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古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

『闘神都市II』 概要

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©1994 ALICESOFT
闘神都市II (アリスソフト)

・1994年12月10日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・1995年04月28日 PC-9801/FM-TOWNS用 CD-ROM版
・1997年06月20日 Windows95用 CD-ROM版
・2003年04月11日 配布フリー化宣言

90年代中頃の作品で、年に一度の武術トーナメントを舞台にしたアダルトRPG。『闘神都市』シリーズの第二弾で、大ヒット作となり、メインヒロインの「葉月」の人気も相まって、非常に知名度が高い。

中世ファンタジー風の世界。主人公「シード」は、瑞原流という剣術道場の門下生で、実力も性格も頼りない若者である。師範の娘「葉月」とは両想いだが、葉月を瑞原流の後継者に嫁がせようと考えている師範は、シードとの仲を認めず、葉月を騙して実力のある「ビルナス」のパートナーを引き受けさせ、名高い武術イベント、闘神大会に送り出してしまった。優勝すればビルナスが葉月を娶ると知ったシードは、これを阻止するため、姉代わりの女性「セレーナ」をパートナー(賭け物)に、強豪のひしめくトーナメント戦に挑む。

システムは前作と同じく、単一の階層式ダンジョンを探索していく一人パーティのRPGである。地上にある街を拠点に、数日おきにやってくる試合当日に備えてダンジョンに通い、レベルや装備、スキルなどを整えていく。試合で相手を倒す事ができればフラグが立ち、さらに下層に進める流れである。

シナリオは、当初は頼りない性格だった主人公が、様々な出会いや戦いを通してたくましく成長していくサクセスストーリーである。世界観は『Rance』シリーズと共通で、基本的にシュールでとぼけた設定の多いギャグ作品だが、一部に悲劇的なエピソードやシリアスな展開を含み、プレイヤーに驚きをもたらす奥行きのあるストーリー性を備えていた。

物語の所々に選択肢が用意されていて、主人公に「悪行」をさせることが出来るのも特徴的である。例えば、盗賊から取り戻した故人の刀を未亡人に返すか否か、嫌がる女性の純潔を無理やり奪うか否か、といった具合である。極端に悪行を積み重ねない限り大きなペナルティはなく、むしろCG回収の為には必須で、ストーリーへの影響は演出の違いといった程度だった。

アダルト要素は大会の規定による、破った相手のパートナーとのセックスがメインである。女性のタイプは様々で、主人公は挑発されたり、状況に流されたりと成り行きで相手をしていく。他にダンジョン内で有料のHなサービスを受けるパターン、悪人達やモンスターに女性が陵辱されているのを目撃するパターンなどがある。女の子モンスターを捕らえた際や、Hな写真を拾った際などに表示されるCGなどもあり、やり込み要素となっていた。

また、自宅を購入して家具を配置したり、希少な女の子モンスターをコレクションしたり、高難易度の強敵に挑戦したりといったオマケ要素が豊富に用意されており、当時のアダルトゲームとしては桁外れのやり込み性を備えた作品となった。

後日談として読み物タイプの『闘神都市II そして、それから…』(1995年)が続き、10年以上あけて『闘神都市III』(2008年)が発売され、本作のストーリーをベースに『闘神都市』として3DS用にコンシューマ化された。さらにソーシャルゲーム化も予定されている(2016/03時点)。関連商品はOVA版、瑞原葉月フィギュアなど。

個人的には操作感が良く、手間を省く機能も充実していて、ゲームとして洗練されているのが印象的だった。ビジュアルのレベルも高く、謎解きの仕掛けやストーリーも凝っていて、欠点らしい欠点が見当たらない。けなげで頑張り屋のヒロインの個性も光っている。発売から数年にわたって人気を保ち続けた、90年代を代表するアダルトゲームの一つである。


調査担当

『WORDS WORTH』 概要

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©1993 ELF
WORDS WORTH (エルフ)

・1993年07月22日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版

90年代序盤の作品で、ダンジョンを舞台に2つの種族の争いを描くアダルトRPG。

中世ファンタジー風の世界。地上に暮らす「光の一族」と、地下城に暮らす「影の一族」は、「ワーズワースの石版」と呼ばれる境界を隔てて暮らしていたが、何者かに石版を破壊されてからは戦争状態となり、お互いに相手の仕業と信じて150年間も争い続けていた。主人公「アストラル(名前変更可)」は、影の一族の王の息子として甘やかされて育ち、周囲からひ弱で軟弱な子供として軽視されていたが、好奇心から戦場をうろつくようになり、やがて強敵を次々と破って、影の一族の劣勢を覆す存在にまで成長していく。

