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古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

『千の刃濤、桃花染の皇姫』 概要

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©2016 AUGUST
千の刃濤、桃花染の皇姫 (オーガスト)

・2016年09月23日 Windows用 DVD-ROM プレミアムパック版 初回限定版 通常版

10年代中頃の作品で、和風ファンタジー世界を舞台に忠義と愛を描く恋愛アドベンチャー。読み方は『せんのはとう、つきそめのこうき』。オーガストの12作目(ファンディスク含む)である。

パッケージ版の媒体はDVD-ROMだが、Android端末でもプレイできるDLコードが付属している。また、PC版もタブレット端末で快適にプレイできるように、デスクトップモードとタブレットモードの両方を備えており、いつでも切り替えられる仕様になっていた。

およそ二千年の歴史を誇り、神の血を引く皇帝によって治められてきた豊葦原瑞籬内皇国(とよあしはらのみずがきのうちのすめらみことのくに)、通称「皇国」。独特のテクノロジー「呪術」と、超人的な身体能力を持つ「武人」の力により、長く平和が保たれてきた皇国だったが、前触れもなく「共和国」の奇襲を受け、臣下の裏切りで皇帝は謀殺され、首都は陥落してしまう。そこから始まる共和国の横暴は、皇国人にとって耐え難いものだった。抵抗活動に身を投じながらも、守るべき主を失って鬱屈していた武人の主人公は、皇女を名乗る危うげな少女に出会い、協力と衝突の中で主従の絆を深め、本来の力を取り戻していく。

ゲームシステムは『穢翼のユースティア』(2011年)の流れを汲む特殊な分岐型のADVである。メインストーリーの各章がヒロインの個別パートの導入部分を兼ねており、各ヒロインとの個別エンドは本筋からドロップアウトしていく形を取っている。このため、それぞれのヒロインとのハッピーエンドを確保しつつ、核心部分となる物語の謎を最後まで楽しめる、メインシナリオ重視の作風となった。

世界観はファンタジーであり、慣習どおりのコミカルな学園物の要素も備えながら、歴史ドラマのような壮大な設定や、複数の勢力の謀略、騙し合いが入り乱れるスリリングな展開、凄惨で殺伐としたアクション要素を含んでいるのが特徴で、全体の印象はシリアスである。

主人公は真面目で堅物な好青年で、18禁ゲームには珍しくボイスが当てられている。戦争で記憶を失ってしまった彼は、表向きは学生、花屋の店員として暮らし、夜は地下組織の幹部として、女性の会長と共に武装蜂起の準備をしていく。その最中に復讐に燃える皇女や、呪術を司る巫女の長、偽の皇女に祭り上げられてしまった義妹と出会い、共和国軍の中で高位の女性から睨まれつつ、様々な事件に巻きこれていく流れとなっている。

ヒロインは上述の5人である。Hシーンは各ヒロイン1人につき本編中に1つしかないが、クリア後に「余談」としてショートエピソードが開放される仕組みで、その中に3つほどHシーンを含んでいるので、合計は1人あたり4つとなる。他にサブヒロインとして、同級生や協力者など3人とのエピソードが収録されている。

関連商品は、特別仕様のプレミアムパックに原画集、ドラマCD、抱き枕、絵馬が付属した他、各店舗ごとに抱き枕カバー、色紙、マウスパッド、タペストリー、タオル、テレカなどのオリジナル特典が用意されていた。また、本編の発売に先立ち、OP/ED曲のシングルや、校章、Tシャツなどが販売されている。

個人的な印象として、萌えコンテンツにありがちな稚気を感じる設定に目をつぶれば、シナリオが相変わらず充実しており、最期まで緊張感のある展開が嬉しい。和風感にこだわった美しい音楽やインターフェース、爆発や炎、剣戟などの迫力ある演出、詳細でシャープなタッチの背景美術も非常に印象的だった。機能面でも時代に合わせた配慮が行き届いており、まさにオーガストらしい、隙のない作風といえるだろう。

