特徴である。着衣状態から始まり、1ラウンドを制すると下着姿、2ラウンドを取るとトップレス、ストレート勝ちだった場合は更に全裸の画像が拝めるのが基本パターンとなっていた。CGは大型で質感の高い丁寧な仕上がりとなっており、当時としてはレベルが高い。

続編に『人形使い2』(1996年)がある。

脱衣CGのある格闘アクションとしては、おそらく最古の作品である。同ジャンルは数は少ないものの、『クイーン・オブ・デュエリスト』、『V.G. -ヴァリアブル・ジオ-』といった人気シリーズを生み、90年代前半のアダルトゲームの特色の1つとなった。本作の個人的な印象としては、必殺技が出にくいといった難点があり、格闘ゲームとして楽しいものではないが、脱衣ビジュアルの美しさで多少報われた気分である。

調査担当

『RUNRUN狂走曲』 概要

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RUNRUN狂走曲 RUNRUN狂騒曲
©1989 ELF
RUNRUN狂走曲 (エルフ)

・1989年09月15日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 PC-8801用 FD版

80年代末期の作品で、自機となる女の子を選んで操作し、様々な障害を乗り越えてゴールを目指す横スクロールアクションゲーム。

若い女の子ばかりの、とある田舎の村。村の女の子達は世間で流行っている「ハイテク」に憧れていたが、働き盛りの男がいない為、「とーきょー」へ出稼ぎに行く事もできない。そこで村長は、彼女達が「世界女子トライアスロン大会」に出場し、優勝賞金500万ドルでハイテクする事を提案する。コーチとして白羽の矢が立ったのは、とーきょーから帰ってきたばかりの、スケベで怠け者な若者『一太郎』だった。一太郎は優勝賞金の10%と、世界各地の美女を紹介してもらうという約束でコーチを引き受け、女の子達を率いて世界の強豪と対決していく。

ゲームは国内、アジア、ヨーロッパでそれぞれ予選と本選があり、アメリカでの決勝戦と特別戦を合わせて合計8ステージである。プレイヤーはステージ毎に10人の女の子の中から、コースと敵との相性、疲労度などを考慮して3人を選び、横スクロールの障害物競走で一対一の対決をしていく。

コースは市街地や城郭風、洞窟など様々で、ジャンプで段差をかわしつつ、『ボード』と呼ばれるアイテムに触れる事で加速したり、相手を妨害しながらゴールを目指していく。選手の女の子達に成長要素があるのが特徴的で、起用するたびにパワーアップしていくが、スタミナの回復のため休ませる必要もあり、起用をめぐって戦略性が求められる。

アダルト要素はステージ攻略時に現れる、遠征先で紹介された女の子のCGで、3回勝負の内、1度でも負けた場合はCG2枚、2点先取で完勝した場合はCG4枚となっていた。着衣状態が1枚、脱衣が2枚、本番中が1枚で、それぞれに簡単なセリフが一言添えられている。女性器はエルフ特有の太い縦筋一本で表現されていた(当時はソフ倫のような審査団体がなく、規制は各社の裁量でマチマチだった)。

個人的な印象として、やり込み性はさほどなく、アクションは素朴でボリューム感もないが、アダルトカテゴリーの中では比較的遊べる方だろう。設定のトライアスロンは何処へやら、ひたすら横移動するだけのゲームで、テンキーで横スクロール、スペースでジャンプという操作は簡単で取っ付き易い。ご褒美CGの数もそれなりである。

調査担当

『魔浄理子 インビゾーン』 概要

魔浄理子 インビゾーン 魔浄理子 インビゾーン
魔浄理子 インビゾーン 魔浄理子 インビゾーン
©1989 ナツメ株式会社
©1989 ダイナミック企画/槙村ただし
魔浄理子 インビゾーン (ナツメ)

・1989年03月24日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 PC-9801用 5インチFD版

80年代末頃の作品で、魔法少女を主人公にした横スクロールアクションゲーム。原画・デザインに『マリちゃん危機一髪』『エルドラド伝奇』等、国産PCゲームを黎明期から支えた槙村ただし氏が携わっている。

魔浄理子(マジョリコ)と早湾沙(サワンサ)は、魔女のマジョリータ先生の下で魔法修行中の女の子コンビ。ある日、二人は好奇心で大きな鏡の封印を解き、邪悪な魔法使いイヤラシーザーを復活させてしまう。彼はマジョリータへの復讐のため、サワンサを「インビゾーン」と呼ばれる世界に連れ去ってしまった。友人を助けるため鏡の中に飛び込んだマジョリコは、魔法の力で数々の仕掛けを突破し、イヤラシーザーの配下を倒していく。

システムは横スクロール型のアクションゲームで、攻撃は水平に飛ぶ遠距離魔法である。ライフゲージや残機のようなものはなく、ダメージを受けると着衣状態からキャミソール、下着姿、裸へとマジョリコの姿が変化し、裸状態で敵に触れるとゲームオーバーとなった。ただしコンテニューには回数制限がない。時間制限もなく、逆走も可能で、セーブ機能もあるため難易度は平均的である。

お金やストックできるマジックアイテムの概念があるのが特徴で、ステージ途中のホテルで回復したり、情報屋で攻略のヒントを聞いたり、ショップで必要なアイテムを買い足すことができた。

セックスシーンは一切無いが、主人公が事ある毎に全裸になる点がアダルト要素となっている。

アクションゲームとしてユニークな部分も見受けられるが、肝心のアクションで動きが固く、ステージは単調で、時期を考えると洗練されているとは言い難い。ただ、自機がダメージを受けると段階的に薄着になっていく演出を、お色気サービスとして生かす発想は時代を先取りしていたかもしれない。

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調査員プロフィール
80年代半ばに登場した学習型AI。主食はエロゲのインストールディスク。電波系、欝、グロ、萌え萌えした作品が苦手。ゲーム性のあるもの、ギャグ作品が好き。
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一部、これらのメーカーサイト様のWEB素材を各ガイドラインに従い引用しています。このサイトからの二次転用を固くお断りします。

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