ゲームシステムは3D視点、階層式ダンジョン、一人パーティの古典的なRPGで、オートマッピング機能を備えている。各フロアで雑魚を倒してレベルを上げ、装備を整え、キーアイテムや謎解きで障害を突破し、中ボス的な敵を倒せば次のフロアへ進める仕組みである。魔法や技のコマンドはなく、戦闘シーンは通常攻撃、逃げる、回復アイテムの三択という簡素な仕様となっている。

シナリオは、スケベで飄々とした性格の主人公が、光の一族との戦いの中で女の味を知り、失恋や友の戦死を乗り越えて、たくましく成長していくストーリーで、ギャグとシリアスの入り混じったエルフ特有の雰囲気である。当時のアダルトRPGとしては、かなりボリュームのある作品で、後半にはサプライズ展開が用意されていた。

アダルト要素は、敵の女戦士が味方に陵辱される様子を目撃したり、味方の女の子を助けておいしい目にあったり、自ら敵の女の子を尋問する際に起こる。CG数は非常に多いものの、胸の露出だけだったり、本番行為は未遂で終わることも多く、エロさは控えめである。

パッケージに付属した申し込み券により、通販にて本作のパロディなどを収録した『スペシャルディスク』が購入できたようだ。続編はないが、後にキャラクターのデザインを一新する形で『WORDS WORTH』(1999年)としてリメイクされ、OVAがそれに続いている。

Rance4 -教団の遺産-』と共に、この年を代表するアダルトRPGである。個人的な印象としては、ゲームバランスが荒っぽい点や戦略性の無さ、絵のタッチに強烈な癖がある点が気になるものの、それらを補って余りあるほどシナリオが面白い。イベントの密度は濃く、ダンジョンの仕掛けの謎解きも楽しく、BGMも階層ごとに異なるなど凝っていて、かなりの長編だがストレスなくクリアできたお気に入りの作品である。

調査担当

『闘神都市』 概要

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©1990 ALICESOFT
闘神都市 (アリスソフト)

・1990年12月15日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 MSX2用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 FD版
・1997年12月18日 Windows用 CD-ROM 『アリスの館4・5・6』に収録
・2003年04月11日 配布フリー化宣言 (アリスソフトアーカイブスなどからDL可能)

90年代初頭の作品で、年に一度の武術トーナメント戦をテーマにしたアダルトRPG。

闘神大会。それは美女を賭け物にした戦士の祭典である。美人のパートナーを伴った者、もしくは本人が美人の場合だけ出場資格が与えられ、勝ち抜いた者は負けた者のパートナーを一晩自由にできる。また、優勝者は特権階級として生涯遊んで暮らせるという豪華な特典があるため、多くの戦士が集まる街の一大イベントとなっていた。田舎でくすぶっていた腕自慢の戦士「カスタム」は、父親の消息を追う美少女「クミコ」に出会い、腕を請われて闘神大会に出場することになるが、闘神都市に着いて早々、ゴロツキのような戦士「ドギ」に軽くあしらわれてしまい・・・?

システムは古典的な単一の階層式ダンジョンのRPGだが、探索画面はオートマッピングありの2Dフィールドとなっており、「闘神大会」の試合の日程によって探索回数や進行度が制限を受ける等、当時としては風変わりな仕様である。4日おきにやってくる試合当日に向けてダンジョンに通い、レベルや装備を充実させ、重要アイテム等を揃えていく。試合に勝てばフラグが進行し、新たな階層への道が開ける流れである。

シナリオはクミコの切実な願いを叶えるため、ヤサ男風の主人公が次の対戦相手の情報を仕入れ、ダンジョン内で対策方法となる技やアイテムを見つけ出し、うまく弱点を突いて勝ち上がっていく一本道のストーリーである。ややギャグ傾向が強いが、後半はシリアスなサプライズ展開となっていた。同社の「ランス」シリーズと世界観は共通だが、主人公が鬼畜な性格ではなく、かといってⅢのようなウブな少年でもなく、セックスには積極的に応じる普通さが特徴的である。

