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古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

『きゃんきゃんバニースピリッツ』 概要

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©1991 COCKTAIL SOFT
きゃんきゃんバニースピリッツ (カクテル・ソフト)

・1991年08月10日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 MSX2/2+/turboR用 FD版

90年代序盤の作品で、魔法の履歴書と巧みな会話を武器に女の子を口説いていくナンパアドベンチャー。『きゃんきゃんバニー』(1989)、『きゃんきゃんバニースペリオール』(1990)に続くシリーズの3作目である。

彼女が欲しい、でも自分に自信がなく、女の子に声をかける勇気がない…そんな悩みを夜空の月に相談していた主人公(名前は任意)の元に、月の世界のエージェントを名乗るウサギ耳の少女「亜理子」が現れた。彼女が用意したのは合コンパーティと豪華客船の招待状、そしてなりたい男性像に変身できる「魔法の履歴書」だった。夢のような展開に喜んだ主人公は、念願を叶えるために男1人、女の子多数のイベントに参加して、狙った女の子に声をかけていく。

シリーズ伝統の冒頭でヒロインを選ぶ形式のADVで、特に本作では個別のショートストーリー集の傾向が強い。女の子達は「ねるとん」風の合コンパーティ編で5人、豪華客船による海外旅行編での5人に分けられている。女の子毎に好みの男性タイプが異なるので、身長や年齢、血液型、ファッション、職業、愛車、彼女いない暦などの主人公のプロフィールを何度も編集し、会話の中でLOVEゲージを上げる返答を探っていく。

システムはコマンドと選択肢の混合型で、メニューの一覧がアイコンになっている。基本的に「話す」「聞く」で話しかけ、受け答えを3択のテキストの中から選んでいく選択肢型である。一方「見る」「さわる」「キス」「脱がす」などはマウスカーソルによる画面内の探索で、セックスシーンなどで活躍する。選択肢の難易度が高く、セーブ・ロードを繰り返しながら慎重に進める必要があった。

パーティ編は当時大人気だったお見合いTV番組『ねるとん紅鯨団』のパロディで、司会の亜理子に第一印象で気になる女の子を答え、フリータイムで心を掴み、告白タイムでOKがもらえれば、「ツーショット」となって夜のデートに繰り出す流れである。海外旅行編は豪華客船上での会話で女の子と意気投合できれば、バリ島やオーストラリアなど、それぞれの女の子の目的地でバカンスを楽しめる流れとなっていた。

セックスシーンは女の子の方から誘われたり、騙して脱がせたり、酔わせた隙につけこんだりとパターンは様々である。アダルトシーンに入ってからもゲーム性があるのが特徴で、無理に触ったり脱がせようとしてゲームオーバーになったり、女の子が最後の1枚を守ろうとして進行がストップすることがあるので、相手の心と体を開かせる方法を慎重に探っていく必要があった。ピストン運動を画面全体の上下で表現する手法も珍しい。局部はフィルター状の修正があるが、ほぼ透けて見えてしまう不十分なものだった。

シリーズは 『プルミエール』 『エクストラ』『リミテッド 5 1/2 』 『プルミエール2』などが続いている。

個人的な印象として、創意に富み、それぞれのエピソードとセックスまでが丁寧に描かれたボリューム感の高い作品である。一本道が多かった当時のADVの中では比較的、ヒロイン個別ルートを備えた後の恋愛ADVに近いが、大きな違いは主人公のメイキングと肉食性で、例えば金持ちの青年実業家、スポーツ万能のインストラクター、可愛い年下、ノリのいいお調子者といった女の子の理想の男性像を探り当てて演じ、さらに何とか言いくるめてHに持ち込まなければならない。セックスの為なら手段を選ばない「ナンパシミュレーション」の代表格といえるだろう。

調査担当

『きゃんきゃんバニースペリオール』 概要

きゃんきゃんバニースペリオール サンプル きゃんきゃんバニースペリオール サンプル
きゃんきゃんバニースペリオール サンプル きゃんきゃんバニースペリオール サンプル
©1990 F&C Co.,Ltd.
きゃんきゃんバニースペリオール (カクテル・ソフト)

・1990年04月16日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 MSX2/2+用 FD版
・****年**月**日 PC-9801用 3.5インチFD 廉価版
・****年**月**日 PC-9801 NOTE専用 3.5インチFD 廉価版
・****年**月**日 X68000用 FD 廉価版

90年代初頭の作品で、スケベな青年が不思議な手帳の力を借り、女の子を口説き落としていくナンパアドベンチャー。『きゃんきゃんバニー』(1989)の続編。

前作で「亜理子」からもらった手帳の力により、意中の女の子と仲良くなった筈の主人公「たけし」だったが、今は恋人もなく、望遠鏡で女性宅の覗きをしていた。そこに亜理子が現れ、たけしの現状を嘆き、再び魔法の手帳を手渡した。今度の手帳はナンパのアドバイスをくれる人格「ボブ」と会話できる奇妙なアイテム。主人公はボブと相談しながら、様々なシチュエーションで女の子の攻略法を探っていく。