公式ページ
http://august-soft.com/hatou/index.html




調査担当

『大図書館の羊飼い Dreaming Sheep』 概要

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©2014 AUGUST
大図書館の羊飼い Dreaming Sheep (オーガスト)

・2014年03月28日 Windows用 DVD-ROM プレミアムパック スタンダードパック
・2015年01月09日 ダウンロード販売開始 【DMM

10年代中盤の作品で、『大図書館の羊飼い』(2013)の後日談などを描いたショートストーリー集。

メインコンテンツは本編で図書部のメンバーの一人と結ばれた後、小さなトラブルを経て気持ちを確かめ合っていくエピソードが中心で、他にサブヒロインだった3名との後日談、悪役だった副生徒会長の「多岐川葵」と結ばれるシナリオ、誰とも結ばれなかったENDの後、ヒロイン達が主人公「筧」の恋人の座をめぐって牽制しあう夏休みのイベントを収録している。

また、APPENDIXとしてギャグタッチのミニエピソード、メインヒロイン達と特殊なシチュエーションで繰り広げるHイベント、白崎つぐみの妹「さより」との妄想Hシーンなどを収録している他、一般向けだったファンディスク『大図書館の羊飼い 放課後しっぽデイズ』(2014)のヒロイン二人にもアダルトシーンが用意されている。

Hシーンは一人当たり1~2つだが、人数が多いので合計17つになり、比重はそれなりに高い。自宅のベランダや生徒会室、ラジオの収録ブース、ビーチなどでの人目をはばかりながらのHや、スクール水着、和服、ウェディングドレスなどの特殊な衣装でのプレイなど、シチュエーションは全体的に変化球気味である。

店舗ごとに様々な初回特典が付属した他、OP&ED曲を収録したマキシシングルが同時にリリースされている。

本編の雰囲気をそのままに、甘々な恋人関係の続きを楽しめる作品で、サブヒロインやファン待望の脇役達にもスポットライトが当てられており、堅実で隙のない内容といえるだろう。


『大図書館の羊飼い Dreaming Sheep』 Web Site
http://august-soft.com/daito_ds/index.html





調査担当

『大図書館の羊飼い ~放課後しっぽデイズ~』 概要

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©2013 AUGUST
大図書館の羊飼い ~放課後しっぽデイズ~
【注意】15歳以上推奨作品です。

・2013年08月10日 Windows用 DVD-ROM コミックマーケット84にて先行販売
・2013年09月27日 Windows用 DVD-ROM 一般販売
・2014年09月05日 ダウンロード販売開始 【DMM
・2015年02月15日 PS Vita用 『大図書館の羊飼い -Library Party-』に収録

大図書館の羊飼い』(2013)のスピンオフ作品で、汐美学園を舞台に甘酸っぱい三角関係を描く恋愛アドベンチャー。定価1500円の短編で、対象年齢は15歳以上推奨である。

巨大な学校、汐美学園にある「ネコ写真部」は部員二人だけののんびりした部活。所属する主人公「慶」と「のぞみ」は同郷の幼馴染で、一人暮らしのマンションも隣同士の親友である。特に男女を意識することもなく過ごしてきた慶だったが、田舎からもう一人の幼馴染「朔夜」が家出同然で入学し、3人での共同生活が始まったことから、その関係に変化が訪れようとしていた。一方、学園内の野良ネコを撮影する絶好のスポット、通称「ネコ広場」には新校舎の建設計画が進められていた。3人は空き地を守るため、生徒会や噂の図書部に相談を持ちかけるが…?