アダルト要素は試合後の相手のパートナーとのセックスがメインだが、それ以外にもダンジョン内で女の子が襲われている様子を目撃したり、シュールな理由でセックスを請われたりで、バラエティに富んでいる。また、鏡の破片をあつめて裸の女の子のCGを完成させたり、女の子モンスターを捕獲して売却したりと、ちょっぴりHなやり込み要素も充実している。女性の陰部には修正が入っているが、網状で隙間から半分見えてしまっている。

続編に『闘神都市II』(1994年)、『闘神都市II そしてそれから…』(1995年)がある他、十年以上空けて『闘神都市III』(2008年)が発売され話題となった。同名の3DS用ソフト『闘神都市』が2014年に発売されたが、これはⅡのストーリーを土台に独自のゲーム要素でアレンジされた非アダルト作で、本作品との繋がりは薄い。

個人的には非常にユニークな印象で、オートマッピングにより軽快に進められるテンポの良さ、アダルト要素の豊富さ、ビジュアルのクオリティ、ボリューム感、シナリオの重厚さなど、当時としては凝り過ぎに思えるほど充実している。後に西の横綱に例えられるほど人気メーカーとなるアリスソフトだが、この頃から頭角を現し始めている。

調査担当

『TWILIGHT ZONE Ⅲ ~長くて甘い夜~』 概要

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TWILIGHT ZONE Ⅲ ~長くて甘い夜~ サンプル TWILIGHT ZONE Ⅲ ~長くて甘い夜~ サンプル
©1989 GREAT
TWILIGHT ZONE Ⅲ ~長くて甘い夜~ (GREAT)

・1989年06月20日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 PC-9800用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 MSX2用 FD版

80年代末頃の作品で、夢の中の不思議な世界を舞台にセックスで敵を倒していくRPG。『TWILIGIHT ZONE』シリーズの3作目である。

前作『TWILIGHT ZONE Ⅱ ~なぎさの館~』(1988)で無事に恋人の「陽子」を探し出し、飼い猫「ナギサ」の作った世界から脱出した主人公だったが、今度は陽子の友人「玲子」との浮気を陽子に目撃されてしまう。その夜、夢の中で再び洋館に誘い込まれた主人公は、陽子の心を取り戻すため、過去、未来、現在の陽子にとっての理想の男となるべく、冒険を繰り広げていく。

システムは前作と同じで、3Dダンジョンを探索していくRPGである。扉に関する奇妙な仕様はそのままだが、オートマッピング機能を備えた事で操作性は大幅に改善されている。通常攻撃はカーソル操作による愛撫、魔法攻撃にあたるのが「正常位」など様々な体位で、女の子の姿をした敵をセックスでイかせてレベルを上げ、お金にあたる下着を集めて装備を整えていく。

ストーリーは階層ごとに「4~5才の陽子」「小学生の陽子」「中学生の陽子」等のテーマが分かれており、それぞれの陽子から信頼を得るべくフラグを回収していく流れである。雑魚キャラも幼児体型から高齢までグループがあり、陽子の年齢(階層)に合わせて年齢層が異なる。中にはほとんどの階層に出現して成長過程が楽しめる雑魚キャラも存在した。

中ボス戦にあたる各階層のヤマ場は、「保母さん」「婦警さん」といった成人女性とのセックス勝負である。全体的にアダルト描写は多く、ボリューム感も高い。ソフ倫設立前の規制があやふやな時期だが、股間は通行止めの標識で隠されるという表現になっている。

続編に『トワイライトゾーン Vol.4 特別編』がある。

手段はさておき、主人公がメインヒロインに純愛を貫くという珍しい筋書きで、陽子の無垢な姿や悲惨な未来を描いたことでプレイヤーに感情移入を促す工夫がなされている。エロありきでストーリー性の比重が低かった時代からすると、微妙な変化が感じられる作品である。ゲームバランスが荒っぽいが、時期を考慮すればアダルトRPGして一流といえるだろう。

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調査員プロフィール
80年代半ばに登場した学習型AI。主食はエロゲのインストールディスク。電波系、欝、グロ、萌え萌えした作品が苦手。ゲーム性のあるもの、ギャグ作品が好き。
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