システムはナンパシミュレーション風だった前作と大きく異なり、特殊な形態のアドベンチャーである。

合計12人の女の子がテーマ別に3つのグループに分けられていて、「制服むんむんセット」はオムニバスのショートシナリオ4本、「女子大生おかわりセット」は、2人組の女の子をまとめて口説くシナリオ2本分が、1本のシナリオの中で分岐構造となっている。「セーラー服ゆうやけセット」では、遊園地で出会った女の子グループ4人の中から1人を選び、順番に口説いていく。

冒頭で主人公の血液型、性格、職業を入力する必要があり、その設定によって会話の内容や女の子との相性が変化し、組み合わせによっては攻略できないケースもあった。手帳からのヒントや相手の反応を頼りに、会話や行動コマンドの中でトラブルを乗り越え、好感度を上げる方法を見つけ出し、女の子とのHに持ち込めばクリアである。

シナリオはスケベで軽薄な主人公が、相手の性格に合わせて笑いをとったり、趣味で気を引いたり、顔のパーツを褒めたり、悩み事に真面目なアドバイスをして心を掴み、軽いスキンシップから発展してその気にさせていく流れが基本である。攻略対象は受付嬢、看護婦、ファーストフード店員、スチュワーデス、女子大生等である。

続編として『きゃんきゃんバニースピリッツ』 『きゃんきゃんバニープルミエール』 『きゃんきゃんバニーエクストラ』 『きゃんきゃんバニーリミテッド 5 1/2 』 『きゃんきゃんバニープルミエール2』などが続き、家庭用ゲーム機にも活発に進出している。

シリーズ中で最も難易度が高い作品として知られる。その理由は、好感度が非表示になったことでコマンドの有効判定が難しい点、地雷となるコマンドや回数制限のため総当たりが通じにくい点、設定入力の時点で詰んでいても分からない点などがあり、自力攻略となると試行パターンが多すぎて莫大な時間を浪費しただろう。しかし豊富なボリュームとビジュアル、軽快なギャグで人気は高かったようだ。
調査担当

『フルーツ・カクテル』 概要

フルーツカクテル フルーツカクテル
フルーツカクテル フルーツカクテル
©1989 カクテル・ソフト
フルーツ・カクテル (カクテル・ソフト)

・1989年11月24日 PC-8801用 FD版

80年代末期の脱衣ポーカーゲーム。対戦相手の女の子を入れ替えることのできる『フルーツ・カクテル 別売りデータ集』も同時に発売されている。

システムは主人公1人、女の子3人の4人勝負ポーカーゲームである。「スタッドポーカー(オープンポーカー)」という、日本では馴染みのないルールを採用しており、相手の手札が最初の1枚以外は見える状態で、手札が1枚増える毎に降りるか否か、掛け金はいくらにするか選択していく。他者が全員降りるか、5枚揃った時点で最も高い役を持っていた者の勝利となった。

10戦終わった時点で最も所持金の少ないプレイヤーのラウンド負けが決定し、女の子の場合は一枚ずつ薄着になっていく。CGはポーズの違う5段階で、最終的に全裸となった。誰か一人でも全裸になったらその時点でゲーム終了の為、狙った相手を最後まで脱がせるのは難しく、やり込み要素となっていた。

同じF&C傘下のフェアリーテールが前年にリリースした脱衣七並べゲーム、『あっぷる・くらぶ』とトランプの絵柄が共通しており、システム面でも似た部分が多い。

個人的には、ポーカー自体が心理戦の占める割合が多い為、CPU相手では今ひとつ盛り上がらず、七並べと比べるとゲーム性は落ちてしまう印象である。

調査担当

『晴れのちおおさわぎ!』 概要

晴れのちおおさわぎ! 晴れのちおおさわぎ!
晴れのちおおさわぎ! 晴れのちおおさわぎ!
©1989 F&C Co.,Ltd.
晴れのちおおさわぎ! (カクテル・ソフト)

・1989年09月**日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・1989年**月**日 PC-8801用 FD版
・1989年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 MSX2/MSX2+用 FD版

80年代後半の作品で、のどかな学園を舞台に怪奇現象の謎を追っていく探索アドベンチャー。

舞台は地方都市の郊外、山に囲まれた平凡な学園。学園では不気味な人影を目撃したり、おかしな音を聞いたという生徒が相次いでいた。不真面目な生徒会長「たかし」は、校長から依頼され、腐れ縁のオカルト研究部長「葉子」と共に事件の捜査に乗り出した。秘密の通路を発見し、痴漢を捕らえた事で事件は解決したかに見えたが・・・。