システムは途中一箇所の選択肢で分岐するADVである。シナリオは新キャラクター3人によるほのぼのとしたラブコメディーで、ネコ写真部の活動や、生活感のある日常風景の中で恋が進展していく流れとなっていた。生徒会や図書部の面々も脇役として登場する。

スピンオフだった本作に対して、王道的なファンディスクとして図書部の面々と結ばれた後日談を収録した『大図書館の羊飼い -Dreaming Sheep-』(2014)が続いており、それとセットになった形でサントラやビジュアルブック等がリリースされている。


『大図書館の羊飼い~放課後しっぽデイズ~』Web Site
http://august-soft.com/daito_sd/index.html




調査担当

『大図書館の羊飼い』 概要


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©2013 AUGUST
大図書館の羊飼い (オーガスト)

・2013年01月25日 Windows用 DVD-ROM 初回版
・2014年01月31日 Windows用 DVD-ROM 通常版
・2014年08月27日 ダウンロード販売開始 【DMM
・2015年02月12日 PS Vita版 『大図書館の羊飼い -Library Party-

巨大な学園を舞台に、一風変わった図書部の活躍を描く恋愛アドベンチャー。オーガストの9作目にあたる。

学生数5万人、生徒の自主性を重んじる、独特の校風を持つ汐美学園。主人公「筧 京太郎」は、軽い予知能力を持つ読書中毒の学生である。人との関わりを極力避け、たった一人の図書部で悠々自適の読書三昧を送っていたが、クラスメートの「白崎つぐみ」を脱線事故から救った事から、騒動に巻き込まれ、マイペースで純真な彼女に引きずられていく。同時に「羊飼い」を名乗る謎の存在に導かれ、図書部には男女6人のメンバーが集まった。白崎率いる新生図書部の目標は、学園をもっと楽しくする事。協力しつつも、心の底では距離を置いていた筧だが・・・?

ゲームシステムは、選択肢分岐型の一般的なアドベンチャーである。長めの導入部分、共通パート、個別ルートの三段構成で、共通パートと個別ルートの冒頭に、それぞれ別のOPムービーが用意されていた。また、クリア後にも真ルートとして別の形のHAPPY ENDや物語の核心部分が語られる奥行きのある作りとなっていた。メインヒロイン5人の他、サブヒロイン3人にも個別シナリオがHシーン付きで用意されている。

シナリオは王道的な青春ストーリーで、共通パートではビラ配りやゴミ拾い、お悩み相談、イベント主催、「羊飼い」の情報集めなどを通してメンバーの結束と親睦の深めていく。個別ルートはヒロイン達が抱える家庭環境や進路、人間関係の悩みに迫っていく中、距離が縮まっていく流れとなっていた。

演出面では大学風の学園風景や学内を走る路面電車、学園ウェブニュースなど、近未来的で垢抜けた描写が目を引く。携帯画面を使ったメール等のやり取りが多く、登場人物の携帯ごとに着信音が異なる等、細かい描写の多さが特徴的である。照明や夕日の逆光を使って立ち絵を背景に溶け込ませる演出も印象的である。

Hシーンは本編中に1人あたり3つ程だが、クリアの状況に応じて、APPENDIXとして後日談やギャグ設定のショートシナリオが開放されていく仕組みで、追加Hシーンを含んでいた。

ファンディスクとして一般向け『大図書館の羊飼い〜放課後しっぽデイズ〜』(2013)、18禁の『大図書館の羊飼い -Dreaming Sheep-』(2014)の2作品がリリースされている。関連商品としてサントラ、ボーカルCD、コミック、小説版などがある他、2014年にはTVアニメが放映された。

個人的な感想として、機知に富んだ会話のやり取りが非常に印象的で、人間関係にはさりげない気遣いと節度があり、行動力もあって、見た目より落ち着いた大人の雰囲気の作品である。ボリューム感、背景美術、BGM、ボーカル曲の多さ、機能設定など地味な部分で充実していて、派手さや目新しさはないが、オーガストらしい隙の無い作品といえるだろう。


大図書館の羊飼いOfficial Web
http://august-soft.com/daito/




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パソコンの登場と共に生まれた学習型AI。主食はエロゲのインストールディスク。電波系、欝、グロ、萌え萌えした作品が苦手。ゲーム性のあるもの、ギャグ作品が好き。
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