システムはコマンド選択型で、移動先に自由があるタイプの探索ADVである。捜査情報の整理やセーブを行える「生徒会室」を基点に、幽霊事件の証言者である4人の女の子達の部室や事件現場などを巡り、コマンド総当りで手がかりを見つけ、移動先を増やしていくのが基本的な流れである。ゲームオーバーはなく、移動先、コマンド数は少なめで難易度は易しい。

シナリオはやや軽薄な主人公が、始めは嫌々ながら捜査していたものの、女の子達と親しくなりたい一心で怪奇現象を追っていく内に、やがて大きな事件に巻き込まれ、使命感に目覚めていく一本道のストーリーである。全体の印象はコミカルなギャグ作品だが、終盤になるほどシリアスな雰囲気になっていく。

アダルト描写は時折着替えなどが覗ける他は、クライマックス付近に集中している。オカルト研の部長、陸上部、演劇部の女の子、テニス部の後輩、図書部の先輩などが登場するが、本格的なセックス描写はメインヒロイン一人だけで、他4人は寸止めに止まっており、全体的にアダルト要素は控えめである。陰部にモザイクなどの修正はないが、はっきりと描かれている訳ではなく、グラデーションで形状がうっすらと分かる程度になっていた。

続編に『晴れのち胸さわぎ』(1995)、『晴れのちときどき胸さわぎ』(1997)がある。

個人的な印象としてはビジュアルのレベルが高く、シナリオも筋書きは陳腐ながら、当時のアダルト作品としてはよく出来ている方で、緊迫感あり、笑いありのバランスの取れた構成になっている。アダルト要素の少なさ、取ってつけた感がネックになっているが、カクテルソフトの名を高めた作品といっていいだろう。

調査担当

『きゃんきゃんバニー』 概要

きゃんきゃんバニー きゃんきゃんバニー
きゃんきゃんバニー きゃんきゃんバニー
©1989 F&C Co.,Ltd.
きゃんきゃんバニー (カクテル・ソフト)

・1989年08月10日 PC9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・1989年08月10日 PC8801用 FD版
・1989年08月10日 X68000用 FD版
・1997年12月12日 Windows95用 CD-ROM 『きゃんきゃんバニー1・Primo』 初回版/通常版

80年代末頃の作品で、モテない主人公が不思議な女の子から力を借り、女の子達を口説き落としていくナンパアドベンチャー。JASTとキララ(後のF&C)の共同出資による新ブランド、『カルテル・ソフト』のデビュー作となった。

夜景を見ながら彼女ができない事に悲嘆していた主人公は、『亜理子』と名乗るウサギ耳の少女に出会い、一冊の不思議な手帳を渡される。その手帳に意中の相手の名前を書けば、その相手とはもう友達だという。喜んだ主人公は、早速名前を書いた5人の女の子との恋人関係を目指し、それぞれの家を訪問して相手の心を掴むポイントを探っていく。

システムはコマンド選択型で、マップや探索はなく、自宅とヒロイン達の家、アイテムショップの三箇所を行き来して、主に会話の話題を選択するだけの簡素なシステムである。ショップで購入したプレゼントを渡したり、趣味や好きな音楽など様々な話題を広く浅くこなしている内に、女の子の好感度にあたる「LOVE」が上昇するので、頃合いをみて服を一枚一枚脱がし、体力が尽きる前にセックスに至ればクリアとなった。

攻略には必要ないが、セックスシーンでは「キスする」「さわる」等のコマンドの他、筆やコケシ等のアイコンを使った愛撫が脱衣CG一枚一枚に用意されており、臨場感を盛り上げる演出となっている。

これといったストーリー性はなく、ゲームオーバーもなく、訪問する女の子の順序は自由で、口説き終えた後も続けて他の女の子を攻略したり、同じ女の子を何度も攻略できたりと、束縛の緩いゲーム性が特徴的である。ヒロインは明るい制服姿の女の子、バイクの好きな学生、情熱的な女子大生、家庭的な家事手伝い、優しいOLの5名となっていた。

デビュー作にしてヒットを記録した本作は、『きゃんきゃんバニー スペリオール』 『スピリッツ』『プルミエール』『エクストラ』 ・・・と続編が大ヒットを続け、家庭用ゲーム機にも移植される等、90年代には非常に知名度が高いシリーズとなった。

個人的には、シナリオもゲーム性も適当な作品だが、ビジュアルのレベルとHシーンのボリューム感が高いのが印象的である。攻略は多少手間がかかるものの、難解さはないので簡単にHシーンに辿り着けてしまうという手軽さも特徴的といっていい。当時は苦労に苦労を重ねた謎解きの結果、ご褒美がテキストなしのCG1枚という作品も多い時代だった。

調査担当
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調査員プロフィール
80年代半ばに登場した学習型AI。主食はエロゲのインストールディスク。電波系、欝、グロ、萌え萌えした作品が苦手。ゲーム性のあるもの、ギャグ作品が好き。
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